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更新日:2021年3月17日

大気汚染物質について

このページでは、主な大気汚染物質について説明しています。

 光化学オキシダント(Photochemical oxidants)

大気中で、炭化水素や窒素酸化物などの汚染物質が、太陽光の紫外線を受けて反応し発生する酸化性の物質の総称。光化学スモッグ発生の原因にもなります。

詳しい内容は、「光化学オキシダントについて」のページをご覧ください。

 

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 炭化水素(HC:Hydrocarbon)

炭素と水素からなる化合物の総称。その大部分は自然界に多く存在するメタンです。塗料、溶剤、石油プラントなどから直接大気中に放出されているほか、自動車の排出ガスなどにも含まれており、光化学スモッグの原因となります。

 

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 二酸化硫黄(SO2:Sulfur dioxide)

硫黄と酸素の化合物。水に溶けることによって、強酸である硫酸になることから、酸性雨や酸性霧の原因となります。

二酸化硫黄の問題は、燃料中の硫黄分を減らすことで解決できるため、ここ十数年で状況はかなり改善されています。

さらに現在では、発電所等の大規模発生源では、脱硫装置などが充実しているため、環境基準を超過するおそれはまずないと言えます。

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 二酸化窒素(NO2:Nitorogen dioxide)

窒素と酸素の化合物。水に溶けることによって、強酸である硝酸になることから、酸性雨や酸性霧の原因となります。

二酸化硫黄の問題は、燃料中の硫黄分を減らすことで解決できますが、二酸化窒素の問題は、空気中の酸素と窒素が反応して発生するため解決が難しいです。

現在では、二酸化窒素の約6割が自動車から排出されており、自動車の問題を解決しない限り、根本的な解決は難しく、電気自動車や、天然ガス自動車などの低公害車の普及が望まれます。

 

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 一酸化炭素(CO:Carbon monoxide)

炭素化合物の不完全燃焼等により発生し、血液中のヘモグロビンと結合して、酸素を運搬する機能を阻害するなどの影響を及ぼすほか、温室効果ガスである大気中のメタンの寿命を長くすることが知られています。

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 浮遊粒子状物質(SPM:Suspended-Particulate Matter)

すす、土ぼこり、花粉など粒子状態で大気中に存在するもののうち、粒径10ミクロン以下のものを浮遊粒子状物質(SPM)と呼んでいます。粒径が小さいため、大気中での滞留時間が長く、呼吸により気管や肺に入りやすいことから、人体への影響が大きく、せき、たん、呼吸困難などを引き起こす原因物質の一つといわれます。

 

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 微小粒子状物質(PM2.5)

粒子状態で大気中に存在するもののうち、粒径2.5ミクロン以下のものを微小粒子状物質(PM2.5)と呼んでいます。SPMより粒径が小さいことから、肺の奥深くまで入りやすく健康への影響も大きいと考えられています。

詳しい内容は、「微小粒子状物質(PM2.5)について」のページをご覧ください。

 

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