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*ワニ目 CROCODILIA *アリゲーター科 Alligatoridae *英名 *学名 Alligator sinensis |
分布 | アリゲーター科ではヨウスコウワニのみがユーラシア大陸に分布し、流れの穏やかな河川や湖沼、池等に生息しています。 |
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特徴 |
全長2m程度の小型のワニで別名ヨウスコウアリゲーターという。 中国の固有種で冬季になると複雑な横穴の中で6~7ヶ月間冬眠をします。 繁殖形態は卵生で枯草を集めた塚状の巣に10~40個の卵を産み、卵は約70日で孵化します。 土手に穴を掘って生活していて、気温がおよそ10℃以下になると巣穴で冬眠をします。 |
食性 | 動物食で特に甲殻類や貝類を多く食べます。 |
寿命 | 野生下:約50年 飼育下:約70年 |
減少の理由 |
貝類を求めて水田に侵入して稲を倒したり、灌漑用のダムを破壊する害獣とみなされることもあります。 開発や農薬による生息地の破壊、食糧としての狩猟、害獣としての駆除、食物である貝類の減少等により生息数が激減しました。 |
その他 |
レッドリスト:CR(IUCN1996) CITES:付属書Ⅰ 円山動物園では平成13年7月9日に人工繁殖に成功し、平成14年に繁殖賞を受賞しています。 「年中、あまり温度変化のない室内の獣舎」で「冬眠させずに」繁殖に成功しており、世界的に貴重な事例です。 |
ヨウスコウワニ(幼体) |
成個体は黒褐色ですが、幼個体は黄褐色の地に黒い不規則な斑紋が入ります。
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