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更新日:2022年12月5日

コラム「こんにちは、アシストです」(2022年12月号)

「たくさんのワクワクとドキドキを!」~品川救済委員~

12月に入り札幌はあっという間に雪景色になりました。大通公園ではイルミネーションが点灯して、とても華やかです。アシストセンターの窓からは大通公園が見えるので、テレビ塔前にあるクリスマスツリーを見て1年がたったことを実感します。

さて、皆さんはNHKの「ちこちゃんに叱られる」という番組を知っていますか?以前この番組で「大人になるとあっという間に1年が過ぎるのはなぜ?」(2018年7月放送)という質問がありました。この答え、なんだと思いますか?

実は「トキメキがなくなったから…」なんだそうです。

「あぁ~そっか、大人になったわたしにはトキメキが足りないのか…」と思いながら、あらためて振り返ってみました。

そう言えば子どもの頃は、「朝雪が積もっていてうれしい!」「きれいな雪の結晶を見つけた!」「休み時間には友だちと雪遊びをして楽しかった!」「もうすぐスケートできるかなぁ…」「クリスマスにはサンタクロースきてくれるかな…」と、たくさんのワクワクとドキドキがありました。

大人になった今は、「雪が積もった…道が混んでないかしら」「この仕事急がなくては…」「お正月前に部屋の片づけをしなくっちゃ…」と、出来ていなくてドキドキすることはあっても、楽しみでワクワクすることは、ほんの少ししかありません。

きっと大人になるといろいろな責任や気になることがあって、周囲の素敵なものに気づきにくくなるのでしょう。その点子どもは、勉強があっても、習い事があっても、生活の隙間のなかで、たのしそうなこと、面白そうなことを見つける天才です。それは「子ども」という特別な時間を生きている人に与えられる特権でしょう。

子どもの時のワクワクとドキドキの経験は大人になって難しいことに出会ったとき、頑張れる力になっていきます。でもアシストに電話してくる人の中には、日常の生活にワクワクすることが見つけられずにいる人も少なくありません。本当は人生で一番楽しいことが見つけられるときに、ワクワクすること、楽しみでドキドキすることがないことはとても心配です。それができずにいるのは、きっと大人と同じように、面白いことを見つけられないほど気になる何かがあるのだと思います。

そんな時はアシストに電話をください。あなたの気になることを一緒に考えていきましょう。そして心を軽くすることで、楽しいこと、面白いことを見つけられるようになりましょう。あなたの生活がたくさんの「ワクワク」や「ドキドキ」にあふれる毎日になりますように‼

 

令和4年12月1日

 

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