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No |
相談者 対象の子ども 相談項目 |
相談の概要 |
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1 |
本人 小学生 いじめ |
「いじめられているので学校に行きたくない。」と約20回にわたり電話で相談してくれた男の子。本人のペースに合わせ、「それは辛かったね」と気持ちを受け止めつつ、改善の方法について一緒に考える姿勢で寄り添うようにしていました。 相談が続いたある日、幼い頃から場面緘黙(かんもく)症のため家族以外の人と話せず、そのためにクラスメイトに誤解され意地悪をされていたことなど、本人の“本当に伝えたいこと”が見えてきました。 今は、家庭と学校が連携し、先生が本人を理解し、周りの生徒にも伝わる工夫をしてくれたことで本人の安心につながっています。 |
2 |
本人 高校生 家庭生活 |
ネットで知り合った遠方の成人男性と毎日のようにメールや電話をしていたが、相手の男性が写真の交換をしようと自分の写真を送ってきたため、別人の写真を送り、嘘をついたことを後ろめたいと思い、メール相談をしてきたとのことでした。 このような行為は身の危険を招く恐れがあるため、できるだけ具体的にネット事故の被害事例をあげて危険性を伝え、相手の男性には絶対に会ってはならないと伝えました。 最後のメールで「ありがとうございました。やはり危険ですね。別れます。」と理解を得ることができました。 |
3 |
保護者 小学生 学校生活 |
クラスの児童数人が「先生の言うことを聞かない」「乱暴する」「暴言を吐く」といった授業妨害をし、その様子を見て息子が体調を崩すことが多くなり、学校に行けなくなるかもしれないと母親から電話相談がありました。 後日、この母親を含む保護者数人が来所し、十分とは言えないものの学校の対応に一定の評価をし、クラスが落ち着きを取り戻すために協力したいとの思いを受け、アシストからはその気持ちと願いを丁寧に学校に伝えるよう助言するとともに、体調を崩した子の救済という観点から調整活動に入ることも可能と伝えました。 数日後、母親から、「校長先生と話し、状況改善に向けた共通の認識や役割分担を確認することができた。」との報告がありました。 |
※プライバシーを守るため、事例は加工して掲載しています。
No |
相談者 対象の子ども 相談項目 |
相談及び調整の概要 |
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1 |
本人・保護者 中学生 子どもと教師の関係 |
部活の顧問の先生の指導が厳しすぎるため、これからも部活を続けたいが先生が怖く強いプレッシャーを感じているとの相談がありました。母親にも相談しましたが、本人に更にきつく当たられることを心配し、母親も面と向かって顧問の先生や校長には相談しにくいとのことでした。 調査員が中学校を訪問し、相談者については匿名のままで、学校長に対して訴えの内容を説明しました。学校長からは、「顧問の先生には実績や熱意があるが、指導のあり方には問題があったので善処したい。」との返答があり、その内容を母親に伝えたところ、学校長に対する信頼が増し、母親が改めて直接学校長と相談することになりました。その後、本人が顧問の先生から褒められて、とても喜んでいるとの報告がありました。 |
2 |
本人・保護者 小学生 子どもと教師の関係 |
発達障がいのある児童が、校外学習の際に他校の低学年児童に暴言を吐き、それを見た他クラスの先生が強く叱責したため、その先生のことを非常に恐れ学校に行き渋るようになったとの相談が、母親からありました。 両親は学校に対し、先生による体罰があったとして謝罪を要求し、学校側は指導に行き過ぎがあったかもしれないが体罰は無かったとしたため、双方の関係が悪化し、調整活動に入ることとなりました。 調査員が小学校を訪問し、「発達障がいのある子どもの特性を理解し、体罰があったことを子どもに謝ってほしい。」という本人と両親の要望を伝えました。学校長からは、「本人に発達障がいがあることについて、学校全体で認識を共有できなかったことは問題であった。先生の指導は体罰とまでは言えないが、感情的かつ威圧的な指導により、本人に怖い思いをさせてしまったことは反省すべきで、先生から本人に謝罪する場を設けたい。また、本人の特性を踏まえた対応の在り方について、保護者を交えて検討していきたい。」との返答がありました。 その後、学校長立会いの下で、先生が本人に対し怖い思いをさせたことを謝罪し、本人は「謝ってもらえてよかった。気持ちが楽になった。」といい、登校を再開しました。また、後日、両親も学校長と面談し、本人の非を認めつつ、力づくの指導ではなく言って聞かせる対応を要請し、学校長も了解したとのことでした。 |
3 |
成人女性 小学生 虐待 |
夜間、「母親から暴力等の虐待行為を受けている娘の同級生の子(小学4年生)を保護したが、どこに連絡するのが適切なのか分からず、子どもアシストセンターに相談した。」との相談が女性からありました。 虐待されているという児童本人にも電話を代わってもらい、家庭での様子や氏名・住所等を聞き取りました。家庭では、本人の味方になってくれる人が他にいないとのことだったため、警察や児童相談所の人が味方になって話をしっかり聞いてくれること、明日にでも担任の先生に相談することを提案しました。 子どもアシストセンターからは、直ちに児童相談所の24時間対応電話(子ども安心ホットライン)を使って通報するとともに翌日詳細を連絡し、再度相談してきた女性に連絡しその後の状況を伺いました。女性は、児童を保護したその日に学校にも連絡し、担任の先生と一緒に交番に連れて行ったとのことであり、警察も児童相談所に虐待通告したとのことでした。今後、詳しい状況の確認のために、児童相談所から女性に連絡することについて了解を得て、その旨を児童相談所に伝えました。 アシストとして、警察、児童相談所、学校等の関係機関が連携しつつ適切に対応することについて、幾ばくかのお手伝いをすることができました。 |
※プライバシーを守るため、事例は加工して掲載しています。
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