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更新日:2018年7月30日

クドアによる食中毒

近年、全国的に魚介類、特に生食用養殖ヒラメを食べてから数時間程度で一過性の嘔吐や下痢などを発症し、軽症で終わるという原因不明の食中毒事例が報告されています。
これらの事例の原因として、クドア属の寄生虫kudoa septempunctata(クドア・セプテンプンクタータ)」(以下、「クドア」という。)の関与が報告されています。

クドアとは、何ですか?

クドアは、主にヒラメの筋肉に寄生する粘液胞子虫です。
その生態はよくわかっていませんが、一般にゴカイ等の環形動物を介して魚に感染すると考えられており、魚の筋肉部分をゼリー状にしてしまう種類はあるものの、ヒトや哺乳類には寄生しないとされています。また、ヒトの体内で成育することはありません。

すべてのヒラメが感染しているのですか?

販売されているすべてのヒラメが寄生虫に感染しているものではありません。
クドアは特定の条件下で飼育(養殖)されたヒラメに感染していることが確認されており、天然では感染する可能性は低いと考えられています。
養殖のヒラメであってもクドアが寄生しているヒラメの率はおおむね低く、寄生していたとしてもクドア(胞子)の数は必ずしも多いとは限りません。
クドアの病原性については、クドア(胞子)を多数摂取した場合にのみ発症するのではないかと考えられています。

どのような症状が出ますか?

クドアが寄生したヒラメの刺身を食べた後、数時間程度(4~8時間程度)で下痢、嘔吐、胃部の不快感等の症状が見られますが、症状は軽度で速やかに回復し、回復後には後遺症もないとされています。
なお、これまでの事例から、クドアが寄生したヒラメを生で食べても、必ず発症するものではありません。また、人から人への感染の心配もありません。

食中毒の予防対策は?

クドアは冷凍(-15℃~-20℃で4時間以上)または加熱(中心温度75℃以上で5分以上)することにより病原性を示さなくなることが確認されています。

その他

発症のメカニズムなど不明な点もあり、引き続き調査・研究が行われることから、今後の情報にもご注意ください。

 

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