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更新日:2025年9月17日
この治療は放射線を放出するヨウ素を体内に投与することでバセドウ病などの甲状腺機能亢進症や甲状腺がんの治療を行います。
甲状腺はヨウ素が特異的に集まる臓器なので、ヨウ素からの放射線が他の臓器に影響をあまり与えずに効率よく治療することが出来ます。
また、治療方法も検査前にヨウ素を摂らないようにしていただく必要はありますが、当日はカプセルを飲むだけなので、手術による術創も残らず苦痛の少ない治療法です。
甲状腺画像
この治療はα線と呼ばれる放射線を放出するラジウムという原子を骨に集まる薬剤に結合させ、その放射性薬剤を体内に注射することで行います。
この治療薬は日本で最初のα線を用いた薬剤でα線は放射線としての影響がとても大きいので、集まった部位には治療効果が大きく、また、飛ぶ距離がとても短いため周辺の臓器への影響は小さいという特徴を持っています。
この治療の適応は去勢抵抗性前立腺癌の骨転移に限られており、治療の方法は1か月に一度の注射を合計6回行います。(治療に6か月かかります)
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