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更新日:2026年2月3日

助産師教育

助産師

 市立札幌病院は、「総合周産期母子医療センターの助産師として、高度な周産期医療に対応できる能力を身につけ、対象となる母子へ安全・安心で切れ目のない医療・看護を提供する」ことのできる人材の育成を目指しています。新人助産師が安全・安楽な助産ケアが提供できる知識・技術・態度を習得し、倫理的感応力を高め、対象の意思決定支援ができるよう育成計画をたてています。また、助産実践能力の維持・向上のため、CLoCMiPレベルⅢ申請認証制度の支援をしております。

1. 市立札幌病院助産師クリニカルラダーに基づいた助産師教育計画

社会が求める助産師を育成するため、助産師教育委員会を設置し、日本看護協会から公表された助産実践能力習熟段階に合わせた市立札幌病院助産師クリニカルラダーを作成し、助産師キャリア開発支援を行っています。具体的には、新採用助産師研修、CLoCMiP(助産実践能力習熟段階)レベルⅢ認証制度申請の支援などの活動をしております。

市立札幌病院助産師クリニカルラダー

1)配属から助産師クリニカルラダービギナー取得まで

1年目は「指導のもと、看護手順、マニュアルに沿って安全に助産ケアが実践できる」を到達目標にしています。主に、ローリスク妊産褥婦の担当をしながら年度末には助産師クリニカルラダービギナーを習得できるよう取り組みます。また集合教育としては、新採用助産師研修は2回/年あり、実践に活用できるようグループワークやシミュレーションを取り入れた参加型研修となっています。また、地域の助産師育成に貢献するため、すべて公開しています(*新型コロナウィルス感染拡大に伴い、公開を中止することがあります)。

2)助産師クリニカルラダービギナー取得後

ビギナー取得後は「ローリスクの分娩介助を自立して実践できる」「ハイリスク妊産褥婦へ個別性のある助産過程を展開できる」「妊産褥婦・家族の価値を尊重する重要性を理解し行動できる」を到達目標としています。新たに外来保健指導や早産分娩介助、母体搬送の受け入れ、プライマリーナースとしてハイリスク妊産褥婦への支援を実践できるよう取り組み、助産師クリニカルラダーⅠの取得を目指します。

3)助産師クリニカルラダーⅠ取得後

プライマリーナースの役割発揮や係り活動を通し、自律的に助産ケアを実践できるクリニカルラダーレベルⅡを目指します。そして、助産師クリニカルラダーレベルⅡ取得後、NICUへ異動し、「ハイリスク新生児の基本的な助産ケアが実践できる」を到達目標とし、ハイリスク新生児とその家族への支援を実践できるよう取り組みます(NICU異動時期に関しては話し合いの上決定いたします)。

2. 助産師研修

1)令和7年度 助産師講演会

テーマ:「助産院における育児支援を学ぶ~母の困りごとに焦点を当てて~」
開催日時:令和7年10月11日(土)

 1か月健診以降の地域における、育児の現状と受けている支援について理解し、切れ目ない支援につなげることを目的として、地域で活躍している「feel 助産院 院長 矢野根絵里子先生」を講師としてお招きし、講演会を開催した。

 講師・研修生全員がマットの上に座り、上肢の歪み矯正体操や抱っこの仕方、おくるみの仕方など、多くの技術を実践した。研修生の満足度は高く、退院後の母の困りごとについて具体的に知ることによって、入院時からできる支援について考えるきっかけとなった。

助産師講演会

2)令和7年度 助産師研修

目的:総合周産期母子医療センターにおける助産ケアの基礎的実践能力を培う

新採用助産師研修

日程

研修内容

 

8月5日

(火曜日)

分娩期の胎児心拍数

モニタリングの判読

  • 胎児心拍数モニタリングの基礎知識について講義
  • 事例を用いてグループワーク

終了

12月8日

(月曜日)

分娩期の助産ケア

  • 事例を用いて、情報から助産診断を実施し、助産ケアを考える(グループワーク)

終了

 

令和7年度 第1回新採用助産師研修「分娩期の胎児心拍数モニタリングの判読」が終了しました

 令和7年8月5日(火)、第1回新採用助産師研修「分娩期の胎児心拍数モニタリングの判読」を開催し、産科病棟に配属された新卒助産師6名と院外研修生4名(計10名)が参加しました。
 講義は当院アドバンス助産師による「胎児心拍数モニタリングの判読に関する基本的知識とレベル分類」についてでした。講義後、事例を用いてグループワークで実践場面を想起しながら学びを深めました。
 研修生は、「胎児心拍数モニタリングについて、再度知識を深めることができ、実際の場面にも活かせる学びができた」「分娩期にその場で素早く判読することが難しいので、先輩と波形を確認して対応を考えることが大切」などの感想が聞かれました。

助産師採用研修1

令和7年度 第2回新採用助産師研修「分娩期のケア」が終了しました

 令和7年12月8日(月)、第2回新採用助産師研修「分娩期のケア」を開催し、産科病棟に配属された新卒助産師6名と院外研修生3名(計9名)が参加しました。
 研修方法は、演習とグループワークで、当院アドバンス助産師による説明と解説を受けて、事例を用いて実践場面を想起しながら学びを深めました。
 研修生は、「実際の場面を想定した演習で、実践に活かせる内容だった」「フィジカルイグザミネーションを活用し、産婦から情報収集することが課題」「得た情報を統合し、助産診断を考えることができた」などの感想が聞かれました。

助産師採用研修2

3)令和8年度 助産師研修(予定)

目的:総合周産期母子医療センターにおける助産ケアの基礎的実践能力を培う

新採用助産師研修(予定)

日程

研修内容

8月頃

分娩期の胎児心拍数

モニタリングの判読

  • 胎児心拍数モニタリングの基礎知識について講義
  • 事例を用いてグループワーク

12月頃

分娩期の助産ケア

  • 事例を用いて、情報から助産診断を実施し、助産ケアを考える(グループワーク)

※研修日程が決定し次第、更新いたします。尚、地域連携病院へ送付します研修案内もご参照ください。