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更新日:2014年1月29日

カ類

吸血する虫・病気を媒介する虫

羽音が不快で眠れない、刺されるとかゆいなどの害を及ぼすカ類は、下水道の普及より発生が少なくなりました。

しかし、アメリカなどで流行している「ウエストナイル熱」を媒介することで注目されています。

どんな虫?

  • 吸血するのはメスのカだけです。
  • 血を吸われるとカの唾液により発疹や腫れ、かゆみを生じます。
  • 時として、唾液中の病原体により伝染病に感染することがあります。
  • 卵は水面に産みつけられ、ふ化してボーフラ(幼虫)となり、鬼ボーフラ(サナギ)から成虫になります。
  • カ類にはイエカ類、ヤブカ類、ハマダラカ類などの種類があります。

北海道で見られる主なカ類

 アカイエカ

  • 汚水だめや雨水ますなどに発生します。
  • 室内によく侵入して、夜間吸血します。

チカイエカ(アカイエカの亜種)

  • ビルの地下雑排水槽や地下鉄の側溝などで発生します。
  • 低温に強く、ビルの中で一年中生息することができます。

コガタアカイエカ(コガタイエカ)

  • 水田や沼などの広い水域に発生します。

 ヤマトヤブカ

  • 雨水ますや鉢の受け皿などで発生します。
  • 市内でよく見かけるほか、林の周辺部や林内で吸血します。

 トウゴウヤブカ

  • 海岸の潮だまりで発生します。
  • 脚に6本の白帯があり、昼夜を問わず吸血します。

イエカ類

ボーフラと鬼ボーフラ

ヤブカ類

 

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対策は…

  • 外に置いた空き缶や古タイヤなどにたまった水からでも発生するので、片づけましょう。
  • 雑草を刈って、カの休憩場所を少なくしましょう。
  • 室内への侵入を防止するため、網戸を設置しましょう。
  • ビルでは、汚水槽などを定期的に清掃し、通気管などの開口部に防虫網を取りつけましょう。
  • 屋外では、刺されないよう長袖を着用し、事前に防虫スプレーなどをしておきましょう。

発生した時は

  • 家の周囲に発生源がないか確認しましょう。
  • 室内に侵入した時は、蚊取り線香などのくん煙・蒸散剤やエアゾール剤を使用しましょう。

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ウエストナイル熱~今、最も心配されるカ類が媒介する感染症~

  • 病原体と感染は…
    ウエストナイルウイルスをもったカ類に刺されると感染します。
    人以外でも鳥類やほ乳類に感染しますが、人から人へは感染しません。
  • 流行は…
    従来、アフリカ、ヨーロッパ、西アジアで発生していましたが、1999年ニューヨーク市周辺で流行が始まりアメリカ全土に広がっていて、日本への侵入が心配されています。
  • 症状は…
    大部分の人は、感染しても発症せずに終わります。
    発症した場合は、急な発熱、頭痛、筋肉痛などの症状が見られます。
    ウイルスが脳に感染すると、激しい頭痛、高熱、麻痺、意識障害などが見られます。
    このような重篤な症状を示すのは、感染者の約1%といわれており、主に高齢者に見られます。
  • 予防方法は…
    現在のところ有効な予防薬および治療薬はないため、カに刺されないように注意する必要があります。

この他に、カ類が媒介する感染症としては、日本脳炎、デング熱、黄熱、マラリヤ、糸状虫症などが知られていますが、現在、日本ではこれらの感染症の流行は見られなくなっています。

ただし、海外には流行している地域がありますので、旅行先の状況に応じた注意が必要です。


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