アレルギー疾患の原因ダニ
アレルギー疾患の原因
室内のカビや食品に発生
室内に発生したカビや貯蔵食品をエサに繁殖するダニや、家庭のチリやホコリの中に普通に見られるダニなどがいます。これらのダニの死がいやフンは、ぜん息やアトピー性皮膚炎などの原因となることがありますが、人を刺すことはありません。
どんな虫?
コナダニ類
- 畳、床、食品戸棚などに見られるダニで、米、麦、豆類、チーズ、乾物、みそなどの食品を好みます。
- 繁殖に適する温度・湿度・食物の条件が整うと、短期間で大発生します。
- 大発生すると、うっすらと白い粉で覆われたようになります。
ニクダニ類
- 室内のチリやホコリ、かつお節や煮干などの食品、カビが発生した場所などに発生します。
- イエニクダニは、15℃前後でよく繁殖するので、冬季に、家具の表面などで見つかることがあります。
チリダニ類
- 毛足の長いじゅうたん、寝具類、ぬいぐるみ、ソファーなどに生息し、ごみの中のフケや繊維、カビなどをエサにします。
- 繁殖に適する、温度・湿度・食物の条件が整うと、短期間で大発生します。
(最適温度:25℃~28℃、最適湿度:65%~85%)
豆知識 |
チリダニ類は、稀にお好み焼き粉などの保存食品などから発生することがあります。 |
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対策は…
換気をしましょう
- 室内の温度を下げて、カビが発生しないようにしましょう。
こまめに清掃・洗濯しましょう
- 発生したカビは、除去しましょう。
- 床や寝具類を定期的に清掃して、ダニのエサになるものや、ダニの死がいやフンを取り除きます。目安として、1m2につき20秒以上掃除機をかけましょう。
- 毛布やタオルケット、シーツ、ふとんカバーをこまめに洗濯しましょう。
- ふとんの丸洗いも効果があります。
- 食品に発生した場合は、食べずに廃棄しましょう。
ダニの増えやすい環境をつくらないようにしましょう
- 畳の上にじゅうたんを敷くと湿気がこもりやすく、ダニが増えやすくなってしまいます。
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