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札幌市は、建築物からの温室効果ガスの削減に大きく寄与するZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)を推進しています。
ZEBとは、
により、快適な室内環境を保ちながら、設備システムの高効率化により大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間のエネルギー消費量を省エネ基準から50%以上削減することを目指した建築物です。
ZEBには、エネルギー削減率によって、4つのランクが定められています。
ZEBのメリットには、温室効果ガスの削減以外にも大きく以下の4点が挙げられます。
1.光熱費の削減、2.快適性・生産性の向上、3.不動産価値の向上、4.事業継続性の向上
建物のエネルギー消費量を減らすための様々な技術を適切に組み合わせて導入することで、ZEBを実現することができます。令和2年度に札幌市では、「市有施設におけるZEBに向けた省エネルギーに関する基準作成業務」を行い、ZEBの省エネ計算で選択可能な下記の省エネ手法について、事務所モデルをベースにおおよそのエネルギー削減率を調べました。
市有施設におけるZEBに向けた省エネルギーに関する基準作成業務報告書(PDF:1,560KB)
今後は本結果を基に多様な用途がある市有施設で採用可能な省エネ手法の組み合わせや費用対効果等について引き続き検討を進める予定です。
また、本業務は空調方式として、セントラル(中央管理)方式により試算を行ったので、もう一つの空調方式である個別分散空調方式で同様に試算したところ、LED照明の採用や高効率な全熱交換器の採用、高断熱なガラスの採用の順でエネルギー削減率が多いことが分かりました。
環境省や経済産業省では、ZEBに必要な建設費に対し、最大5億円の補助を実施しております。
なお、補助対象や補助率については、環境省のZEBポータルの補助制度一覧をご覧ください。
また、札幌市では、上記の国補助と合わせて活用が可能な補助金として、ZEB等の建設に必要な設計費の上乗せ相当分に対する設計支援補助を行っております。詳しくは、こちらのリンクをご覧ください。
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