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更新日:2022年6月23日
安全で質の高いがん治療が受けられるよう専門性の高い知識と技術を持つスタッフがお手伝い致します。
外来化学療法センターは外来棟3階に8床と外来棟2階に7床の合計15床のベッドを有し、消化器系・呼吸器系・血液・婦人科系・乳腺外科・泌尿器科の化学療法を行い、1日平均約20人前後の患者さんが利用されています。令和3年度の外来治療件数は年4718件となっております。
最近の化学療法の進歩は目覚ましく、新薬による治療成績の向上、特に生存期間の延長などといった点に注目が集まることが多いのですが、その一方でそうした単なる生存期間の延長といった側面からだけではなく、適切に副作用マネジメントを行い、いかに生活の質を落とさずに治療を継続できるかどうかが大変重要なテーマとなっています。また、インターネットの普及により一般の方も様々な医療情報に容易にアクセスできるようになりましたが、信憑性や正確さに欠ける間違った情報や患者さんが混乱してしまうような情報も数多く氾濫しており、一般の方が正確な医療情報にたどり着けないことも問題視されております。
当センターでは、様々な年齢や生活背景をもつ患者さんに対して、質の高いがん治療の提供だけでなく、通院治療の中で感じる不安や心配ごとに寄り添い、関係する部署と連携を図り、患者さんが治療を受けながら自宅でその人らしい生活ができるような支援を心がけています。
医師から外来化学療法の説明を受けた患者さんとご家族が、安心して点滴治療が受けられることを目的に、看護師が患者さんに合わせたオリエンテーションを実施しています。また、薬剤師から抗がん薬の働き、副作用とその対策方法などを説明し、食事が思うように進まない場合などは栄養士による食事、栄養指導を行っています。
さらに医師、薬剤師、がん化学療法認定看護師、外来看護師、がん相談支援センター看護師、退院支援担当看護師、緩和ケアチームなどの多職種が共同し、患者の想いに寄りそった意思決定支援を検討するアドバンス・ケア・プランニング(※ACP)カンファレンスを実施し、患者中心の医療と看護の提供を行っています。
※ACP:「人生会議」と呼ばれ、もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組み
平成29年度 |
平成30年度 |
令和元年度 |
令和2年度 |
令和3年度 |
|
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件数 |
3,075 |
3,655 |
4,625 |
4,795 |
3,821 |
ベッド回転数 |
0.84 |
0.99 |
1.24 |
1.32 |
1.05 |
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