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腸内細菌や海洋由来の海洋細菌などの「ヒスタミン産生菌」が食品中に作り出した「ヒスタミン」という化学物質が原因で起きるのがヒスタミン食中毒です。この食中毒はアレルギーのような症状を起こすのが特徴です。
札幌市内では、平成30年に入り、マグロ刺身やさんまの干物を原因食品とする食中毒が発生しています。
不適切な温度管理や長期保存により食品中で増えた「ヒスタミン産生菌」が、赤身の魚に多く含まれるアミノ酸「ヒスチジン」から「ヒスタミン」を作り出します。この「ヒスタミン」が蓄積された食品を食べることで食中毒となります。
食品中でヒスタミンが増えても、外観の変化や臭いはないため見た目ではわかりません。
ヒスタミンは熱に強く、加熱しても分解されないため、一度生成すると取り除くことはできません。
主にマグロ、カツオ、サバ、イワシ、アジなどの魚及びその加工品
※海外では、ワインやチーズなどでも発生事例があります。
発生年月 | 原因食品 | 患者数 | 原因施設 |
---|---|---|---|
平成21年1月 | まぐろのごまフライ | 279名 | 飲食店(学校) |
平成29年6月 | 不明 | 1名 | 不明 |
平成30年1月 | マグロの刺身 | 35名 | 魚介類販売業 |
平成30年6月 | さんまの干物 | 4名 | 魚介類販売業 |
食中毒については、札幌市保健所食の安全推進課、広域食品監視センター又は各区保健センター健康・子ども課にご相談ください。
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