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更新日:2024年2月20日
当院は、平成17年1月に厚生労働省から地域がん診療連携拠点病院の指定を受けました。
がん対策は、平成19年4月に施行されたがん対策基本法の基本理念にのっとり推進されています。
そのなかで、厚生労働省は、全国どこでも質の高いがん医療を提供することができるよう、がん診療連
携拠点病院の整備をすすめてきました。
当院では、がん患者さんに対して、様々な専門分野のスタッフが連携して治療にあたるとともに、心身の苦痛を和らげる※1緩和ケアや放射線療法、※2外来での化学療法などがん診療の体制を整備し、充実した医療を行っています。
また、がん患者さんからの相談に対応するためがん相談員を置くとともに、他医療機関でのがん診療に関して当院の専門医からの意見を聞くことのできる「セカンドオピニオン外来」を設けています。
さらに、地域の医療機関と連携し、がんに関するさまざまな研修会を開催するなど札幌医療圏の中核病院としてがん医療の質の確保と向上に努めています。
【参考】
※1緩和ケア:がんなどの病気に伴う痛みや苦しみを和らげることを優先する医療のこと。体の苦痛や心の苦悩などを軽くすることを目的に、医師や看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士などがチームを組み、協力して診療を行う。 戻る
※2外来化学療法:がんの治療法の一種で、抗がん剤などの薬を用いて、がん細胞の増殖を抑えたり、破壊したりする方法。他の治療法には、外科療法(手術によりがんを切除する方法)や放射線治療(放射線を患部に当てる方法)などがある。 戻る
※当院では平成17年(2005年)より、がん登録を行っています。
なお、登録された情報の取扱いについては、「個人情報保護法」及び当院の「個人情報保護(方針)」を遵守して適切に管理しています。
国立がん研究センターに提出された院内がん登録データは、保管及び報告書を作成するだけでなく、「医療の質向上」「医療の実態把握」などを目的に、研究データとして二次利用されます。
二次利用については拒否の申出ができますので、ご希望の方は、以下までお問合せください。
■窓口 医事課 診療情報管理室
●当院に申出をいただく拒否の申請の対象は、当院から国立がん研究センターに提出されたデータ分のみです。他院に受診されてその施設からのデータ提出分も拒否をされる場合は、当該医療機関へもお申し出ください。
●現在行っている解析課題は国立がん研究センターのホームページで閲覧可能です。
●国立がん研究センターで解析のために研究者等にデータを提供する際には提出元と結びつけられる情報は削除します。そのため、この状態になって提供済みのデータについては、追跡が不可能なため削除できません。
●オプトアウトを申出されたことにより、患者さんの診療に影響することはありません。
●さらに詳細な説明が必要な場合は、国立がん研究センターへお問い合わせください。
◎院内がん登録二次利用の拒否についての患者説明書(PDF:226KB)
院内がん登録について https://ganjoho.jp/public/institution/registry/hospital.html
がん情報サービス お問い合わせフォーム https://contact.ganjoho.jp/form/pub/ganjoho/contact
QI(QualityIndicator:診療の質指標)研究とは、標準的な診療がどの程度行われているかを、その実施率(行われている割合)でスコア化し、比較することによって、均てん化を図ることを指します。
均てん化とは、がん治療においては、全国どこでもがんの標準的な専門医療を受けられるよう、医療技術などの格差の是正を図ることを意味します。
そのため、当院では、国立がん研究センター がん対策情報センターが実施する「がん診療均てん化のための臨床情報データベース構築と活用に関する研究」に参加しています。
院内がん登録とDPCデータを集計・分析することで、がん医療の実態を把握するデータベースを作成し、活用方法を検討することを目的としています。
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