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みなさんは、国際宇宙ステーション(ISS)を見たことがありますか?
“7月18日午後8時05分頃、北の空から東の空に向かってISSが見える”という情報が入りました。この日の札幌は例年になく暑く、夜になっても心地よい気候です。ウキウキ気分で近くの幌平橋へ行き夜空を眺めることにしました。
空に向かって深呼吸をすると、中島公園が近いせいでしょうか草木のよい匂いがします。そして、反対の夜空に目を向けると大きなお月さまが光っています。河川敷に目を向けると、若者のグループがダンスをしています。「あぁ~なんてノドカな時間でしょう。」今までゆっくりと夜空を眺める時間なんてあったのかしら?これは、図らずもコロナのおかげかも…。などと考えているうちに、そろそろ宇宙ステーションが現れる頃。夜空に目を凝らすと、明るい星のような動く物体を発見!大きな星がゆっくりと移動している感じです。「わぁ~見えた!」夜空に向かって思わず手を振ってみる。「見えるわけないよね。400キロ離れているんだものね~」えっ?400キロ離れているのに、なぜ光って見えるのかな?宇宙ステーションに明かりをつけていても、見えるわけないし…400キロも離れているのに動いて見えるって、どれほどのスピードだろう?全く知識のない私の頭の中はハテナ??マークでいっぱいになりました。
早速、ネット検索と言う素晴らしい先生に教えてもらいました。
〈ぎもん〉地上からISSが見える条件は?
1,空が晴れている
2,住んでいる場所の上空をISSが通過する時
3,住んでいる場所が夜で、ISSは昼の時
1と2はすぐに理解できましたが、3の“ISSは昼”ってどういうこと?その意味を調べたところ、“ISSに太陽が当たっている時間”という意味、光って見えるのは、月や金星と同じように太陽光が反射して明るく輝くのだとわかりました。
〈ぎもん〉どれくらいのスピードで動いているの?
地球1周を90分で回っています。なんと、秒速約7.7km!同じ軌道を回っていますが、地球が自転によって回転しているため、ISSが通過する位置が変化していくとわかりました。
全く宇宙に詳しくない私としては、「へーなるほど!」と、すべてが新鮮でした。いつも思うのですが、自分の知らない世界をのぞく時ってワクワクするのです。
アシストセンターでは、いろいろな困難にぶつかり心が折れそうな子どもたちの相談に対応しています。私はよく「ところであなたの好きなことはなに?」と聞きます。ほとんどの相談者は何かを答えます。「よかったわ、楽しいと思える時間を持てそうだね」そんな時間を持つことで、辛い気持ちを切り替えて、楽しいと思える時間を一瞬でも持ってほしいと思うのです。明けない夜はない。
令和3年8月24日
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