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札幌市では、市民の安全・安心を確保しうえで、で人とヒグマの共生を目指すため、「さっぽろヒグマ基本計画2023」を策定しています。
また、ヒグマが出没した際の対応方針を決定するために「札幌市ヒグマ対策委員会」を組織し、関係機関や団体などと協力して、対応を協議することとしています。
札幌市では、200万人近い人口を抱える大都市でありながら、豊かな自然に恵まれており、そこには数多くの動植物が生息・生育しています。
ヒグマの例外ではなく、札幌市の奥山には、古くからヒグマが生息してきました。
しかし近年、市街地やその周辺部でのヒグマの出没が増加しています。
そこで札幌市では、ヒグマによる人身事故や農業被害といった人とヒグマとのあつれきを軽減し、市民の安全・安心を確保したうえで、人とヒグマの共生を目指すことを目的に「さっぽろヒグマ基本計画2023」を策定しました。
本計画では、ヒグマの生息域と人の生活圏を分けて管理する「ゾーニング管理」という概念のもと、人とヒグマのすみ分けを目指すこととし、「人は街で、ヒグマは森で。~すみ分けによる安全・安心な暮らしを目指して~」を目指す姿(ビジョン)に掲げています。
本計画では、「電気柵を設置する」「草刈りや放棄された果樹を伐採する」「ごみの管理をする」など、ヒグマを市街地に寄せ付けないような対策をこれまで以上に強化するとともに、出没時には、出没した場所をそのヒグマの有害性を慎重に判断した上で、迅速かつ適切な対応を行っていきます。また、市民の皆さんに、ヒグマについて考えてもらうための取組も進めていきます。
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※参考:さっぽろヒグマ基本計画(旧計画)
さっぽろヒグマ基本計画ー手引き編ー(PDF:2,860KB)
「さっぽろヒグマ基本計画2023」の策定にあたり、有識者などからなる検討委員会で協議を重ねたほか、パブリックコメント・キッズコメントを実施しました。いただいたご意見の概要と札幌市の考え方については、以下のとおりです。
さっぽろヒグマ基本計画2023パブリックコメント・キッズコメント意見集(PDF:499KB)
なお、いただいたご意見は、趣旨が変わらない程度に要約しています。
その他、計画策定までの詳しい経緯等については、「さっぽろヒグマ基本計画の改定に向けた検討」のページをご確認ください。
「さっぽろヒグマ基本計画2023」では、西区三角山から藻岩山にかけて及びその周辺部を「ヒグマ対策重点エリア」と位置づけています。
「ヒグマ対策重点エリア」では、これまでの調査結果などから、複数頭のメスのヒグマが定着していることが判明しており、公園緑地や観光・レクリエーション施設が点在する当該エリアでは、人とヒグマが接触しやすく、人身事故等の発生リスクも高い環境にあり、人とヒグマのあつれきが深刻化しています。
そこで、「ヒグマ対策重点エリア」において、ヒグマにとって居心地の悪い環境を創出し、低密度化を図ることですみ分けを実現するため、「ヒグマ対策重点エリア」事業実施プランを策定しました。
「ヒグマ対策重点エリア」事業実施プラン(PDF:2,827KB)
札幌市では今年3月に「さっぽろヒグマ基本計画2023」を策定し、市民の安心・安全を確保した上でのヒグマとの共生を目指すことを目的に、ヒグマの出没対応や市街地への侵入抑制策を実施しています。
本計画の進行管理と取組実践のため、様々な立場から札幌市のヒグマ対策を協議することを目的とした「さっぽろヒグマ基本計画推進協議会」を設置しています。
開催日時 | 令和5年(2023年)12月28日(木曜日)13時30分から14時30分まで |
開催形式 | Zoomによるオンライン会議 |
議題 |
ほか |
会議資料 |
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議事内容 |
開催日時 | 令和6年(2024年)6月13日(木曜日)10時00分から12時00分まで |
開催形式 |
対面方式(傍聴はオンライン) |
議題 |
「ヒグマ対策重点エリア」事業実施プランの検討 |
会議資料 | |
議事内容 | 議事録(PDF:483KB) |
札幌市では、「さっぽろヒグマ基本計画2023」に基づき、「札幌市ヒグマ対策委員会」を組織しています。
札幌市ヒグマ対策委員会では、所轄警察署などの関係機関や、北海道立総合研究機構、北海道猟友会札幌支部などの専門家と連携しながら、ヒグマ対策の方針や出没時の対応について協議・決定を行います。
札幌市では、ヒグマの出没情報が寄せられた際、「基本行動マニュアル」に基づき、出没したヒグマの有害性やその後の対応について判断することとしております。対応の判断が困難な場合や、追払い、捕獲等の重要な対応が必要と考えられる場合には、札幌市ヒグマ対策委員会において、協議・決定を行います。また、札幌市ヒグマ対策委員会では、必要に応じて所轄警察署等の関係機関や専門家(北海道立総合研究機構、北海道猟友会札幌支部など)の意見を仰ぐこととしています。
この要綱では、札幌市が実施するヒグマ対策について、札幌市ヒグマ対策委員会が、ヒグマ出没時の情報収集、広報、人身被害の防止・追払い、防除、被害の拡大防止並びに捕獲等の対策を決定並びに実行することを定めています。
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