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札幌市には、平岸霊園、里塚霊園、手稲平和霊園の3ヶ所の市営霊園があります。
市営霊園は既にほとんどの区画が使用されているため、墓じまいなどによって生じた空き区画がある程度集まった場合に限り、墓地使用者の再公募を行っています。なお、再公募の時期は不定期となっております。
継ぐ人や縁のある人がいなくなる、または、遺族に管理の手間をかけさせたくないなどの理由から、現在あるお墓を撤去すること。お墓に埋蔵されていた遺骨は、他の墓所に移すことになります。
「平岸霊園」は、明治期に開設された既設墓地(山鼻、円山、豊平)では需要を満たすことができなくなったため、昭和10年に新霊園の建設計画
が策定され、東京都の「多摩霊園」をモデルに清興典雅の美趣をこらすことを旨とし、昭和16年に開設されました。
戦前戦後の混乱及び資材不足などにより幾多の曲折を余儀なくされましたが、昭和39年に造成工事が完了し、管理事務所を現在の場所に建設しました。
また、昭和63年には、無縁遺骨等の埋蔵を希望する市民向け施設として、合葬式のお墓である合同納骨塚の新設・運用を開始しました。利用希望者の増加により飽和状態となったため、平成26年12月に増設し現在に至っています。
血縁に関係なく、複数の方の遺骨を同一の墓所に埋蔵するお墓のこと。他の方の遺骨と一緒に埋葬するため、埋葬後は遺骨を取り戻すことができません。
「里塚霊園」は、昭和38年に「都市計画墓地」として計画され、その概要は20ヵ年で25,000区画の墓所を造成し、完了時の面積は717,410平方メートルでした。
昭和41年に造成され、同年に第1回目の使用者公募を行い、以来、毎年順調に造成及び公募等を続け、昭和59年6月には最終の公募を終え、合計24,341区画の使用許可を実施しました。
なお、昭和61年4月には、豊平墓地からの移転区画を決める最終抽選会が行われ、同年度をもって里塚霊園すべての区画の許可が終了しました。
「手稲平和霊園」は、公園式墓地としてすでに開設されていた「平岸霊園」及び「里塚霊園」が市の南東部に集中しているため、西方面の市民の利便性を考慮し、昭和45年に建設計画が策定されました。
その後、一部住民より反対があったため、調整のうえ昭和48年から造成を行い、同年に開設されました。
また、昭和49年6月には西野墓地から同霊園へ移転改葬されており、移転由来碑も建設されています。
札幌市内・外には17ヶ所の旧設墓地があります。これらの墓地は、明治期に地域の住民により自然発生的に作られた埋葬地を始まりとしています。
現在は札幌市が管理を引き継いでいますが、昔からあるお墓を代々継承していく方に限り使用を認めていることから、新規の使用者募集を行っておりません。
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