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更新日:2026年3月31日

毒草による食中毒に気をつけましょう

例年、山菜採りなどで誤って毒草等を採取し、食べたことによる食中毒が発生しています。
確実に判別できない山菜などは、絶対に食べないようにしましょう!

自然の豊かな北海道では、たくさんの方が山菜採りを楽しんでいます。また、山菜や野菜を庭で育て、手軽に楽しむ方も少なくありません。

しかし、山菜や野菜の中にはこれによく似た有毒植物もあり、例年全国各地で、庭や野山に生える有毒植物の誤食により食中毒が発生し、死亡事例もあります。

毒草の誤食による食中毒を防ぐために、正しい知識を身につけましょう。

 

※札幌市では、毒草の見分け方を紹介したパンフレット「庭や野山の毒草ハンドブック」を作成しています。保健所及び各区保健センターで配布していますのでお役立てください。電子版パンフレット:「庭や野山の毒草ハンドブック」

※令和8年4月24日(金曜日)、25日(土曜日)に北海道立衛生研究所で北海道と札幌市の共催による「春の山菜展」を開催いたします。見るだけでなく、臭いをかいだり、触れたりして毒草と山菜の違いを学ぶことができます。

予防のポイント

食べられるかどうかの判断のつかない野草は「採らない」「食べない」「人にあげない」でください!

  • 山菜と毒草が混生している場合もありますので、一度に大量に採らないようにしましょう。
  • 料理する前にもう一度、食べられる山菜かどうかをひとつひとつ確認しましょう。
  • 採った山菜をみだりに人に譲ることはやめましょう。
  • 食べて体に異常を感じた時は、一刻も早く医療機関で診察を受けてください。
    また、食べたものを持参し、症状を医師にきちんと説明してください。

※エキノコックス症に注意しましょう。

  • 野山では、沢水などの生水を飲まないようにしましょう。
  • 山菜などは、水道水でよく洗い、生で食べないようにしましょう。
  • 野山に出かけた時は、よく手を洗いましょう。

観賞用植物の誤食にも注意

  • 観賞用直物には食べると有毒なものもあります。野菜などの食用植物と一緒に栽培しないようにしましょう。
  • 子どもや高齢者が誤って食べてしまわないように注意しましょう。
  • 食用として植えた覚えのない植物は食べないようにしましょう。

観賞用植物の誤食を防ぐために

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イヌサフランの誤食に注意

死亡事例が発生しています!

特に4月から5月にかけて札幌市を含む道内で、毎年のようにイヌサフランの誤食による食中毒事例が発生しています。毒性は強く、道内の事例では、誤食により体調不良となった方のおおよそ2人に1人が亡くなっています。
中毒事例の多くが、イヌサフランをギョウジャニンニクと誤認して食べたことによるものと考えられます。

イヌサフランとは?

イヌサフランは、庭や歩道の植え込みなどでも育てられている身近な観賞用植物で、コルチカムともよばれています(写真)。葉、球根など全体に猛毒のコルヒチンを含み、春に葉が展開し、秋には花のみが地面から現れます。中毒を起こすと、嘔吐、腹痛、下痢、けいれん、呼吸のみだれといった症状を発症し、死亡することもあります。

イヌサフランの葉(春)イヌサフランの花(秋)

左:イヌサフランの葉(春) 右:イヌサフランの花(秋)

イヌサフランとギョウジャニンニクの違い

ギョウジャニンニクとイヌサフランの見分け方は、いくつかありますが一番確実なのは「匂い」の確認です。ギョウジャニンニクの葉はちぎるとニンニク臭がしますが、イヌサフランは無臭です。ニンニク臭がしなければ絶対に食べないでください。

イヌサフランとギョウジャニンニクの違い
  イヌサフラン ギョウジャニンニク
葉の臭い 無臭 (ちぎると)ニンニク臭
葉の光沢 あり 無し
茎の根本 緑色(赤っぽいものもある) 赤紫色(はかまの色)
根の形状 球根 ひげ根

臭いを確認するのが判別に重要

イヌサフランとギョウジャニンニクの違い

イヌサフランとギョウジャニンニクを同じ場所に植えないで

死亡事例では、庭に植えたイヌサフランをギョウジャニンニクと間違えて食べてしまったと考えられるケースが多くみられます。

下の写真は、イヌサフランとギョウジャニンニクを混栽したもので、赤矢印がイヌサフランですが、混ざってしまうと判別は極めて難しくなります。
誤食を防止するために、イヌサフランとギョウジャニンニクを同じ場所には植えないようにしましょう。

イヌサフランとギョウジャニンニクの混栽

代表的な毒草と似ている山菜等

※詳しくはそれぞれのリンク先の「庭や野山の毒草ハンドブック」をご覧ください。

毒草 似ている山菜等 中毒症状
スイセン(PDF:306KB) ニラ おう吐、下痢、けいれん
チョウセンアサガオ(PDF:349KB) ゴボウ、モロヘイヤ のどの渇き、おう吐、瞳孔拡大、呼吸困難
トリカブト(PDF:523KB) ニリンソウ、シャク、ヨモギ 口のしびれ、呼吸困難、心臓まひ
フクジュソウ(PDF:575KB) シャク おう吐、呼吸まひ、心臓まひ
ドクニンジン(PDF:498KB) シャク 中枢神経興奮、運動まひ、呼吸困難
バイケイソウ(PDF:433KB) ギボウシ 口のしびれ、血圧低下、めまい
ドクゼリ(PDF:432KB) セリ 血圧上昇、おう吐、けいれん、呼吸まひ
スズラン(PDF:424KB) ギョウジャニンニク、ユキザサ、アマドコロ おう吐、頭痛、呼吸まひ

 

北海道立衛生研究所のホームページで有毒植物の見分け方のポイントについての動画を公開しています。どうぞご覧ください。

 

毒草による食中毒の発生事例(札幌市)

発生年月 原因毒草 患者数 原因施設
昭和58年4月 トリカブト 5名 飲食店
平成5年5月 スイセン 4名 家庭
平成8年5月 スイセン 2名 家庭
平成9年4月 ドクニンジン 1名 家庭
平成9年4月 ドクニンジン 1名 家庭
平成10年5月 スイセン 3名 家庭
平成12年8月 チョウセンアサガオ 5名 家庭
平成14年10月 ユウガオ 3名 家庭
平成14年10月 チョウセンアサガオ 3名 家庭
平成21年4月 トリカブト 2名 家庭
平成22年7月 チョウセンアサガオ 4名 家庭
平成25年6月 イヌサフラン 1名 家庭
平成27年6月 イヌサフラン(推定) 1名 家庭
令和6年4月 イヌサフラン(推定) 2名 家庭

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相談窓口

食中毒については、札幌市保健所食の安全推進課、広域食品監視センター又は各区保健センター健康・子ども課にご相談ください。

関連情報

厚生労働省ホームページ
有毒植物による食中毒に注意しましょう
自然毒のリスクプロファイル

北海道立衛生研究所ホームページ
有毒植物に注意!!

山菜採りで山に入る方への情報提供
ヒグマ対策(札幌市環境局)

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このページについてのお問い合わせ

札幌市保健福祉局保健所食の安全推進課

〒060-0042 札幌市中央区大通西19丁目 WEST19ビル3階

電話番号:011-622-5170

ファクス番号:011-622-5177

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