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更新日:2022年4月1日

コラム「こんにちは、アシストです」(2022年4月号)

「自分を守るために、緊急事態を想定することも大切です。」~田口相談員~

 

今年は、雪に悩まされた冬でしたね。

雪に慣れているはずの北海道人も、驚くほどの積雪でした。札幌の降雪量は、令和2年は3.31mで、この時期までの平均は3.91mです。でも、今年はすでに3月3日までに4.44mも積もっているので、やはり今年は豪雪だったということがわかります。

交通機関の運休や除排雪など、生活にも影響がありました。ここ最近、雪の降り方が変わってきたように感じます。積雪による飛行機やJRの運休が多数あり、特に排雪遅れによりJRの全線運休が続くという事態は記憶に新しいところです。

 

7年前のことです。1月に友人と三人で旅行に出かけ、大雪の洗礼を受けたことを思い出します。伊丹空港から新千歳空港への帰路で、積雪のため悪天候で千歳に着陸することが出来ず、関西空港に戻るという経験をしました。関西空港は22時30分の到着となり、このまま空港内で宿泊になるのではないかと大慌てしました。

そのため、大急ぎで翌日の飛行機予約と、宿泊先の確保を各自分担して対応することにしました。私は宿泊先を探すことになり、まず観光案内所で近郊の宿泊リストを貰いました。しかし、担当の人から近くのホテルは全て満室になったという情報を聞き、時間との勝負だと強く感じました。そこで少し範囲を広げ、空室があるかどうか、また金額を聞いてまわり、5軒目でやっと三人が宿泊できるホテルを確保することが出来ました。それから飛行機も無事に予約することができて、やっとのことでホテルで眠りにつくことができました。翌日も飛行機は千歳の上空を旋回し、着陸の順番待ちとなりましたが、千歳空港に無事着陸することができました。

この時の教訓から、旅行の時は、時刻表、ホテル案内、最低限度の水やお菓子、冬はカイロを持ち歩くようになりました。今では日常的に水とお菓子も持ち歩くことにしています。故事のことわざの『備えあれば、憂いなし』は、まさに自分の身を守ることだと実感した出来事でした。

 

当時の三人で会うと、いつもこの時の話題になります。「チームワークが抜群だったね。」と互いに自画自賛になります。三人で分担できたので何とかなりましたが、「自分一人の場合は?」と考えると恐怖を感じます。

困っている時、一人ではなかなか解決できないこともあります。そんな時、子どもアシストセンターに相談してみませんか?一緒に考えましょう!

 

令和4年4月1日

 

 

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