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更新日:2018年3月5日

春先の火災危険についての実験

春先は空気が乾燥し、風も強い場合が多いため、火災の危険性が高くなります。

春先(乾燥・強風下)の野火危険

実験想定

春の空気の乾燥し風の強い気候と、夏の空気の湿った気候を再現し、それぞれ枯草の上にたばこの吸い殻を置き、炎が上がるまでの時間を測定しました。

(春:湿度30%、風速3~4m/秒)

(夏:湿度80%、風速1~2m/秒)

実験結果

たばこの吸い殻を置いた直後、周囲の枯草に燃え移りくすぶった状態が続き、春の気候は約3分、夏の気候は約10分で炎が上がりました。

実験写真

湿度による燃え方の違いの画像

 

実験動画

 

乾燥した木材の火災危険

実験想定

それぞれ湿度30%と80%の状態で1日置いた木材に同時に火をつけ、燃え広がり方の違いを比較しました。

実験結果

湿度80%の状態で1日置いた木材は炎の接している部分しか燃えなかったのに対し、湿度30%の状態で1日置いた木材は上方に向かって急速に燃え広がりました。

実験写真

木材の水分量による燃え方の比較画像

 

実験動画

 

春先(乾燥・強風下)の火災を防ぐポイント

  • 春の空気の乾燥し風の強い時期は屋外で火を扱わないでください。
  • やむを得ない理由で火を扱う場合は、水や消火器等を準備し、絶対にその場を離れないでください。

 

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