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更新日:2018年1月30日

地下水質の現況

1地下水質の現況

地下水は飲料水、工業用水、農業用水等に幅広く用いられる貴重な資源です。しかし、一度汚染されてしまうと浄化が難しい性質を持っています。

札幌市では、昭和57年(1982年)から全市域について地下水調査を実施しており、現在、環境基準超過井戸が存在する地域は、34地域あります。

(1)環境基準超過井戸が存在する地域(ヒ素以外)

表1.環境基準超過井戸が存在する地域(ヒ素以外)[平成28年度(2016年度)末現在]

地域名※1

基準超過物質※2

テトラ

トリ

ジクロ

窒素

ふっ素

中央

本府、桑園

-

-

-

-

鉄西

-

-

-

-

新川、新琴似

-

-

-

-

-

鉄東、元町、伏古本町、苗穂

-

-

-

-

白石

白石

-

-

-

-

東札幌、菊水、北白石

-

-

-

-

厚別

厚別西

-

-

-

-

豊平

豊平、美園、平岸

-

-

-

-

真駒内

-

-

-

-

藤野

-

-

-

-

西

西町

-

-

-

-

西野

-

-

-

八軒中央

-

-

-

合計地域数

19

2

1

1

1

(注)過去に環境基準を超過した井戸が存在した地域であっても、5年以上連続して環境基準に適合した地域については環境基準超過井戸が存在する地域から除いています。

※1地域名は連合町内会単位で表示しています。

※2基準超過物質の略字の意味

【テトラ】:テトラクロロエチレン、【トリ】:トリクロロエチレン、【ジクロ】:ジクロロエチレン、【窒素】:硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、【ふっ素】:ふっ素

(2)自然由来のヒ素による環境基準超過井戸が確認された地域

札幌市では、自然由来のヒ素を含んだ土壌が広範囲に分布している地域特性があります。

そのため、ヒ素による地下水の環境基準超過は市内全域で確認される可能性があります。

表2.自然由来のヒ素による環境基準超過井戸が確認された地域[平成28年(2016年)度末現在]

地域名
幌北、新川、新琴似、新琴似西、篠路
栄東、伏古本町
白石 北白石、北東白石、菊の里
清田 北野
西 西野
手稲 手稲鉄北、前田、富丘西宮の沢、稲穂金山、星置

地域名は連合町内会単位で表示しています。

 2地下水調査結果

平成28年度は、112井戸について調査を行ったところ、31井戸で環境基準を超過しました。

表3.地下水調査結果[平成28年(2016年)度]

調査区分 調査
井戸数
環境基準
超過井戸数
基準超過物質
概況調査(※1)

45

0

 

汚染井戸周辺地区調査(※2)

21

2

ヒ素 

継続監視調査(※3)

47

29

 

トリクロロエチレン

テトラクロロエチレン
1,2-ジクロロエチレン
ヒ素
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素

 

その他調査(※4)

0

0

 
合計

112(※5)

31

 

※1地域の全体的な地下水質の概況を把握するための調査

※2概況調査等により新たに発見された汚染について、その汚染範囲を確認するための調査

※3汚染井戸周辺地区調査等により確認された汚染の継続的な監視等、経年的なモニタリングとして定期的に実施する調査

※4概況調査、汚染井戸周辺地区調査及び継続監視調査以外の札幌市が独自に行った調査

※5    概況調査と汚染井戸周辺地区調査のうち1地点は同一井戸で実施

3地下水質情報の提供とその他の提供できる情報について

下表の情報について、申請書を提出していただければ情報提供することができますので、必要な方は、下記の担当課までお越しいただくか、又は、ご連絡下さい。

表4.地下水質情報の提供及びその他の提供できる情報

地下水質

地下水質調査結果過去5年分。区ごと又は全市。

土壌

札幌市内土壌含有量・溶出量データ(平成11年度~平成20年度(全情報))

地盤沈下

精密水準(地盤沈下)測量成果表(平成9年度~最新年度)

 4地下水の水質汚濁に係る環境基準

表5.地下水の水質汚濁にかかる環境基準

項目 基準値 項目 基準値
カドミウム 0.003mg/L以下 1,1,2-トリクロロエタン 0.006mg/L以下
全シアン 検出されないこと トリクロロエチレン 0.01mg/L以下
0.01mg/L以下 テトラクロロエチレン 0.01mg/L以下
六価クロム 0.05mg/L以下 1,3-ジクロロプロペン 0.002mg/L以下
ヒ素 0.01mg/L以下 チウラム 0.006mg/L以下
総水銀 0.0005mg/L以下 シマジン 0.003mg/L以下
アルキル水銀 検出されないこと チオベンカルブ 0.02mg/L以下
PCB 検出されないこと ベンゼン 0.01mg/L以下
ジクロロメタン 0.02mg/L以下 セレン 0.01mg/L以下
四塩化炭素 0.002mg/L以下

硝酸性窒素及び

亜硝酸性窒素

10mg/L以下
クロロエチレン 0.002mg/L以下
1,2-ジクロロエタン 0.004mg/L以下 ふっ素 0.8mg/L以下
1,1-ジクロロエチレン 0.1mg/L以下 ほう素 1mg/L以下
1,2-ジクロロエチレン 0.04mg/L以下 1,4-ジオキサン 0.05mg/L以下
1,1,1-トリクロロエタン 1mg/L以下 ダイオキシン類 1pg-TEQ/L以下

(注1)基準値は年間平均とする。ただし、全シアンに係る基準値については最高値とする。

(注2)平成21年(2009年)11月30日付け環境省告示「地下水の水質汚濁に係る環境基準についての一部を改正する件」の中で、1,1-ジクロロエチレンの基準値が0.02→0.1mg/Lと改められ、1,4-ジオキサン、1,2-ジクロロエチレン、塩化ビニルモノマーが追加された。なお、1,2-ジクロロエチレンについては、シス-1,2-ジクロロエチレンに替わりシス体及びトランス体を合わせて1つの地下水環境基準項目とした。

(注3)平成23年(2011年)10月27日付け環境省告示「水質汚濁に係る環境基準についての一部を改正する件」の中で、カドミウムの基準値が0.01→0.003mg/Lと改められた。

(注4)平成26年(2015年)11月17日付け環境省告示「水質汚濁に係る環境基準についての一部を改正する件」の中で、トリクロロエチレンの基準値が0.03→0.01mg/Lと改められた。

(注5)平成28年(2016年)3月29日付け環境省告示第31号「地下水の水質汚濁に係る環境基準についての一部を改正する件」の中で、塩化ビニルモノマーはクロロエチレンに名称変更した。

5札幌市の地下水対策

(1)工場・事業場などに対する監視指導

有害物質を使用する工場・事業場などに対しては、水質汚濁防止法や札幌市生活環境の確保に関する条例などに基づき立入調査を実施し、排水基準の遵守、有害物質の地下浸透の禁止、構造基準の遵守などを指導してます。

(2)飲料水対策

環境基準超過が確認された井戸の飲用者には、保健所と連携して市上水道への切り替え、煮沸、曝気などの飲用指導を行っています。

このページについてのお問い合わせ

札幌市環境局環境都市推進部環境対策課

〒060-8611札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市役所本庁舎12階

電話番号:011-211-2882

ファクス番号:011-218-5108