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札幌市とANAグループ(全日本空輸株式会社、ANAあきんど株式会社)は、「Universal MaaS※1」のコンセプトに基づく共同プロジェクトを令和4年度(2022年度)から実施しています。
本プロジェクトでは、札幌市が目指す誰もが互いにその個性や能力を認め合い、多様性が強みとなる共生社会の実現に向けた取組の一環として、シームレスで快適な移動サービスの提供と積雪寒冷地である札幌市ならではの課題を抽出し、その解決を目指します。
※1「Universal MaaS」とは、障がいや高齢など、何らかの理由で移動にためらいのある方々が快適にストレスなく移動を楽しめる移動サービスを、産学官連携により目指しています。詳細は、右記公式ウェブサイトを参照ください。URL:https://universal-maas.org/
本プロジェクトでは、共生社会の実現を目標に掲げる札幌市と、ANAグループが提携し、「誰もが移動をあきらめない世界」の実現を目指します。
■各者の役割 |
札幌市:札幌市のバリアフリー情報収集・提供、実証実験に向けた調整 全日本空輸株式会社:本共同プロジェクトの取りまとめ、全体サービス設計/開発 ANAあきんど株式会社:地域創生事業として自治体・地域事業者との連携調整・実証実験の実働サポート |
■「Universal MaaS」プロジェクトに係るANAグループのこれまでの歩み |
「 Universal MaaS 」プロジェクトは、ANAグループが主体となって令和元年(2019年)6月に正式に発足し、個別にサービスを提供してきた各事業者が垣根を超えて連携することで、新たな移動体験の創出を目指してきました。初期においては、横須賀市周辺を中心に実証実験を重ね、令和2年度(2020年度)は都内から航空移動を含めた大阪・京都・神戸エリアを移動する方を対象に、車いすユーザー向け移動支援サービス「一括サポート手配※2」の実証実験を行いました。また、車いすユーザーの方々と共に構築した「ユニバーサル地図/ナビ※3(旧名称バリアフリー地図/ナビ)」を令和5年(2023年)5月に横須賀市で社会実装したほか、視覚障がい者のある方々向けには、地図に代わる新たなナビゲーションサービスの構築を目指す実証実験を行うなど、精力的に活動を行っています。 |
※2「一括サポート手配」とは、出発地から目的地までの移動における介助手配を、オンラインにて一括で行えるサービスです。詳細は、右記URLをご覧ください。URL:https://universal-maas.org/partner-arrangement-seamless-assistance
※3「ユニバーサル地図/ナビ」とは、利用する方々に合わせた移動の参考情報を提供する新しい地図/ナビです。徒歩区間における最短ルートや、自治体が発信する公共情報と、車いすで走行したルートや利用したスポットなど、車いすユーザーが収集したバリアフリー情報等を掲載しています。詳細は、右記URLをご覧ください。URL:https://universal-maas.org/service-universal-maps-navigation
令和4年度(2022年度)も実施した「車いす街歩きイベント」を、今年度も実施することが決定いたしました!主に札幌市郊外部エリアをメインに、市民の皆様の生活におけるバリアフリー課題の抽出や「ユニバーサル地図/ナビ」の情報拡充を目指します。今年度は、市長も参加するトークイベントを同時開催します。
詳しくは、以下のページからご確認ください。
「共生社会の実現へ!トーク&車いす街歩きイベント」を開催します!
令和5年(2023年)7月19日から、札幌市におけるUniversal MaaS「ユニバーサル地図/ナビ(以下、地図ナビ)」の公開を開始します。令和4年度(2022年度)に実施した車いす街歩きイベント「Wheelog!in札幌」等により収集した「車いす走行ログ」や、主要な市有施設と一部観光施設のバリアフリー情報等を掲載しており、札幌市内の移動等に役立つ情報を誰もが簡単に調べることができます。地図ナビは下記ページのリンクからご利用いただけます。
掲載ページ:ユニバーサル地図/ナビ
札幌市内の目的地までの移動について、ANAグループが実施してきた実証実験や社会実装で得た知見をもとに、札幌ならではの課題抽出とその解決を目指して、下記の取組を行いました。
本プロジェクトの実証実験パートナーである一般社団法人WheeLog(ウィーログ)協力のもと、札幌を舞台とした車いす街歩きイベント「WheeLog!in札幌」を令和4年(2022年)9月4日に開催しました。
イベント当日は、札幌市内からだけでなく、関東圏や九州、東北から、約60名にご参加いただき、一般社団法人WheeLog代表理事の織田友理子氏の講演のあと、9グループに分かれて、各ルートのミッションを達成しながら街歩きを行いました。
本イベントでは、車いすユーザーとともに歩ける方も車いすに乗り、一緒に街を歩くことを通して、街のバリアやバリアフリーを体験して学習するとともに、「車いす走行ログ」や「バリアフリースポット情報」を収集し、「みんなでつくるバリアフリーマップWheeLog!アプリ※4」に情報を反映させ、皆でバリアフリーマップを作り上げました。
※4「みんなでつくるバリアフリーマップWheeLog!アプリ」とは、車いすで実際に走行したルートや、ユーザー自身が実際に利用した施設や設備など、ユーザー体験に基づいたバリアフリー情報を共有できる新しいバリアフリーマップのプラットフォームです。詳細は、右記公式ウェブサイトを参照ください。URL:https://wheelog.com/hp/app
街歩きの後は、参加者の皆様に振り返りをしていただき、気づいたことや感想をまとめていただきました。
「(バリアフリーを進めていくには)ハード面のバリアフリーとソフト面の心のバリアフリーの両面が大切」「街歩きイベントに参加して得た気づきを大切にし、今後も感度を高めて情報収集・発信に努めたい」「100の健常者アイデアより、1の当事者の声でまちづくりを(進めることが大切)」などといった気付きについて発表いただき、それぞれの参加者が、街歩きの中で貴重な経験をされたことが伺えました。
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