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ヒグマの生息域である山林に入る際に、ヒグマに出遭わないため、市街地にヒグマを寄せ付けないために、気を付けるべきことについて紹介しています。
野山に入る予定がある場合には、ホームページ等を利用して、事前にヒグマの出没情報を確認し、ヒグマが出没している場所には立ち入らないようにしましょう。
札幌市内におけるヒグマの出没情報は「ヒグマ出没情報」ページをご確認ください。
一般的に、ヒグマは人を避けて行動しています。鈴やホイッスルなどで音を鳴らして、ヒグマに人の存在をアピールしましょう(関連リンク:くま鈴の貸出しについて)。
鈴やホイッスルがない場合には、手を叩いたり大きな声を出したりするだけでも効果があります。また、複数人でおしゃべりしながら行動することで、一人のときよりもヒグマに存在を知らせやすくなります。
動画「人を避けるヒグマ」
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ヒグマが人の存在を察知して立ち去っていく様子を、2台の定点カメラが捉えたものです。 ※すべてのヒグマが、人を避けて行動することを保証するものではありません。
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山でヒグマの糞や足跡を見つけた場合は、速やかに引き返しましょう。
ヒグマの痕跡の特徴や、他の動物の痕跡との見分け方については、「痕跡の見分け方」ページをご確認ください(関連リンク:さっぽろフィールドサインハンドブック)。
万が一、ヒグマに出遭ってしまっても、慌てず、騒がず、落ち着いて、状況を判断してから行動してください。
背中を向けて走って逃げると、ヒグマは本能的に追いかけてきてしまいます。また、大声を出したり、石を投げたりすることも、ヒグマを興奮させてしまうため危険です。まずは落ち着いて、ヒグマを見ながら、ゆっくりと後ずさりをしてその場から立ち去りましょう。
子グマに近づくと、母グマが子グマを守るために攻撃してくる可能性が非常に高いです。不用意に近づくのは大変危険ですので、子グマを見つけたら近づかず、速やかにその場を離れてください。
トウガラシ成分入りのクマ撃退スプレーを噴射することで、ヒグマの攻撃から身を守ることができます。噴射距離が約5mなので、使用できるのは本当にヒグマに襲われそうなときに限られます。
※ 持ち歩く際には、すぐに使用できるよう腰などに装着しておきましょう。
ヒグマの性格は個体ごとにさまざまです。上記の対処法が、必ずヒグマとの事故を防いでくれるわけではないことに注意しましょう。
ヒグマとの事故を防ぐためには、「ヒグマに出遭わないこと」が最も重要です。
ヒグマが、人が持ち込んだ食べ物や山に残されたごみを食べてしまうと、人につきまとったり、市街地に出没したりする可能性があります。危険なヒグマを生み出さないためにも、食べ物やごみは放置せず、必ず家に持ち帰るようにしましょう。
※ 生ごみだけでなく、空き缶やペットボトル、弁当の容器などもヒグマを誘引する要因となります。
※ ヒグマの嗅覚は非常に優れているため、土に埋めるだけでは掘り返されてしまいます。ごみは家に持ち帰りましょう。
ヒグマがかじった跡のついた空き缶
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