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更新日:2024年9月10日
市立札幌病院は、「総合周産期母子医療センターの助産師として、高度な周産期医療に対応できる能力を身につけ、対象となる母子へ安全・安心で切れ目のない医療・看護を提供する」ことのできる人材の育成を目指しています。新人助産師が安全・安楽な助産ケアが提供できる知識・技術・態度を習得し、倫理的感応力を高め、対象の意思決定支援ができるよう育成計画をたてています。また、助産実践能力の維持・向上のため、CLoCMiPレベルⅢ申請認証制度の支援をしております。
社会が求める助産師を育成するため、助産師教育委員会を設置し、日本看護協会から公表された助産実践能力習熟段階に合わせた市立札幌病院助産師クリニカルラダーを作成し、助産師キャリア開発支援を行っています。具体的には、新採用助産師研修、CLoCMiP(助産実践能力習熟段階)レベルⅢ認証制度申請の支援などの活動をしております。
1年目は「指導のもと、看護手順、マニュアルに沿って安全に助産ケアが実践できる」を到達目標にしています。主に、ローリスク妊産褥婦の担当をしながら年度末には助産師クリニカルラダービギナーを習得できるよう取り組みます。また集合教育としては、新採用助産師研修は2回/年あり、実践に活用できるようグループワークやシミュレーションを取り入れた参加型研修となっています。また、地域の助産師育成に貢献するため、すべて公開しています(*新型コロナウィルス感染拡大に伴い、公開を中止することがあります)。
ビギナー取得後は「ローリスクの分娩介助を自立して実践できる」「ハイリスク妊産褥婦へ個別性のある助産過程を展開できる」「妊産褥婦・家族の価値を尊重する重要性を理解し行動できる」を到達目標としています。新たに外来保健指導や早産分娩介助、母体搬送の受け入れ、プライマリーナースとしてハイリスク妊産褥婦への支援を実践できるよう取り組み、助産師クリニカルラダーⅠの取得を目指します。
プライマリーナースの役割発揮や係り活動を通し、自律的に助産ケアを実践できるクリニカルラダーレベルⅡを目指します。そして、助産師クリニカルラダーレベルⅡ取得後、NICUへ異動し、「ハイリスク新生児の基本的な助産ケアが実践できる」を到達目標とし、ハイリスク新生児とその家族への支援を実践できるよう取り組みます(NICU異動時期に関しては話し合いの上決定いたします)。
目的:総合周産期母子医療センターにおける助産ケアの基礎的実践能力を培う
日程 | 研修内容 | 研修方法 | ||
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1 | 6月13日(木曜日) |
分娩期の胎児心拍数モニタリングの判読 |
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講義 グループワーク |
2 | 12月9日(月曜日) | 分娩期の助産ケア |
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講義 |
目的:総合周産期母子医療センターにおける助産ケアの基礎的実践能力を培う
日程 |
研修内容 |
研修目標 |
研修方法 | ||
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1 | 6月22日 (水曜日) |
胎児心拍数モニタリングの判読 |
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胎児心拍数モニタリングの基本的な知識を理解できる | 講義 グループワーク |
2 | 10月21日 (金曜日) |
分娩期の助産ケア |
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安全に正常分娩を介助できるための知識、技術が理解できる | 講義 演習 |
日程 |
研修内容 |
研修目標 |
研修方法 | ||
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1 |
6月6日 6月7日 6月14日 |
妊婦健康診査と妊娠期の保健指導 |
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妊婦健康診査、保健指導を実践するための知識が理解できる | 実習 |
6月17日 (金曜日) |
講義 グループワーク |
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