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都心まちづくりプラットフォーム事業は、都心エリアにおいて「多様な人材や情報が集積する場」および「新しいもの・ことが生まれる力」を併せ持つ、「イノベーションが創出されるまちづくり」を進めるための官民連携による取組です。
札幌市では、2016年に策定した「第2次都心まちづくり計画」において、「国内外から活力・投資を呼び込む札幌都心ブランドの確立」、「魅力的な都心のライフスタイル・ワークスタイルの実現」という目標を掲げ、都心まちづくりを着実に推進する仕組みを構築していくこととしています。
札幌都心は現在、1972年の札幌オリンピックを契機に建設されたビル等が一斉に更新時期を迎えるまちづくりの大転換期を迎えています。前述の都心まちづくりの目標等を実現するためには、この機を逃さず、第4次産業革命やSDGsといった世界的な経済動向への対応に必要とされる、「多様性の集積・交流を通じたイノベーションが創出されるまちづくり」を進めていく必要があります。
その実現に向け、都心で活動する各関係主体が連携・協力し、一体となって取組むための仕組みとして「都心まちづくりプラットフォーム」を立ち上げ、都心の活力創造や課題解決につながる活動を生み出していきます。
「都心まちづくりプラットフォーム」は、都心で活躍する多様な方々が集まり、これからの都心や社会に必要な活動(プロジェクト)を生み出す「場」です。都心のまちづくりについての「議論・情報共有」、都心の活力創造につながる「プロジェクト検討・組成」、都心に関する「情報収集・発信」を行っていきます。
都心の活力創造に向けては、多様な人材や企業を惹きつけるために、都心の魅力を高めていくことが重要であり、そのためには、「都心の空間・機能」というハード面と「都心のコンテンツ・アクティビティ」というソフト面を一体的に扱っていくことが必要です。「都心まちづくりプラットフォーム」は、「都市再生と成長戦略の統合的アプローチ」という考え方でその活動領域を定めます。
これまでの都心まちづくりプラットフォーム事業を踏まえ、令和4年5月に「都心まちづくりプラットフォーム 公共的空間活用会議」を設置しました。
公共的空間活用会議は、都心においてプレイスメイキングや公共的空間活用に係る実証実験等の企画立案等を行うことで、札幌都心の魅力と価値の向上や第2次都心まちづくり計画(平成28年5月策定)の実現を図り、札幌・北海道の発展に寄与することを目的としています。
会員につきましては、随時募集しておりますので、札幌都心においてまちづくり活動を行っている方や、都心のまちづくりに関心のある企業・団体の方がいらっしゃいましたら、会則をご確認の上、下記連絡先までご連絡ください。
公共的空間活用会議 会員名簿(令和4年12月19日時点)(PDF:56KB)
令和2年度までの都心まちづくりプラットフォーム事業での議論を踏まえ、大通公園西11丁目において、公園のこれからの使い方や札幌都心の魅力向上を考える実証実験を開催しました。
大通公園での実証実験は、これまで都心まちづくりプラットフォームに参加していただいた方々を中心に立ち上がった「札幌都心プレイスメイキング実行委員会」が主体となり、『世界一コミュニケーションが誘発される街』をテーマに、令和3年7月2日をプレ開催、令和3年10月8日~11日を本開催として開催しました。
実証実験では、ワークプレイス、移動図書館、災害時に使いたくなるトイレと屋外コスメカウンター、組み立て式和室、ランニングステーション、燃料電池自動車(FCV)の展示等、これまでの大通公園にはない様々な使い方が試行され、大通公園の新たな活用の可能性が確認できました。
写真:プレ開催の様子
写真:本開催の様子
令和2年1月13日~14日、第2回目となるプロジェクトワーキンググループを開催しました。
第2回都心再生プロジェクトワーキングでは、「イノベーションが創出される都心に必要な要素は何か」をテーマとして、特にハードの観点で、札幌都心において必要なワークプレイス(仕事場・ビジネス交流の場)や公共空間についての議論を行いました。講師として、東京の大丸有地区でイノベーション拠点の運営に携わられているエコッツェリア協会事務局次長 田口 真司様をお招きし、当該地区における事例についてご講演頂いた後、ワークショップ形式で札幌都心の現状や課題について検討したうえで、札幌都心にはどのような場が必要で、その創出にはどのような取組が必要か、といったアイデアを出しあいました。
第2回都心の将来像ビジュアル化プロジェクトワーキンググループ、および都心空間開放プロジェクトワーキンググループでは、第1回で考えた「都心で行われている活動」や、「その活動の舞台となる空間」のアイデアをもとに、今後のさらなる議論のたたき台となる「ビジュアル」を作成しました。当日は参加者が出した意見をその場でイラストとして描くライブドローイングにより、札幌都心の将来像として、一つのまちの姿を作り上げました。
令和元年12月14日、第1回目となるプロジェクトワーキンググループを開催しました。
都心再生プロジェクトワーキンググループでは「多様性の集積・交流を通じたイノベーションが創出されるまち」として、人々が集まり、交流し、新たなビジネスを生み出す都心空間をどう作っていくのか、他都市の実践者を招き共に議論しながら「イノベーション」「ウォーカブル」をテーマに、特にハードの視点で札幌都心の魅力を高めるプロジェクト立案を目指します。
第1回では講師として福岡地域戦略推進会議 事務局長補佐の榎本 拓真様をお招きし、「福岡における産学官民一体の地域戦略の立案・推進の枠組み ~FDC及びWe Love天神の取組みから~」についてご講演頂きました。また、その後のワークショップでは「もっと歩きたくなる(ウォーカブルなまち)」札幌の都心を作るには?という観点で、必要な要素や課題、その解決方法などについて議論を行いました。
都心の将来像ビジュアル化プロジェクトワーキンググループ、および都心空間開放プロジェクトワーキンググループでは、「多様性の集積・交流を通じたイノベーションが創出されるまち」で将来どのような活動が行われているかを考え、イラストにより見える形にするとともに、その過程で出た空間活用方法のアイデアを、実証事業として実現することを目指して検討を行っています。
第1回ではワークショップを実施し、テーブルに都心部の地図を広げ、札幌都心の良いところや課題点と思える部分について意見を書き込み、まちの将来像を具体的にイメージしながらアイデアを出し合いました。
令和元年11月11日、都心まちづくりプラットフォーム事業のキックオフ企画として、都心に関するまちづくりの最新の動向や情報を共有し、また関係者が交流する場である「札幌都心まちづくりラボ」を開催しました。
会場となる会議室には人工芝を敷きつめ、普段とは違った景色の中、「多様性をもちイノベーションが生まれるまち」について考える機会となりました。
前半では国土交通省より、都市局まちづくり推進課 三浦官民連携室長にお越しいただき、「都市の多様性とイノベーションの創出に関する懇談会』について」と題し、今後のまちづくりの方向性である「居心地が良く歩きたくなるまちなか」や、官民プラットフォーム形成の重要性について講演頂きました。
その後、都心まちづくりプラットフォームについての事業説明を行い、後半は「札幌都心に必要な『多様性』とは?」といったテーマでワークショップを実施。参加者の皆さんが考える多様性や、その実現に向けた課題や活動など、様々なアイデアが出されました。
都心まちづくりプラットフォーム事業では、今回の「札幌都心まちづくりラボ」をきっかけとして、官民連携による都心まちづくりの取組を進めていきます。
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