ここから本文です。

更新日:2021年1月19日

消毒用アルコール火災実験

消毒用アルコールは殺菌・消毒で日常的に使用されていますが、使い方を誤ると火災につながる可能性があります。

消毒用アルコールの燃焼

実験想定

消毒用アルコールを容器に入れて、炎を近づけました。

実験結果

炎を近づけたことにより、消毒用アルコールが容易に引火する様子が分かります。また、赤外線カメラの映像と比較することで、炎が見えにくいことが分かります。

実験写真

消毒用アルコールの燃焼画像

 

実験動画

 

着火した消毒用アルコールへの注水1(周囲への拡散)

実験想定

消毒用アルコールを容器に入れて火を付けた後、スプレーの水を吹きかけました。

実験結果

火が付いた消毒用アルコールにスプレーの水を吹きかけたことにより、燃えている消毒用アルコールが容器からあふれて拡散する様子が分かります。また、赤外線カメラの映像と比較することで、炎が見えにくいことが分かります。

実験写真

周囲への拡散

実験動画

 

着火した消毒用アルコールへの注水2(周囲の可燃物への延焼)

実験想定

消毒用アルコールを容器に入れて火を付けた後、スプレーの水を吹きかけました。

容器の近くには燃えやすい紙が置いてあります。

実験結果

火が付いた消毒用アルコールにスプレーの水を吹きかけたことにより、燃えている消毒用アルコールが容器からあふれて、近くの紙に燃え移る様子が分かります。また、赤外線カメラの映像と比較することで、炎が見えにくいことが分かります。

実験写真

消毒用アルコールタイトル画像

実験動画

 

手指消毒直後の危険性

実験想定

消毒用アルコールで手指を消毒した直後に、炎を近づけました。

※安全のため耐熱性の手袋を使用しています。

実験結果

消毒用アルコールで手指を消毒した直後に、炎を近づけたことにより、消毒用アルコールに引火しました。また、赤外線カメラの映像と比較することで、炎が見えにくいことが分かります。

 

実験写真

消毒直後の危険性画像

実験動画

 

コンロからの引火

実験想定

消毒用アルコールで手指を消毒した直後に、自分から火気(コンロ)に近づきました。

※安全のため耐熱性の手袋を使用しています。

実験結果

消毒用アルコールで手指を消毒した直後に、火気(コンロ)に近づいたことにより、消毒用アルコールに引火しました。また、赤外線カメラの映像と比較することで、炎が見えにくいことが分かります。

 

実験写真

コンロからの引火画像

実験動画

 

静電気による着火

実験想定

静電気発生装置(静電高圧発生装置)により人為的に静電気を発生させ、静電気を帯びた金属棒を金属製の容器に入れた消毒用アルコールに近づけました。

実験結果

金属棒と金属製の容器の間で静電気が放電し、放電の火花により、消毒用アルコールが着火しました。

 

実験画像

静電気

実験動画

 

消毒用アルコール火災を防ぐポイント

  • 火気の近くで使用しないこと。
  • 容器を設置・保管する場所は、直射日光が当たる場所や高温となる場所を避けること。
  • 容器に詰め替える場合は、漏れ、あふれ又は飛散しないよう注意するとともに、詰め替えた容器に消毒用アルコールである旨や「火気厳禁」等の注意事項を記載すること。
  • アルコールに引火した場合は、大量の水又は消火器で消火すること。
  • 消火する場合は、引火したアルコールが拡散する恐れがあるため注意すること。

このページについてのお問い合わせ

札幌市消防局消防学校教務課

〒063-0850 札幌市西区八軒10条西13丁目3-1

電話番号:011-616-2262

ファクス番号:011-271-0957