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更新日:2018年3月5日

電気火災実験

電気は生活に欠かせないものですが、取扱いを誤ると思わぬところから火災になります。

束ね配線からの出火

実験想定

テーブルタップの配線を束ねて、電気製品(合計1600W)を使用しました。

また、束ねた配線の近くに埃がたまっていました。

実験結果

時間経過とともに、配線の被覆が溶けていき、9分過ぎに1回目のショートが起こりました。

また、9分30秒過ぎに2回目のショートが起こり発火、周りの埃に燃え移りました。

実験写真

束ねた配線がショートし発火している画像

 

実験動画

トラッキング現象による出火

実験想定

長期間刺したままのプラグとコンセントの間に埃や湿気がたまっていました。

なお、実験では、短時間でトラッキング現象が起きるようにしています。

実験結果

プラグの刃と刃の間で小さな放電が繰り返され、炭化していき、最終的に炎が上がりました。

実験写真

コンセントから出火している画像

 

実験動画

半断線による出火

実験想定

テーブルタップのコードが一部断線した状態で、ドライヤーを使用しました。

実験結果

半断線箇所が局所的に発熱しました。

そして、配線被覆が溶けてショートに至り、周囲の壁紙や埃に着火しました。

実験写真

一部断線した電気配線から出火している画像

 

実験動画

電気火災を防ぐポイント

  • 配線を束ねて使用しないでください。
  • 電気配線を家具などの下敷きしたり、傷つけたりしないでください。
  • 使用しない電気機器のプラグは抜いておいてください。
  • コンセントの周辺に埃をためないでください。
  • 定期的にプラグやコンセントをチェックし、変色などがないか確かめてください。
  • 台所や観賞魚の水槽などの近くでテーブルタップを使う場合は、水がかからないようにしてください。

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