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更新日:2021年2月8日

有害大気汚染物質

有害大気汚染物質とは、少量であっても長い間吸い続けると人の健康を損なうおそれがある物質の総称で、現在、248種類の物質がリストアップされています。

このうち、健康リスクがある程度高いと考えられる23種類の物質を「優先取組物質」とし、さらに、優先取組物質のうち環境への排出を早急に抑制しなければならないものを「指定物質」として区別しています。

国では、平成9年に、ベンゼン、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレンの3物質を指定物質とし、環境基準を設定しました。後にダイオキシン類とジクロロメタンを追加し、現在5物質が指定物質となっています。

また、有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値(指針値)については、これまで9物質が対象とされていましたが、この度令和2年8月に塩化メチルとアセトアルデヒドが追加され、11物質に対して指針値が定められることとなりました。

本市では、優先取組物質のうち、ダイオキシン類を除く22物質について、4地点で測定を行っており、令和元年度の測定結果はベンゼン、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレン、ジクロロメタンの4物質とも全ての地点で環境基準を下回っています。また、ダイオキシン類についても別途測定を行っており、令和元年度の測定結果は環境基準を下回っています。

 環境基準

平成9年2月4日環境省告示第4号、平成11年12月27日環境省告示第68号及び平成13年4月20日環境省告示第30号において、次の5物質について環境基準が設定されました。さらに、平成30年11月19日環境省告示第100号により、トリクロロエチレンの環境基準値が変更となりました。

物質名

環境基準値(年平均値)

設定年月

ベンゼン

3μg/m3以下

平成9年2月

テトラクロロエチレン

200μg/m3以下

トリクロロエチレン

130μg/m3以下

平成9年2月

(平成30年11月改定)

ジクロロメタン

150μg/m3以下

平成13年4月

ダイオキシン類

0.6pg-TEQ/m3以下

平成11年12月

参考:単位について
単位 グラム表記
1μg(1マイクログラム) 0.000 001g(百万分の1グラム)
1ng(1ナノグラム) 0.000 000 001g(十億分の1グラム)
1pg(1ピコグラム) 0.000 000 000 001g(1兆分の1グラム)

有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値(指針値)

中央環境審議会の第七次答申、第八次答申、第九次答申、第十次答申及び第十二次答申により指針値が設定されました。

物質名

指針値(年平均値)

設定年月(中央環境審議会の答申)

アクリロニトリル 2μg/m3以下 平成15年8月(第七次答申)
塩化ビニルモノマー

10μg/m3以下

水銀及びその化合物

0.04μgHg/m3以下

ニッケル化合物

0.025μgNi/m3以下

クロロホルム

18μg/m3以下

平成18年11月(第八次答申)
1,2-ジクロロエタン

1.6μg/m3以下

1,3-ブタジエン

2.5μg/m3以下

ヒ素及びその化合物

6ng/m3以下

平成22年10月(第九次答申)
マンガン及び無機マンガン化合物

0.14μg/m3以下

平成26年5月(第十次答申)
塩化メチル

94μg/m3以下

令和2年8月(第十二次答申)
アセトアルデヒド

120μg/m3以下

 優先取組物質調査結果

令和元年度に実施した優先取組物質調査結果

令和元年度優先取組物質調査結果(単位:μg/m3、ダイオキシン類は単位:pg-TEQ/m3

物質名

地点数

各地点の年平均値

環境基準値・・・(1)

及び
指針値・・・(2)

アクリロニトリル

4

0.017~0.042

2・・・(2)

アセトアルデヒド

4

0.96~1.6

-

塩化ビニルモノマー

4

0.0035~0.0042

10・・・(2)

塩化メチル 4 1.3~1.5 -

クロロホルム

4

0.13~0.19

18・・・(2)

酸化エチレン

4

0.066~0.080

-

1,2-ジクロロエタン

4

0.091~0.11

1.6・・・(2)

ジクロロメタン

4

0.58~1.0

150・・・(1)

水銀及びその化合物

4

0.0017~0.0019

0.04・・・(2)

ダイオキシン類(詳細別掲

5

0.0089~0.045

0.6・・・(1)

テトラクロロエチレン

4

0.029~0.068

200・・・(1)

トリクロロエチレン

4

0.0035~0.012

130・・・(1)

トルエン 4 5.7~7.3 -

ニッケル化合物

4

0.0012~0.0030

0.025・・・(2)

ヒ素及びその化合物

4

0.0014~0.0016

0.006・・・(2)

1,3-ブタジエン

4

0.050~0.12

2.5・・・(2)

ベリリウム及びその化合物

4

0.0000098~0.000055

-

ベンゼン

4

0.51~0.89

3・・・(1)

ベンゾ[a]ピレン

4

0.000051~0.000068

-

ホルムアルデヒド

4

1.7~2.5

-

マンガン及びその化合物

4

0.012~0.040

0.14・・・(2)

クロム及びその化合物※

4

0.0016~0.0045

-

※クロム、三価クロム化合物及び六価クロム化合物については、個別の物質ごとに選択して測定を実施することが困難であるため、クロム及びその化合物(クロム換算値)の全量を測定しています。

平成30年度~平成12年度優先取組物質調査結果

 

 

 

 

経年変化

優先取組物質の調査結果の経年変化

 

 

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