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更新日:2023年6月29日

研修医の声

当院修了研修医 山廣 晴菜(令和2年4月1日~令和4年3月31日)

 山廣先生

 私たちが入職したのは、コロナ第一波の最中でした!公立病院で感染症の基幹病院でもある当院では、コロナ患者さんに対応するために、一般の診療がすごく縮小されました。それまでのような研修ができず、一番研鑽を積むべき時にかえって“暇”になってしまい、とても残念な気持ちになりました。「だからといって外には遊びにゆくわけにはいかないし、何したら良いんだ?」と思っていたある日、参加した「オンライン飲み会」で、他の病院の同期の話を聞く機会がありました。「こんな手技やった」「こんな疾患診た」など、みな日々の研修の様子を嬉しそうに語っており、成長している様子を目の当たりにしました(遅れている中オンライン飲みをしている場合ではないのですが(笑))。「みんな着実に成長しているんだな…」と思ったことが、その後の研修に対するモチベーションを上げてくれました。

 それからは少しでも経験を積むため、わずかな機会も逃さず、できるだけ多くの患者さんを診られるよう意識しました。指導医の先生方も状況を不憫に思ってくださって、スキルトレーニングやレクチャーの場を多く設けていただきました。また、始めは近づけてもらえなかったコロナ病棟での診療機会を頂き、それをもって経験と為すことができたのも良かったです。弊害として、「帰った後に何かあったら、機会を逃してもったいないな」と思うようになり、毎日遅くまで残ることが多くなりました。(何かあったら連絡してもらうようにして、仕事が終わり次第さっさと家に帰りましょう。笑) )

 当院の歴代研修医の中では「コロナ(ゆとり)世代」であることには変わりありませんが、やる気に応じて学びたいだけ学ぶことができ、コロナ禍でも研修環境を柔軟に適応させてくれた当院には感謝しかありません。これから当院に研修医として来られる皆さんにもイチオシのポイントです。人として、医療人として、社会人として、あらゆる面で成長させてくれる環境が、当院にはあると思います。

後輩となる研修医の皆さんが、素敵で実りのある研修生活を送れますよう応援しています。頑張ってください!

当院修了研修医 松浦 勇匡(令和3年4月1日~令和5年3月31日)

 

 2022年度・2年目研修医 松浦 勇匡

 当院は札幌市の中核を担う医療機関です。33の診療科から成り、新生児内科、腎移植外科、病理診断科、感染症内科など他院には中々ない特殊な科でも充実した研修が行えることが特長です。日常臨床ではcommon diseaseはもちろんですが、多数の疾患が複雑に絡み合った症例や、報告数の少ない症例などを経験することが可能です。病棟と救急外来をバランスよく研修することができ、空いた時間を利用して自分のやりたい勉強、レポート作成、手技の練習、研修医同士で情報交換(という名の談笑?)などすることができます。「大病院だから症例の取り合いになるのではないか」とか「中心静脈カテーテル(CVC)など手技ができないのではないか」と心配する声も聴きますが、このようなことは一切ありません。確かに当院は研修医の数が25人程度で非常に多いですが、多数の診療科と多くの患者さんがいますので、各々充実した研修が可能です。また手技についても、指導医の先生方が機会を設けて下さいますし、積極的に参加していけばよりその機会に恵まれるでしょう。研修医によっては例えばCVCを1年間の間に10回以上入れている人もいますので、どうぞ安心してください。福利厚生については「市立」病院ですので、夜間当直の翌日は帰ることができますし、有給、特別休暇の取得も可能ですので、オンオフをつけて研修できます。時間外業務についても手当がつくので、生活する上で(何なら少し贅沢するくらい)問題ない額が支給されています。

 当院での初期研修の一番魅力的なのは「臨床研修センター」だと思います。当院の救急外来は臨床研修センターが非3次救急を、救命救急センターが3次救急を担当しています。初期研修医は、救命救急センター研修の時以外は、当番制で平日日中と夜間休日当直あわせて月4回非3次救急外来に従事することになります(非3次症例の急変などは例外)。平日日中は1年目研修医1人、2年目研修医1人、指導医1-2人の3-4人体制で、当直帯は研修医1人、指導医1人の2人体制で外来業務を行っています。当院は救急隊からの連絡用PHSを研修医が持っており、指導医と相談しながら受け入れの可否を決め、常に上級医の指導下で医療行為を行うことができ、常に診療の質を落とさずに経験を積むことができます。当院は感染症指定医療機関ですので、巷で流行しているCOVID-19の搬送を受け、研修医がファーストタッチを行うこともあり、他院では中々できない経験をすることができます。1つ弱点があるとすれば、walk in診療や外傷の搬送が他の研修病院と比較すると少ないことが挙げられます。一方で2022年からERの専門医が指導医に加わり、外傷診療についても、外傷、整形疾患をもっと多く受け入れようと今後の救急体制を見直していく動きもありますので、そちらに是非ご期待ください。

 以上長々と語ってまいりましたが、それでも実際に研修をすると不平不満はつきものです。「自分が何をしたいか、そのために何をすべきか」を考えて行動することが大切です。皆さんの意見を受け止め、反映していく体制が当院には整っています。もし少しでも当院に興味を持った方がいましたら、是非一度見学にお越しください。お待ちしています。

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市立札幌病院 

〒060-8604 札幌市中央区北11条西13丁目1-1

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