市立札幌病院公式ホームページ > 病院の概要 > イベント・講演会のご案内 > 令和5年度 市立札幌病院 市民公開講座 開催報告
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更新日:2023年10月2日
当院では、市民の皆様の健康増進や疾病予防を目的として、市民公開講座を実施しております。この度第2回目が開催されましたので、ご報告いたします。
日時:令和5年9月9日(土)13時30分~15時00分
テーマ:“足し算命を生きる”
講師:JA愛知厚生連 海南病院 緩和ケア内科 大橋 洋平医師
第2回目の今回は、地域がん診療連携拠点病院として当院緩和ケア内科とともに主催しております。
今回も引き続き、現地・オンラインでのハイブリットで開催いたしました。当日は現地67名、オンライン30名の計97名にご参加いただきました。
大橋 洋平先生
講師の大橋先生より、ご自身が患っている「GIST(消化管間質腫瘍)」の症状の経過、がんを患いながらこれまでどのように生活されてきたか、これからについてなど、「がん患者」「緩和ケア医」双方の立場から明るくユーモアをまじえながらお話しがありました。
テーマでもある「足し算命(たしざんいのち)」とは、肝臓転移がわかった2019年4月8日から「生きた日」を数えるもので、講義当日で1600日を超えています。
患者さんそしてご家族や支える友人、医療者など全ての人について、人生を生きる上で「役割をもらえること」「話を聞いてもらえること」「応援してもらえること」がとても大切であり、頼れるものは頼っていいというお話しがありました。
緩和ケア内科:原田 紘子医長 会場の様子
終了後に実施したアンケートでは、「生きる力をいただきありがとうございました」「明日は我が身、我が家族と思い切実に拝聴した。難しい医学の話かと思ったがユーモア入りで明るい雰囲気で進められよかった」「『足し算命』実行したいと思う」などたくさんのご意見をいただきました。
ご参加いただいた皆さま、講師の大橋先生、ありがとうございました。
当院では、市民の皆様の健康増進や疾病予防を目的として、市民公開講座を実施しております。この度第1回目が開催されましたので、ご報告いたします。
日時:令和5年8月5日(土)13時30分~15時00分
テーマ:“健康長寿をめざして”~フレイルを予防しよう~”
第1部:「運動のおはなし 動けるからだを維持するために」
講師:市立札幌病院 リハビリテーション科 真屋 大気 理学療法士
第2部:「栄養のおはなし からだは食べるものからつくられています」
講師:市立札幌病院 栄養科 小鹿 真由 管理栄養士
今回も昨年度に引き続き、現地・オンラインでのハイブリットで開催いたしました。当日は現地61名、オンライン35名の計96名にご参加いただき、無事開催することができました。
第1部では、講師の真屋大気理学療法士より、フレイルについての説明、
また今日からできる簡単エクササイズの紹介、運動時の注意点についてお
話しいただきました。フレイルの状態が確認できる「5回立ち上がりテス
ト」の説明の場面では、当院:中村副院長・永坂理事が実際に5回立ち上が
りテストを実施し、会場も盛り上がりました。
真屋理学療法士からは、運動をするにあたっては自身の運動習慣や体力
と相談して無理なく運動を続けていくこと、運動の効果には年齢は関係な
く、継続することが一番大切であるとのお話しがありました。
講演スライドより:5回立ち上がりテスト 中村地域連携センター長 永坂副地域連携センター長
第2部では、講師の小鹿真由管理栄養士より、バランスよく食事をとる
ための工夫について、たんぱく質を意識的に摂るためのコツについてお
話しいただきました。栄養面におけるフレイル予防のためには、こまめ
な体重測定を行い自身の栄養状態を把握すること、毎食たんぱく質を摂
ること、たんぱく質をプラスとはいえバランスのよい食事が一番である
こと、など具体的にわかりやすくお話しいただきました。
講演スライドより:1食あたりのたんぱく質のめやす
終了後に実施したアンケートでは、「フレイルの予防が大切だとよく理解できた」「エクササイズの例示提供は大変参考になった」「夫婦での生活になり食事の手抜きがあり反省した。一品プラスを心がけたい」といったご意見など多数いただきました。
ご参加いただいた皆さま、講師の真屋理学療法士、小鹿管理栄養士、ありがとうございました。
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