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次世代エネルギーパークとは、「太陽光や風力発電などの新エネルギーを積極的に導入し、市民が新エネルギーを見て触れて理解できる施設」であり、経済産業省資源エネルギー庁が認定する施設です。
札幌市は円山動物園を次世代エネルギーパークと位置づけ、平成20年6月に資源エネルギー庁から認定を受けた後、札幌市次世代エネルギーパークの整備を進めてきました。地球上にある「いのち」と「エネルギー」のかかわりをテーマに、動物たちとのふれあいを楽しみながら、地球の環境問題と、札幌市が取り組む次世代エネルギーを身近に体験することができます。(地球の命とエネルギーにふれる次世代エネルギーパーク円山エコZoo[動物園])
エネルギーパークの太陽光発電は、5kW程度を中心に動物園内5か所の建物の屋上に設置しており、各建物の年間消費電力量の15~30%を賄っています。
物科学館(5kW)
(平成16年度設置) |
は虫類・両生類館(7.2kW) (平成22年度設置) |
エゾシカ・オオカミ舎(5kW) |
アジアゾーン寒帯館(10kW) (平成24年度設置) |
キリン館(5kW) (平成26年度設置) |
太陽光パネルと風力発電を組み合わせたものです。発電した電気は、蓄電池に蓄えられて、夜間の足元灯(LED)に利用しています。
展望レストハウス
太陽光パネル(200W)+サボニウス風車
家庭向けの太陽熱利用設備です。太陽熱温水器は、動物に触れた後の手洗い用に温水を供給しています。また、太陽熱温風暖房は、2枚のガラス間の金属パネルが、太陽熱で加熱され、発生した温風は、授乳室で使われています。
こども動物園
太陽熱温水器
第1レストハウス
太陽熱温風暖房器
木質ペレット燃料を利用した暖房設備です。木質ペレット燃料は、主に森林の間伐材で作られ、燃焼時に発生するCO2は、木が成長するときに大気から取り込んだCO2であり、大気中の増加に寄与しないことから、カーボンニュートラルと呼ばれます。園内には、動物科学館、は虫類・両生類館、熱帯雨林館のほか、平成26年度には、カバ・ライオン舎にも設置されています。
動物科学館(ビジターセンター)
写真(左):ペレットボイラー(291kW)
写真(右):ペレットサイロ
は虫類・両生類館
写真(左):ペレットボイラー(80kW)
写真(右):ペレットサイロ
断熱材で覆った貯雪槽に積み上げた雪を使って、ヒマラヤ地方に生息し暑さに弱いレッサーパンダが飼育されている高山館の6~8月上旬の冷房として使用しています。館内には、冷風の吹出し口が設置されており、運転期間中は、雪冷風を体験することができます。
雪堆積場 |
雪冷熱システムの概要図 |
【高山館 雪冷風吹き出し口】 夏期には、11~13℃の冷風を体験できます。 |
動物科学館の展示・体験コーナーでは、エネルギーパーク施設の紹介のほか、地球温暖化の説明に加え、再生可能エネルギーを体感できる太陽光ゲームや風力ゲームを設置しています。
また、木質ペレット燃料を中心とした、木質バイオマスコーナーでは、直接触れ実感できる展示やペレットボイラーの仕組みなどを知ることができます。
新エネルギーの紹介パネル |
太陽光ゲーム |
風力ゲーム |
木質バイオ展示 |
ペレットボイラー説明 |
木質飼料
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「触(さわ)れる地球」について 地球を千万分の1(約1.3m)の大きさにした「触れる地球」は、宇宙から見た地球の様子や地球上で起こる様々な営みを投影しており、地球儀のように触って画面を動かすことができます。 |
札幌市次世代エネルギーパークは、円山動物園の一部を次世代エネルギーパークとして認定したものです。
次世代エネルギーパークとは「太陽光や風力発電などの新エネルギーを積極的に導入し、市民が新エネルギーを見て触れて理解できる施設」として経済産業省資源エネルギー庁が認定した施設のことであり、札幌市は円山動物園の一部を次世代エネルギーパークと位置づけています。
動物科学館は札幌市次世代エネルギーパークに関係する施設の一つであり、札幌市次世代エネルギーパークの関係設備(再生可能エネルギー・省エネルギー機器や解説パネル)は円山動物園の各地に設置されています。
札幌市次世代エネルギーパークは円山動物園内の施設です。
円山動物園の総合案内から、開園時間・休園日をご確認ください。
事前の連絡は不要です。なお、円山動物園に団体で入園する場合、事前に入園料の減免申請ができる場合があります。詳しくは円山動物園の総合案内をご確認ください。
説明員による解説は現在行っていません。
雪堆積場は施設の裏側に位置しており、一般向けの公開は行っていません。
札幌市次世代エネルギーパークに関すること(園内に設置されている再生可能エネルギー・省エネルギー機器に関すること等)についてのお問い合わせ先は、以下のとおりです。
札幌市 環境局 環境都市推進部 環境エネルギー課
TEL:011-211-2872
FAX:011-218-5108
なお、円山動物園への入園に関することや開園時間等については、円山動物園の総合案内を確認するか、円山動物園(TEL:011-621-1426、FAX:011-621-1428)まで直接お問い合わせください。
札幌次世代エネルギーパークパンフレット(表)(PDF:612KB)
札幌次世代エネルギーパークパンフレット(裏)(PDF:451KB)
次世代エネルギーパークに出かけよう!(経済産業省資源エネルギー庁)
札幌市次世代エネルギーパークのオープンを記念して、平成23年11月19日(土曜日)に円山動物園動物科学館にてオープンイベントを開催しました。
第1部では、星置児童会館のみなさんとともにテープカットを行いました。
テープカットの後は、参加して頂いた方々に新設した展示を体験していただきました。
第2部は、政府の「復興構想会議」検討部会専門委員の竹村真一京都造形芸術大学教授に、世界初のデジタル地球儀「触れる地球」を用いて、エネルギー、地球温暖化、生物多様性などについて講演して頂きました。
触れる地球の直径は、実際の地球の「1,000万分の1」となっており、月や太陽との位置関係、雲やスペースシャトルの高度などを、宇宙からの目線で理解することが出来ます。
講演では、プランクトンを追いかけるクジラのルートや、大気汚染物質の動き、温暖化の進行状況などが触れる地球に映し出され、地球が抱える問題を地球規模で感じることができる、貴重な講演となりました。
※講師プロフィール
講師 |
竹村真一 京都造形芸術大学教授 |
経歴 |
1959年生まれ。京都造形芸術大学教授。Earth Literacy Program代表。東京大学大学院文化人類学博士課程修了。地球時代の新たな「人間学」を提起しつつ、地球環境問題への独自な取組みを進める。Sensorium(97年アルス・エレクトロ二カでグランプリ受賞)、「触れる地球」(05年グッドデザイン賞・金賞)や「100万人のキャンドルナイト」、ユビキタス携帯ナビ「どこでも博物館」(05年国連情報社会サミット日本最優秀賞)などを企画・制作。東日本大震災後、政府の「復興構想会議」検討部会専門委員に就任。Jwaveのナビゲーターとしても、月曜~金曜夜9時35分~の“Global Sensor”で地球環境への新たな視点を提示している。著書に「地球の目線」(PHP新書)、「Water」、「宇宙樹」「22世紀のグランドデザイン」(慶応大学出版会)、「地球大学講義録」(日経新聞社)など。 竹村真一プロジェクトサイト:http://www.elp.or.jp/ 「触れる地球」デモサイト:http://www.tangible-earth.com/ |
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