ホーム > 健康・福祉・子育て > 健康(からだ・こころ) > 感染症・予防接種 > 感染症 > 医療従事者(医師・獣医師等)の皆様へのお知らせ > 【医療従事者の皆様へ】マイコプラズマ肺炎について
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(発出:令和6年10月24日)
今般、日本呼吸器学会、日本感染症学会、日本化学療法学会、日本環境感染学会、 日本マイコプラズマ学会の5学会より合同で「マイコプラズマ感染症(マイコプラ ズマ肺炎)急増にあたり、その対策について」の提言が出され、マイコプラズマ肺炎に関する一般の方及び患者向けへの啓発・説明並びに医療者向けの留意点が示されました。
医療機関の皆様におかれましては、引き続き、管内の流行に注意していただき、手洗いの励行や咳エチケット等の感染予防策について普及啓発にご協力いただくようお願いいたします。
(発出:令和6年10月8日)
マイコプラズマ肺炎については、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10年法律第114 号)に基づく基幹定点医療機関当たりの週毎の報告数が、現行の調査手法となった平成 11 年以降、最も多い状況となっています。
この度、厚生労働省や国立感染症研究所のホームページにおいて、マイコプラズマ肺炎に関する情報提供を行っている旨、厚生労働省より通知がありましたのでお知らせいたします。引き続き、手洗いの励行や咳エチケット等の感染症予防策について普及啓発にご協力いただくようお願いいたします。
マイコプラズマ肺炎は一般にみられる肺炎で、マイコプラズマ・ニューモニエという細菌による感染症です。
感染経路は主に飛沫感染と接触感染で、患者は小児、青年期年齢層に多く、潜伏期間は感染後2~3週間程度です。
症状は発熱、全身倦怠感、頭痛、咳などで、解熱後も咳が長く続くことがあります。
重症化して入院治療が必要な場合もあります。
感染症法に基づく感染症発生動向調査において、マイコプラズマ肺炎は5類感染症(定点把握)に位置付けられており、毎週、基幹定点医療機関から保健所に、患者数が届出されています。
札幌市衛生研究所ホームページにおいて、札幌市、北海道、全国のマイコプラズマ肺炎の患者報告数などを掲載しております。
マイコプラズマ肺炎の治療にはマクロライド系の抗菌薬(エリスロマイシン、クラリスロマイシンなど)が使用されますが、2000年以降、マクロライド耐性菌が確認されており、国立感染症研究所が注意を呼びかけています。
国立感染症研究所 病原微生物検出情報 IASR Vol. 45, No.1(No. 527) January 2024
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