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更新日:2025年10月15日

X線テレビ検査

X線テレビ検査とは

 X線テレビ検査では、連続的に撮影したX線透視画像をリアルタイムで観察しながら進める検査です。造影剤を用いることで消化管粘膜の病変を観察する検査、内視鏡検査と併用しデバイスの位置を透視画像で確認する検査などがあります。
 内視鏡を併用した検査では、医師・看護師・放射線技師が協力して検査を進めていきます。

ERCP準備の様子

主なX線テレビ検査

注腸ガストロ検査

 造影剤(ガストロなど)を肛門から逆行的に注入し様々な角度から大腸を観察し、がんやポリープがないか調べる検査です。造影剤と空気による二重造影によって、直腸・大腸などの消化管粘膜の病変をX線で撮影します。

内視鏡を併用した検査と治療

 内視鏡的逆行性胆管すい管造影(ERCP)

内視鏡を口から挿入し、十二指腸にあるファーター乳頭と呼ばれる場所から造影剤を逆行性に注入し、胆管・すい管を造影して胆石や狭窄がないか調べる検査です。(胆膵造影検査ERCP等

20220309ERCP
ERCP : EndoscopicRetrogradeCholangioPancreatography

治療として

  • 内視鏡的乳頭筋括約筋切開術(EST:EndoscopicSphincTerotomy)
  • 内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD:EndoscopicPapillaryBalloonDilatation)
  • 内視鏡的逆行性胆管ドレナージ(ERBD:EndoscopicRetrogradeBiliaryDrainage)

などがあります。

 

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腎盂造影(IVP:IntraVenous Pyelography)

 腎盂・腎杯・尿管・膀胱・尿道までの全尿路像が得られます。造影剤注入前に単純写真を撮影します。
 その後造影剤を静脈より注入し、5分、10分、15分、(必要に応じて30分)と時間を追って撮影をします。

 


腎盂造影

 

逆行性腎盂造影(RP:Retrograde Pyelography)

 膀胱鏡を尿道から挿入して、造影剤を逆行性に注入する検査です。腎盂・尿管の状態などを検査します。
 

子宮卵管造影(HSG:HysteroSalpingoGraphy)

 外陰部より造影剤を子宮の中に注入して子宮内腔の状態と卵管の通過性を調べる検査です。

子宮卵管造影
子宮卵管造影

 

嚥下造影検査(VF)

 造影剤を含ませた飲食物を飲み込む様子を観察し、嚥下機能を評価する検査です。(言語聴覚療法部門

嚥下造影

胸腔ドレーン検査

 胸腔内に溜まった液体や空気を排出するために透視画像を確認しながらチューブを挿入する検査やドレーンチューブから造影剤を注入し肺のどこから空気が漏れているかを調べる検査があります。
 薬剤を用いて穴を塞ぐ胸腔造影下フィブリン糊肺瘻閉鎖法という治療も行われます。(胸腔造影下フィブリン糊肺瘻閉鎖法

 

PICC等デバイス挿入検査

 挿入するデバイスが目的部位に達しているかリアルタイムで確認しながら検査します。栄養輸液や化学療法剤など、長期間にわたり点滴を行う必要がある場合に、複数回の穿刺や炎症などを避けるために実施される検査です。

 

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X線テレビ検査室の装置 

第2X線テレビ装置・第3X線テレビ装置

   主な検査としてバリウムを使用する消化管の検査や、内視鏡を用いる胆嚢・胆管・すい臓の状態を調べる検査に使用しています。

X線テレビ
富士フイルムメディカル社製


日立社製

泌尿器科・婦人科系X線テレビ装置


島津社製


立位(座位)の状態