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更新日:2023年5月23日

第4回研究会

日時  平成21年10月9日(金曜日)14時~16時
場所  札幌市役所12階 1~2号会議室
参加者  29社37人

【内容】

  1. 事業型NPOとは
  2. 研究会参加企業の社会貢献活動

【概要】

1.事業型NPOとは
 社会的課題に対して事業を行うことで解決していく「事業型NPO」。継続的に課題解決をするには、対価を得て活動資金に回すことが必要となってきます。
 今回の研究会では、概要説明と事例発表を通して、「事業型NPO」への理解を深めました。

事業型NPOの現状 発表者 市民活動協働推進担当課長

  • 道内のNPO法人の収入状況は、行政からの補助金・給付金等が約65%(平成17年度の民間調査結果より)を占めており、行政への依存度が高い。NPO法人は本来、市民が行う自由な社会貢献活動に法人格が付与されたものであり、NPOの自主事業の育成が大きな課題となっている。
  • 札幌市としての事業型NPO育成の取り組みとしては、昨年度、経営塾講座を開催し、NPO経営のノウハウを教示し、今年度も引き続き経営相談を行っている。また、今年度は、ふるさと雇用再生特別交付金を使い、社会的課題解決推進事業をNPO法人など5団体に事業委託し、ビジネスモデルの確立をめざしている。

事業型NPOの事例紹介

1)NPO法人北海道グリーンファンド小林さん

 地域や市民とつながりながら、地球温暖化防止活動をしています。地域に賦存する未利用な自然エネルギーを地域の人たちの手で、生活に有用な電気という財に変える活動として、市民風車に取り組んでいます。
 また、「カーボンオフセット」や「グリーン電気料金制度」なども行っています。企業の本業に基づきながら負担感なく行うことができる環境配慮活動を一緒に考えていきたいです。

NPO法人北海道グリーンファンド http://www.h-greenfund.jp/

北海道グリーンファンドの発表

2)環境NGOezorock草野さん

 野外音楽フェスティバル(ライジングサンロックフェスティバル)におけるごみ分別を請け負い、環境配慮型のイベントに協力しています。
 会場では、捨てられてしまうお米で作ったごみ袋を来場者に配布し、ごみ分別の普及啓発をしています。
 会場で発生した生ごみは堆肥化し、芋を植え、再びイベントの食材として利用しています。
 また、若者たちのアイデアや行動力を結集しながら、環境負荷低減のイベントの実施やエコ商品開発、環境分野の社員教育などについての事業も行います。

環境NGOezorock http://www.ezorock.org/

環境NGOezorockの発表

2.研究会参加企業の社会貢献活動

この研究会では、社会貢献活動について学ぶだけではなく、実践を通して、企業の本業にあった活動を見つけていただくことを目指しています。
 今年度は、フリースクールの生徒さんの社会見学の受け入れを研究会参加企業に依頼していたところ、フリースクール側が、イオン北海道株式会社さんへの見学を希望され、7月に実施しました。
 今回は、研究会参加者にフリースクールの現状を知っていただくため、北海道フリースクール等ネットワーク 金澤さんより簡単に概要を説明していただいた後、受け入れについて、イオン北海道株式会社 大野さんに報告していただきました。

社会貢献活動の事例紹介~イオン北海道株式会社大野さん

 7月に、ジャスコ札幌平岡店で社会見学会を実施し、フリースクールの子どもたち5人が参加しました。
 平岡店の副店長が、子どもたちを店内に案内し、お店で集めた牛乳パックがトイレットペーパーとして販売されていることや店内での環境への取り組みについて説明しました。
 子どもたちは興味を持って熱心に見学してくれました。

見学会の様子(PDF:947KB)

イオン北海道の発表

 

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