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更新日:2021年2月22日

事例紹介(平成22年度)

相談事例

 

No

相談者

対象の子ども

相談項目

相談の概要
1

本人

小学生

友人関係

ある級友から、すれ違いざまに悪口を言われるとの相談。気持ちを受け止めつつ、数度のメールを交わしました。

しばらくして、「友だちができた」「友だちがいると楽しい」など、絵文字をたくさんつけたメールを送ってきてくれました。
2

本人

中学生

親子関係

自分の希望する高校を親に真っ向から否定され、理解してもらえないことへの怒りや虚しさを吐露していました。担任に相談した際にも気持ちをわかってもらえなかったと言い、投げやり気味になっていましたが、つらい気持ちを聴きながら、応援していることなどを伝えました。
3

本人

高校生

性格について

学校での人間関係に嫌気がさし、生きることに虚しさを感じる一方で、愚痴をこぼす自分にも自己嫌悪感を抱いているとの相談でした。

さまざまなことに疑問を感じるようになるのは大人になるためのステップでもあること、愚痴はアシストで引き受けると伝えたところ、安心した様子でつぶやきのメールを送ってきました。
4

本人

中学生

学校生活

部活で先輩に迷惑をかけているので辞めたいとの相談。他人の言動や反応を気にして思い悩んでいる様子がうかがえたため、別な見方なども投げかけつつ、気持ちが楽になるよう励ましてきました。数カ月後、テレビドラマの話など明るい話題が増え、相談を終了しました。
5

保護者

小学生

養育・しつけ

優しく諭しても子どもが言うことをきかず、大声で叱ってしまう。毎日がその繰り返しで、つらいとの保護者からの相談。フルタイムで働きながら子育ての責任を一手に引き受け、疲れ果てている様子だったため、労いつつ、肩の力を抜いて子育てに関われるよう助言しました。
6

保護者

小学生

子どもと教師の関係

心身の調子を崩している子どもに対し、学校側の配慮が足りないとの相談。保護者の学校への不信感を受け止めつつも、感情的な対立を避けるよう助言してきました。

相談は長期間にわたりましたが、徐々に子どもの状態も落ち着き、学校との信頼関係も回復したとのことで、お礼の電話が来ました。
7

保護者

中学生

いじめ

誤解を受け理不尽な目に遭っているが、「逃げたと思われたくない」と登校を続けているので不憫との保護者からの相談。家での様子を見て、限界に近いと感じられた時には大人が介入することも一案であること、家ではほっとできるよう配慮することなどを助言しました。
8

保護者

小学生

学校生活

子どもに対する担任の指導に疑問を感じている。子どもも、反発からか担任に対する言動が悪くなってきており、今後が心配との相談でした。学校にお願いすべきことはしながらも、家庭においても人としてやってはいけないことなどをきちんと伝え、子どもの心を育てるような関わりが必要であることを助言しました。

※プライバシーを守るため、事例は加工して掲載しています。

調整活動事例

No

相談者

対象の子ども

相談項目

相談及び調整の概要
1

保護者

小学生

いじめ

級友から暴力を伴う嫌がらせをされ、それが続いたことで子どもが体調を崩した。学校に事実関係の調査を依頼したが結果の説明がなく、明確な対策も示されない。いじめに対する学校の確かな姿勢が感じられず今後が不安だとの相談でした。

保護者と学校、当機関の話合いの結果、学校の認識や指導方針が確認でき、子どもも保護者も納得したとのことで、終結しました。
2

保護者

中学生

子どもと教師の関係

授業中の行き過ぎた指導により、子どもが精神的苦痛を受けたとの相談でした。

子どもがどんな気持ちでいたかを先生に知ってもらうことが必要と考え、そのための調整を図りました。

また、保護者と学校との話合いでは、保護者の願いと学校がとりうる対応をすり合わせ、これからどのように連携して子どもを支えていくかを確認し合いました。
3

本人

小学生

虐待

子ども本人から学校生活に関して相談がよせられましたが、よく聞くと、家庭でのネグレクトが疑われる内容でした。

さらには数日後、クラスメイトと名乗る子どもからも、「(当該児童が)いつも汚れたものを身につけているとからかわれており、かわいそうだ」と相談がありました。

このため、小学校に状況を確認し、児童相談所に虐待通告をしました。
4

本人

中卒児

家庭生活

家庭不和で家を飛び出し、あてもなく歩いているところを、町内会の役員が保護し、アシストセンターに連れて来てくれました。

児童相談所や親族などと連絡をとり、身の安全を確保できるよう調整を図りました。

※プライバシーを守るため、事例は加工して掲載しています。

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