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更新日:2025年8月8日

 

札幌市における主な感染症の発生動向

2025年第31週(7月28日~8月3日)のデータを掲載しました。

当ページは厚生労働省等の感染症発生動向調査の公表日程等を踏まえ毎週金曜日午後に更新しています。速報値のため後日訂正される場合がありますのでご了承をお願いいたします。 

今週の概要(週報告)

●全数把握対象の感染症 (週報告)    次の報告がありました。(件)

  【2類感染症】結核 2 

   【3類感染症】腸管出血性大腸菌感染症 11  

    【4類感染症】—

   【5類感染症】後天性免疫不全症候群1、梅毒2、百日咳49

 梅毒2023年は過去最多となる469件の報告があり、2024年は349件、2025年は現在198件です。検査について 患者報告数

    百日咳2024年は203件の報告があり、2025年は現在433件となっています。百日咳について 患者報告数

 

●定点把握対象の感染症(週報告)  

・定点当たり患者報告数が、2以上  注意報★★、 警報レベル★★★の疾患 (注意報・警報レベル

  29週 30週 31週  
伝染性紅斑★★★ 5.41 3.16 2.16 警報開始2、警報終息1
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3.03 2.41 2.65 警報開始8、警報終息4
感染性胃腸炎 3.84 4.38 4.32 警報開始20、警報終息12
手足口病 1.63 2.44 2.58 警報開始5、警報終息2
ヘルパンギーナ 0.84 1.41 3.06 警報開始6、警報終息2

 (急性呼吸器感染症(ARI)の定点当たり患者報告数は、29週37.80、30週29.84、31週35.79です。) 

伝染性紅斑は、減少傾向ですが未だ警報レベルとなっています。(例年に比べ報告数が非常に多くなっています。外出後の手洗いとうがいの励行、室内の適度な湿度の保持と換気、十分な睡眠と栄養摂取等で感染予防に努めましょう。)

 

・各感染症の 定点当たり報告数・グラフ

急性呼吸器感染症定点(ARI定点) (定点数:44)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)     急性呼吸器感染症(ARI)       

 小児科定点(定点数:32)

現在注目すべき感染症A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 現在注目すべき感染症感染性胃腸炎 水痘               
現在注目すべき感染症手足口病 現在注目すべき感染症現在注目すべき感染症現在注目すべき感染症伝染性紅斑   突発性発しん  
ヘルパンギーナ 流行性耳下腺炎  RSウイルス感染症   

        ※各小児科疾患ページのコメントは過去の年齢別患者報告割合のデータ等をもとに作成しています。

眼科定点(定点数:11)

流行性角結膜炎

基幹定点(定点数:1)

  週報告数 (マイコプラズマ肺炎・クラミジア肺炎(オウム病を除く)・細菌性髄膜炎・無菌性髄膜炎) 

  マイコプラズマ肺炎について

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 定点把握の感染症(月報告)(6月分)

・基幹定点(定点数:1)月別報告数一覧表

  メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症・薬剤耐性緑膿菌感染症・ペニシリン耐性肺炎球菌感染症・薬剤耐性アシネトバクター感染症

・性感染症定点(定点数:14)月別報告数一覧表

  性器クラミジア感染症・性器ヘルペス感染症・尖圭コンジローマ・淋菌感染症

 

 ウイルスの検出状況

 病原体定点医療機関で採取された咽頭ぬぐい液等の試料から分離されたウイルスの検出状況を掲載しています。

インフルエンザウイルス   2024/2025シーズン(グラフ)   

流行時期に合わせ、毎年、第36週から翌年の第35週までの1年間をインフルエンザシーズンとしています。札幌市の2024/2025シーズンは、現在、AH1 pdm09型14検体、AH3型3検体、B Victoria型3検体が検出されています。

採取週別のウイルスの検出状況      2025年:PDF(PDF:26KB)CSV(CSV:10KB) 

  病原体定点医療機関で採取された試料から分離されたインフルエンザウイルス・アデノウイルス・エコーウイルス等の採取週別の検出状況を掲載しています。表中、単純ヘルペスウイルスはHSV、パラインフルエンザウイルスはPARAINFと略して記載しています。

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 その他

 ・微生物の電子顕微鏡写真  ・ インフルエンザウイルス電子顕微鏡写真(JPG:41KB)

 ・医療機関向け検査情報 (報告集)

 ・ 感染症発生動向調査とは(詳しくはこちらへ) 

 感染症発生動向調査は、感染症法に基づく調査です。対象となる感染症には、「全数把握対象の感染症」と「定点把握対象の感染症(週報告・月報告)」があります。「定点」とは、感染症法第14条に基づいて指定された医療機関のことを指しています。(「定点医療機関」とも言う。)例としてインフルエンザは、「定点把握対象の感染症(週報告)」です。毎週、各「定点」から患者数が報告されます。そして「定点当たりの報告数」(※)により、インフルエンザの流行状況を把握しています。(※)「定点当たりの報告数」=「各定点から報告された患者数の合計 ÷ 定点の数」 

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