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更新日:2011年2月21日

市民活動促進専門アドバイザー会議 第7回会議

第7回会議は下記の通り開催されました。

会議概要

開催日時・場所

開催日時
平成20年2月8日(金曜日)18時30分から20時00分まで

開催場所
札幌市役所本庁舎地下1階南西会議室

出席者

(委員)
木村委員長、金井委員、菅原委員、向井委員
(事務局)
市民活動促進担当課長、市民活動促進担当係長、市民活動促進担当2名
(傍聴者)
1名

内容

  1. 協議
    (1)議題
    ア市民まちづくり活動促進助成制度について
    イ市民活動促進専門アドバイザー会議報告書について
    ウその他
    (2)協議概要

報告事項

(事務局)
事務局より、11月12日に開かれた財政市民委員会にて提出した、市民まちづくり活動促進条例の素案についての説明があった。
(委員)
愛称の募集についてですが、他都市の愛称も少し紹介していただけますでしょうか。
(事務局)
横浜市では、NPO法人を対象とした基金となっておりますが「よこはま夢ファンド」という愛称です。広島市が「ひと・まち広島未来づくりファンドふむふむ」、福岡市は「あすみん夢ファンド」となっております。「夢」とつくものが他にも二つくらいあり、結構多いようです。いずれも親しみやすい名称、かつ、わかりやすい、あとは基金の趣旨をうまく反映したような名称が選ばれているようです。

議題1. 市民まちづくり活動促進助成制度について

(事務局)
事務局より、市民まちづくり活動促進助成制度における事務局での検討状況について説明があった。
(委員)
まず、基金への団体登録時に団体が提出する書類に「登録申請時に属する年」とありますが、これは行政用語ですね。ちょっと難しいと思うので、「登録申請時の年」というように別の言葉に言い換えた方がいいと思います。
(委員)
団体登録時に提出してもらう書類は、できる限り簡素化したような様式にした方が登録団体は楽だと思います。小さな団体はあまり難しくなると登録すらできないのかなと思います。
(事務局)
市民活動を活発にするための制度ですから、面倒な形にしない方が良いというのは基本的な考え方ですよね。
(委員)
当組織でも、ブルーアース基金という助成事業を数年続けていますが、提出書類が多いとクレームとまではいかないまでも、本当は申請したいが面倒くさいというような話があったため、提出書類は助成を求める事業がわかりやすいように説明できるもののみにして、審査を二重にするという形に変更しました。書類で方向性のいい事業、団体を抽出して、そこに担当が聞き取りに行き、その他もろもろの資料の提出をお願いし、事業をビデオに収めて次の審査会議のときに流すという二段構えの審査にしたのです。ですから、その組織が健全なものかどうかは、最初の書類提出後、別に審査をするという告知をしています。こうした形にしても、なかなか申請は集まらないということもありますが、それでも若干は数が増えたのです。やはり、当初の事務局の案については、必要な書類がちょっと多いかなと思います。逆にこれを見て、拒否反応というか拒絶される団体が出てくるのではないかと思います。
(委員)
ブルーアース基金では、必要に応じてその団体の方に活動状況を直接お聞きするようなことがありますということは、何かに明記してあるのですか。
(委員)
そうしております。ただ、実際にヒアリングをお願いすると断ってくる団体もあります。でも、何としても助成して欲しいという団体は、プレゼンテーションのようなこともやってくれます。そうした点では、かなりしっかりとした審査ができていると思うのです。
(委員)
場合によっては、直接団体の方にお話をお聞きするということをどういう形で織り込むかが問題ですね。
(委員)
自分の所属する団体は、事務局が検討している基金への登録書類については、はっきり言いまして全部出すことができます。ただ、構成員が10名の団体で「直近の総会資料」を出すというのは非常に難しいです。私は色々な分野の団体に所属しておりますけれども、団体により総会の考え方がまちまちだと思うのです。先程、事務局から、最近は一同に会さずにメールだけで活動している団体もあるという話もありましたし、はがきでのやり取りを総会としている団体とか色々あります。今回の事務局案では、総会資料は提出しなくてもよいとのことですが、もし出してもらうならばそこをなんとかしなければいけません。
(委員)
団体にもし総会らしきものがないのであれば、収支の決算や予算はどこで決めたのかということが問題になります。決算だけはきちんとできているが、実は団体の中の数人で決めたものであったりすると、それは団体としてどうなのかとも思いますので、総会も確かに必要なものなのかなと思っています。
(委員)
活動がだんだん継続的に行われるようになっていけば、そういうものを成立させざるを得なくなっていくと思うのです。だから、そうした成長途上の団体をどうするかですよね。
(委員)
そこを柔軟に対応していく方法をとっていかなければならないと思います。そして、組織のあり方もきちんとアドバイスするようなものになればいいと思います。
(委員)
あと、登録に必要な書類で「定款、規約、会則、設立趣意書等」についてですが、これも本当は一番最初にやらなければいけないことではありますが、10人くらいで始める場合、あまり厳しくしないでいこう、自分たちの首を絞めない程度でやっていこう、というスタンスで行うところもあります。
案外、そういう会はとてもボランティアらしかったりするのですが、会則等をつくっておかなければだめだと気付くのは、かなり団体が成熟してきたときや、何かリスクがあるようなそんな時期だと思うのです。そうしたことから、設立趣意書は割りと自分の言葉でも書けますが、定款、規約、会則のところは、少し難しいかなと思います。
(事務局)
今のところ全てを出さなくてはいけないというものではなく、どれかを出してもらうということで考えております。設立趣意書のみでも問題ありません。
(委員)
こうした団体は目的があって初めてできるものですから、設立趣意書だけは必ず提出していただいた方が良いと思います。
(委員)
実際に手続きをするときは、書類を受け取る窓口をきちんとしておかないといけませんね。書類が揃っていないときは、どういうものが代わりの書類として認められるかを教えてあげたりと柔軟な対応をすることで、それを機会に自分の団体の不備を整備していくというきっかけになっていくようなことが大事ですね。
(事務局)
また、一つ意見をいただきたい点があります。団体登録については、書類は一度出してもらえば変更がない限り翌年度以降は出してもらわなくても良いと考えているのです。ただ、提出書類の中でも比較的変更の多そうな「構成員の名簿」についてはどうでしょうか。事務局としては、例えば構成員が今まで10人いたのが9人になった場合、助成を受けることができなくなってしまう重要な変更でありますので、できる限りきちんと把握したいのですが、実際に名簿が変更になった都度、団体に名簿を提出してもらうことは可能でしょうか。
(委員)
難しいと思います。ボランティアというのは自分でさえわからないのです。病気ですとか色々な事情もありますからね。そして、そのままにしてしまうのです。3年おきに提出してくださいと言われたら改めて書き直しますけどね。その都度というのは、現実問題非常に難しいです。
(委員)
助成の申請をするときに変更があれば改めて提出するというのはどうでしょうか。基本的には、中心的な人の名簿を出すわけでしょうけれど、それでも入れ替わりが激しいですからね。今までの議論の意を踏まえて、事務局の方で要綱の検討を進めてもらいたいと思います。

議題2. 市民活動促進専門アドバイザー会議報告書について

(事務局)
事務局より、これまでのアドバイザー会議の内容をまとめた報告書についての説明があった。
(委員)
本当に良くまとまっていると思います。自分が話したことが何も載っていないかもしれないと思って見ましたが、ありました。ちょっと気恥ずかしいです。
(委員)
これは今日の話し合いも含めて、最終的に完成となるということですね。この中で一点、市民活動フェスティバルを開催する場の例として「札幌ファクトリー」と書いてありますが、これは「ちえりあ」や「エルプラザ」など行政が関係する施設はたくさんあるので、あえて民間の施設を書いたのでしょうか。
(事務局)
これは、実際に札幌ファクトリーというご意見がありましたので、それで入れました。特に意味合いはございません。
(委員)
それでは、例えば「札幌ファクトリーや」というような言い回しにしておいた方がいいと思います。それと、リーダーやコーディネーターの育成のところで市民カレッジを活用することを入れていただきたいと思います。そうしたことを話したと思いますので。
(委員)
まちセン(まちづくりセンター)の活用についてですが、もう少し変わった何かがないのかなと思いました。今、東区では10あるわけですが、まちセンを利用していない地区も相当あると伺っております。活用していないところでは、経費節減のため閉鎖も考えたほうが良いとも考えているのです。まちセンはむやみにあればいいというものではなく、そのまま置くのであれば変わった利用の仕方を考えてもらいたいと思います。今、市にはまちセンはいくつあるのでしたか。
(委員)
87です。たぶん、偏在しているようなところもあるのかもしれません。ただ、鶏と卵みたいなもので、コミュニティーに元気がないからまちセンを活用できていないのかもしれません。だから、そこでまちセンがなくなると、コミュニティーにもっと元気がなくなってしまいます。そこのところをもう少し考えないといけませんね。
(事務局)
まちセンを地域のまちづくりの拠点にするというのは市の重要施策ですので、数を減らすという方向では動いてはおりません。もっともっと活用していこうと考えております。連絡所からまちセンへ改編になって3年くらい経ちますが、改編してから新しくできたまちづくり活動は400とも500とも言われております。全市総体で見ればまちセンを通じた活動がそれだけ活発化しているというふうに考えています。そしてこれからは、まちづくり活動の数だけではなく、質的にどのようにまちづくりに貢献しているかを判断しながら、活発化を図っていきたいと考えているのです。
市民まちづくり活動促進条例もできましたので、まちセン所長には活動したい人と活動団体をつなぐようなコーディネーターのような役割を果たすことを期待し、ますます重要な役割を果たしてもらいたいと考えております。
(委員)
まちセンも大事ですが、まちセンだけではなく、地域の活動拠点となる地区センターや老人福祉センターとのつながりもすごく大事になると思います。

議題3. その他

(事務局)
事務局より、次回の第8回アドバイザー会議が最終回となり、3月下旬に行いたい旨説明。また、主な議論は基金の愛称の審査となるとの話があった。後日日程調整を行うこととなった。

 

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