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更新日:2025年8月21日

MRI検査の注意事項

MRI検査の注意事項

   MRIは強力な磁場を利用しているため、次に該当する方はMRI検査を受けられないことがあります。必ずスタッフに申し出てください。

1.MRI非対応の体内金属や植込みデバイスについて

  • ペースメーカー
  • 乳房エキスパンダー
  • 人工内耳
  • 植込み型ポンプ
  • ICD(植込み型除細動器)
  • DBS(深部脳刺激装置)
  • カプセル内視鏡
  • その他(MRI非対応機器)

 上記の機器を使用している場合は、人体または機器本体に重大な影響を与える恐れがあるため、MRI検査を受けることができません。

2.その他の体内金属や植込みデバイスについて

  • 人工関節
  • 血管塞栓コイル、ステント、フィルター
  • 事故等による金属片の混入
  • 脳動脈クリップ
  • 人工心臓弁
  • その他の手術や治療で使用した体内金属など

 近年の手術で使用しているデバイスはMRI対応の製品が多くなっていますが、非対応の場合もあるため、植込み時期を含めて検査に問題がないか確認させていただきます。

※MRI対応植込み型不整脈治療デバイスについて 

  近年、条件付きMRI対応ペースメーカーやICD(植込み型除細動器)を使用されている方が増加しています。
 当院は「MRI対応植込み型不整脈治療デバイス患者のMRI検査の施設基準」に基づく所定の研修を受講し、検査施設として登録されております。院内にて用意しております所定の手順を踏むことで検査が可能です。

3.アートメイク、入れ墨等について

   植物性染料を使用している場合は問題ありませんが、色によっては酸化鉄や二酸化チタンを含む金属顔料を使用している場合があり、検査時にやけどや変色を起こす可能性があります。
 上記を理解し同意いただいた場合はMRI検査を受けていただくことは可能です。

4.閉所恐怖症の方

   MRIは直径70cm程度の狭い円筒状の中に入って検査を行うため、閉所恐怖症の方は検査ができない場合があります。当院では円筒内を明るくし、希望される方にはアイマスクの着用や、寝台に寝る際の頭の向き等を工夫することで、不安を少しでも軽減して検査を行うことができるよう心がけております。閉所恐怖症の方は予め医師やスタッフにお伝えください。

検査当日について

1.服装について

   衣服に金属のボタンやファスナーがある場合は、検査する部位によっては検査着に着替えていただく場合があります。
 MRIは検査で使用する電波の影響により体が若干暖かくなり、汗をかくこともあります。保温性の高い衣類(ヒートテック等)を着用している場合は過度に発汗する恐れがあるため着替えていただきます。

2.化粧品について

   化粧品には、磁性体が含まれているものがあり、検査に影響が出ることがありますので、出来れば付けずに来院してください。お化粧をして来院された場合、検査内容によっては、お化粧を落としていただくことがあります。

3.コンタクトレンズについて

   コンタクトレンズは、材質に金属が使われている場合があります。また、眼球との間のホコリ等が危険を及ぼす可能性がありますので、付けずにご来院いただくか、検査の前にはずしていただきます。

4.金属について

   磁石に引き寄せられるようなものや磁場の影響で故障するもの、画質に影響を与えるものを身につけての検査室への入室はできません。入れ歯やピアス等の貴金属類は、はずしていただきます。

5.増毛パウダーについて

   増毛パウダーは製品によっては磁場の影響を受ける「酸化鉄」を含むものがあり、粉末状繊維の飛散により機器が故障する恐れがあります。MRI検査当日は使用しないで下さい。

6.ネイルアート等について

   装飾品に関しては、使用している材質によって吸引・発熱などを引き起こす可能性がありますので、出来れば付けずに来院してください。

 

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MRI造影剤について

   検査内容によっては造影剤を使用することがあります。
当院ではガドリニウム(Gd)造影剤を主に使用します。まれに副作用が生じる場合があり、症状としては、じんましん、吐き気、かゆみや血圧低下などが挙げられます。もし、検査中や検査終了後に体に異常を感じたら検査スタッフにすぐにお知らせください。
まれに検査から数日後に副作用が生じる場合があります。副作用と思われる症状が発生した場合は、ご連絡ください。

以下に当てはまる方は造影剤を使用できない場合があります。

  • 腎機能障害がある
  • 以前にガドリニウム造影剤を使用して副作用が出た方
  • 喘息がある方
  • アレルギー体質の方
  • 妊娠中の方

ガドリニウム造影剤は腎臓から排泄されます。水分制限のない方は水分を少し多めにとってください。

 

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このページについてのお問い合わせ

市立札幌病院 

〒060-8604 札幌市中央区北11条西13丁目1-1

電話番号:011-726-2211

ファクス番号:011-726-7912