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更新日:2025年9月17日

PET-CT検査について

FDG-PET検査

 全身の悪性腫瘍を見つけ出す検査です。悪性腫瘍は正常の細胞より糖分をたくさん消費するため、糖の成分に非常に似ているFDGという放射性薬品を注射して検査します。腫瘍に集積した薬剤から放出される放射線を画像化して、腫瘍の位置や大きさの他、転移や再発診断にも有用で、治療方針の決定にも役立てられています。なおこの検査は、前処置として6時間以上の絶食が必要で、検査のための拘束時間が約2時間かかるなどの制約があります。

 


上:CT
下:PET


左から、Fusion画像のAxial、Coronal、MIP画像

アミロイドPET検査

 アルツハイマー型認知症の原因物質(Aβ:アミロイドベータ)がどの程度脳内にあるかを調べる検査です。Aβに集まった薬剤から放出される放射線を検出することで、Aβの分布を画像化することが出来ます。認知症治療薬の一種に、Aβを取り除き認知症の進行を遅らせるというものがあり、その治療薬を使用できるかどうか、もしくは治療薬使用後に治療効果を調べることを目的として行われます。脳内に検査薬が集まるまでの待機時間と実際に撮影する時間を合わせて、検査全体で2時間ほどかかります。
 

       陰性
            陰性

陽性 
   陽性

フルシクロビンPET検査

 脳内のアミノ酸代謝の多い領域、少ない領域を調べる検査です。腫瘍細胞では正常細胞よりもアミノ酸代謝が活発になるため、脳内の腫瘍領域を画像化することが出来ます。脳腫瘍では、主にMRIを用いて腫瘍摘出術の計画を立てますが、この検査を併用することでより正確に腫瘍の摘出範囲を決定することが可能となります。脳内に検査薬が集まるまでの待機時間と実際に撮影する時間を合わせて、検査全体で1時間弱かかります。

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市立札幌病院 

〒060-8604 札幌市中央区北11条西13丁目1-1

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