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更新日:2025年10月20日
日時:令和6年12月15日(日曜日)10時30分~12時00分
テーマ:ACP 人生会議 自分の価値観や希望を大切な人や医療者に伝えるために
第1部:「大切な人とあなたの人生会議」
講師:市立札幌病院 緩和ケア内科医長 原田 紘子 医師
第2部:「もしもに備えた私の心づもりを考える」
講師:市立札幌病院 がん相談支援センター 松山 茂子 がん看護専門看護師
第3部:「慢性疾患を抱えながらより良く生きるために」
講師:市立札幌病院 看護部 宮崎 博士 慢性疾患看護専門看護師
この日の札幌は朝から気温が低く雪の降る中となりましたが、総勢75名の方にご参加いただきました。
演題1講師の原田先生より、「人生会議」について、また「人生会議」の必
要性について、大阪府吹田市のスライドや実際の例を用いてお話しがありまし
た。自分の身の回りの大切な人と話し合い共有すること、気持ちや思いは変化
してもいいこと、何度も繰り返し話し合っていくことが大切ということをわか
りやすくお話しいただきました。
緩和ケア内科医長
原田医師
演題2の松山がん看護専門看護師からは、ACP(人生会議)について、また
演題1で原田先生からお話しがあった「話し合い」について、どのタイミング
で誰といつ話し合ったらいいのか、がん看護専門看護師の立場から具体的にお
話しいただきました。事例もまじえながら、自分らしく最期まで生きるために
自分の考えや希望を家族や大切な人に伝えて欲しいこと、一人一人の考えや希
望を家族や大切な人に伝えて欲しいこと、一人一人の考えや希望を医療者も尊
重したいと考えていることについてお話しがありました。
松山
がん看護専門看護師
演題3の宮崎慢性疾患看護専門看護師からは、慢性疾患の経過について、ま
た今後慢性疾患を抱えながら生活をする人が増えていく中で、どのようにACP
(人生会議)を行っていくのがいいのか、を実際の事例をいくつかまじえなが
ら、具体的なお話しがありました。話せる人に気持ちを話してみることの大切
さについて、慢性疾患看護専門看護師の立場からお話しいただきました。
宮崎
慢性疾患看護専門看護師
終了後に実施したアンケートでは、「早速自分の思い、希望することをノートに記そうと思います。その思いが“今後変わってもいい”とわかり、ハードルが下がったと感じました」「自分の最期を決める大切さを考えさせられました。家族と話をするきっかけになると思う」「一人住まいのため、色々と悩むことが多いのですが、自分なりに考え、周りに話ができる人を増やして近所づきあいを多くしていくといいのでは・・と思いました」など、たくさんのご意見をいただきました。
会場の様子
今年度の市民公開講座は今回で終了となります。今年度も多数ご参加いただきありがとうございました。
次年度も開催予定ですが、開催日時が決まりしだい、ホームページ等でご案内いたします。
ご参加いただいた皆さま、講師の皆さまありがとうございました。


講演スライドより一部抜粋
日時:令和6年11月18日(月曜日)13時30分~15時00分
テーマ:健康長寿はオーラルフレイル予防から
第1部:「ご存じですか?オーラルフレイル」
講師:市立札幌病院 歯科口腔外科部長 小野 貢伸 歯科医師
第2部:「いつまでも美味しく食べるには」
講師:市立札幌病院 看護部 工藤 菜留美 摂食嚥下障害看護特定認定看護師
第3部:「オーラルフレイル予防~今からできること~」
講師:市立札幌病院 リハビリテーション部担当係長 青野 裕範 言語聴覚士
この日の札幌は朝から気温が低く、本格的な冬の到来を感じる中での開催となりましたが、総勢66名の方にご参加を頂き、無事開催することができました。
第1部では、講師の小野先生より、オーラルフレイルについて詳しくお話が
ありました。オーラルフレイルは早期の重要な老化のサインと考えられている
ため、適切な対策を行うことで進行を抑え、“健口”な状態に戻ることができま
す。そのためにも“ささいな衰え”を見逃さず、心配があったときにはすぐにか
かりつけの歯科医に相談することが重要であるとお話がありました。
歯科口腔外科部長
小野歯科医師
第2部では講師の工藤摂食嚥下障害看護特定認定看護師より、食べることの
重要性についてと、日常で気を付けるべき点についてお話がありました。特に
「固い食べ物が噛めない」、「自分の歯が少ない」、「お口が渇く」、「活舌
が悪い」、「むせる・食べこぼしが増える」が積み重なるとオーラルフレイル
に繋がるということを、実例を交えながらお話しいただきました。オーラルフ
レイルを予防するためにも「よく食べる」、「良く話す」、「良く笑う」こと
が一番大事 であるとお伝えした時、多くの方々が頷いて聞き入って下さって
いた事がとても印象的でした。
工藤摂食嚥下障害看護
特定認定看護師
第3部では講師の青野言語聴覚士より、今からできるオーラルフレイルの予
防についてお話がありました。
特に「お口・舌の動きをスムーズにする体操」や「飲み込むパワーをつける体
操」、「噛むパワーをつける体操」など、口腔機能の低下を予防するための体
操について、実践を交えながら紹介していただきました。また、自分で簡便に
嚥下の機能を測ることができる「EAT-10(イート・テン)」についても紹介
していただきました。
青野言語聴覚士

終了後に実施したアンケートでは、「予防すること
で健康を維持できることが多いとわかり、大変参考に
なりました」、「フレイルにならないように、よく食
べる・よく話す・よく笑うような生活をしていきたい
」、「テレビや新聞等である程度知ることはできます
が、このような講座で具体的に知ることができて、と
てもよかった」など、たくさんのご意見をいただきま
した。
会場の様子
第3回の市民公開講座は、12月15日(日曜日)10時30分より、”ACP(人生会議)”「自分の価値観や希望
を大切な人や医療者に伝えるために」についての講演を予定しています。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。



講演スライドより一部抜粋
※なお、当日の講演につきましては、札幌市公式 You Tube に掲載予定ですので、公開までもうしばらくお待ちください。
日時:令和6年6月30日(日曜日)10時30分~12時00分
テーマ:誰もに緩和ケアが届く街へ ~ある晴れた日の物語~
講師:一般社団法人MY wells 地域ケア工房代表 緩和医療専門医・指導医 神谷 浩平先生
第1回目の今回は、地域がん診療連携拠点病院として当院緩和ケア内科とともに主催しております。
昨年度までは新型コロナウイルス感染症の感染対策のためにオンラインを併用したハイブリッド形式で開催しておりましたが、今年度より従前の現地開催のみという形で開催しました。当日は78名の方にご参加いただきました。
今回の市民公開講座は、緩和ケアの普及に取り組んでおられる山
形県唯一の緩和医療指導医である、神谷浩平先生にご講演いただき
ました。
神谷先生のお話は、「緩和ケアについてどのようなイメージを持
っていますか?」という問いかけから始まりました。緩和ケアは、
「もう助からないと宣言された方が受ける治療ではなく、より良い
治療と生活を続けられるように取り組むもの。自分らしく過ごすた
めに、ご自身と、ご自身のことをよく知る人を含めて話し合ってい
くためのお手伝いを行っています」とお話しされ、がんという病気
とのかかわりや緩和ケアのポイントなどを、多くの患者さんと共に
過ごしてきた実体験を交えながらご講演をいただきました。
神谷 浩平先生
終了後に実施したアンケートでは、「自分を大切にしてくれるす
ばらしい医療だと思います」「本人にしかわからないことを我慢せ
ずに話したり相談できる場は、色々な場面に通じて大切だと思いま
した」「緩和ケアについての認識が変わりました。将来病気になっ
た時の参考になりました」などたくさんのご意見をいただきまし
た。
第2回目の市民公開講座は、11月18日(月曜日)13時30分より、
「口腔フレイル予防」についての講演を予定しています。詳細が決
会場の様子 まり次第お知らせいたします。ご参加いただいた皆さま、講師の神
谷先生、ありがとうございました。

講演スライドより一部抜粋
※講演の動画を後日配信する予定でしたが、都合により中止させていただきます。大変申し訳ございません。講演時の配布資料をアップいたしますので、どうぞご覧ください。
第1回市民公開講座 配布資料はこちら(PDF:6,200KB)
テーマ:“健康長寿をめざしてⅡ”~認知症について知っておきたいこと~
日時:令和5年12月2日(土曜日)13時30分~15時00分
第1部:「認知症を予防するためには」
講師:市立札幌病院 精神科部長 伊藤 侯輝医師
第2部:「どんどん眠ろう?~“睡眠”の正しい知識をもって予防に取り組む~」
講師:市立札幌病院 看護部 東谷 敬介 精神看護専門看護師
第3回目の今回も引き続き、現地・オンラインでのハイブリットで開催いたしました。当日は現地89名、オンライン50名の計139名にご参加いただきました。

第1部講師の伊藤医師より、認知症全般、特に認知症の大半を占める
「アルツハイマー型認知症」について、最新の治療や検査についてなど、
最新の知見をもとにお話しいただきました。また、認知症を予防する大
切な項目として、「定期的に運動をすること」「食事に気をつける」こ
とについてそれぞれ具体的なお話しがありました。
精神科:伊藤部長

第2部講師の東谷看護師からは、認知症予防の観点からの「睡眠」に
ついてお話しいただきました。睡眠時間は長すぎても短すぎても認知症
発症リスクとなりうること、睡眠時間にとらわれず“休養感”のある睡眠
を目指すこと、正しい睡眠時間の維持が大切であること、など具体的に
わかりやすくお話しがありました。
東谷精神看護専門看護師

講演スライドより一部抜粋
終了後に実施したアンケートでは、「認知症も生活の中で予防することができるとのことですので、生活の中で今日のことを取り入れていこうと思いました」「日頃一番気にかかっていたことの講座でした」「TVなどで聞いたことはありましたが、医師と看護師の話を直接聞けて内容も深くとても嬉しかった」などたくさんのご意見をいただきました。
今年度の市民公開講座は全て終了いたしました。来年度の予定につきましては、決まり次第当院ホームページでお知らせいたします。
ご参加いただいた皆さま、講師の皆さま、ありがとうございました。

会場の様子
なお、当日の講演につきましては、札幌市公式YouTube(公開URL:https://youtu.be/NajfOR6O3cc)に掲載しておりますので、ぜひご視聴ください。
テーマ:“足し算命を生きる”
日時:令和5年9月9日(土曜日)13時30分~15時00分
講師:JA愛知厚生連 海南病院 緩和ケア内科 大橋 洋平医師
第2回目の今回は、地域がん診療連携拠点病院として当院緩和ケア内科とともに主催しております。
今回も引き続き、現地・オンラインでのハイブリットで開催いたしました。当日は現地67名、オンライン30名の計97名にご参加いただきました。
大橋 洋平先生
講師の大橋先生より、ご自身が患っている「GIST(消化管間質腫瘍)」の症状の経過、がんを患いながらこれまでどのように生活されてきたか、これからについてなど、「がん患者」「緩和ケア医」双方の立場から明るくユーモアをまじえながらお話しがありました。
テーマでもある「足し算命(たしざんいのち)」とは、肝臓転移がわかった2019年4月8日から「生きた日」を数えるもので、講義当日で1600日を超えています。
患者さんそしてご家族や支える友人、医療者など全ての人について、人生を生きる上で「役割をもらえること」「話を聞いてもらえること」「応援してもらえること」がとても大切であり、頼れるものは頼っていいというお話しがありました。

緩和ケア内科:原田 紘子医長 会場の様子
終了後に実施したアンケートでは、「生きる力をいただきありがとうございました」「明日は我が身、我が家族と思い切実に拝聴した。難しい医学の話かと思ったがユーモア入りで明るい雰囲気で進められよかった」「『足し算命』実行したいと思う」などたくさんのご意見をいただきました。
ご参加いただいた皆さま、講師の大橋先生、ありがとうございました。
なお、当日の講演につきましては、札幌市公式YouTube(公開URL:https://youtu.be/jCBYjNoddXQ)に掲載しておりますので、ぜひご視聴ください。
テーマ:“健康長寿をめざして”~フレイルを予防しよう~”
日時:令和5年8月5日(土曜日)13時30分~15時00分
第1部:「運動のおはなし 動けるからだを維持するために」
講師:市立札幌病院 リハビリテーション科 真屋 大気 理学療法士
第2部:「栄養のおはなし からだは食べるものからつくられています」
講師:市立札幌病院 栄養科 小鹿 真由 管理栄養士
今回も昨年度に引き続き、現地・オンラインでのハイブリットで開催いたしました。当日は現地61名、オンライン35名の計96名にご参加いただき、無事開催することができました。

第1部では、講師の真屋大気理学療法士より、フレイルについての説明、
また今日からできる簡単エクササイズの紹介、運動時の注意点についてお
話しいただきました。フレイルの状態が確認できる「5回立ち上がりテス
ト」の説明の場面では、当院:中村副院長・永坂理事が実際に5回立ち上が
りテストを実施し、会場も盛り上がりました。
真屋理学療法士からは、運動をするにあたっては自身の運動習慣や体力
と相談して無理なく運動を続けていくこと、運動の効果には年齢は関係な
く、継続することが一番大切であるとのお話しがありました。

講演スライドより:5回立ち上がりテスト 中村地域連携センター長 永坂副地域連携センター長

第2部では、講師の小鹿真由管理栄養士より、バランスよく食事をとる
ための工夫について、たんぱく質を意識的に摂るためのコツについてお
話しいただきました。栄養面におけるフレイル予防のためには、こまめ
な体重測定を行い自身の栄養状態を把握すること、毎食たんぱく質を摂
ること、たんぱく質をプラスとはいえバランスのよい食事が一番である
こと、など具体的にわかりやすくお話しいただきました。

講演スライドより:1食あたりのたんぱく質のめやす
終了後に実施したアンケートでは、「フレイルの予防が大切だとよく理解できた」「エクササイズの例示提供は大変参考になった」「夫婦での生活になり食事の手抜きがあり反省した。一品プラスを心がけたい」といったご意見など多数いただきました。
ご参加いただいた皆さま、講師の真屋理学療法士、小鹿管理栄養士、ありがとうございました。
テーマ:“ホスピスのこころ”
日時:令和4年12月17日(土曜日)13時30分~15時00分
第1部:今日からできる食事の工夫 合言葉は「さあ、にぎやかにいただく」
講師:市立札幌病院 栄養担当課長 小林 ゆかり管理栄養士
第2部:ホスピスのこころー20年の歩みを振り返ってー
講師:札幌南徳洲会病院総長 前野 宏先生
今回も第2回に引き続き、オンライン・現地でのハイブリットで開催いたしました。当日は現地46名、オンライン68名の計114名にご参加いただき、感染対策を取りながら無事開催することができました。

第1部では、講師の小林ゆかり管理栄養士より、短時間でおいしくバランスよく食事がとれるレシピの紹介や、チェックシートを用いて、わかりやすい食事の工夫についてお話しいただきました。会場に参加の皆さまも楽しく参加されている様子でした。

第2部では、講師の前野宏先生より、ご自身の緩和ケア医へのあゆみ、現在の札幌南徳洲会病院での緩和ケアへの取り組み、ホスピスについて、豊富なご経験からわかりやすくお話しいただきました。
「ホスピスケアの根底にあるのは『平等(対等)意識』である」こと、「ホスピスのこころとは弱さに仕えるこころであり、医療の原点である」こと、「ケアする立場の私たち医療者が患者さんやご家族からの言葉でケアされることも多い」など、出会われた患者さん・ご家族とのかかわりや、多くの書籍を紹介されながらお話しいただきました。
終了後に実施したアンケートでは、「食事についてのお話は、最近食への関心も無くなり、薬を飲むために何かを食べる、と言う状態だったので、見直す良い機会になった」「第1部・2部ともにとてもわかりやすく興味深いお話で、大変楽しく参加できた。自分の最期の時を過ごす場所を選択するいい機会になった」「緩和ケアのメインテーマは、がん患者だけではなく全ての病人、または、関わる全ての人に対する、本来あるべき態度だと思う」といったご意見など多数いただきました。
ご参加いただいた皆さま、講師の小林管理栄養士、前野先生、ありがとうございました。
なお、当日の講演につきましては、札幌市公式YouTube(公開URL:https://youtu.be/_d-5s0fEono)に掲載しておりますので、ぜひご視聴ください。
テーマ:『人生会議の日』~人生最期の日まで「どう生きるか」考えてみませんか~
日時:令和4年11月17日(木曜日)10時30分~11時30分
講師:北海道医療大学名誉教授 石垣 靖子先生

石垣靖子 北海道医療大学名誉教授
今回はオンライン・現地でのハイブリットで開催いたしました。当日は現地44名、オンライン61名の計105名にご参加いただき、感染対策を取りながら無事開催することができました。
講師の石垣先生からは、「人生会議の日」や「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」とは何か、「思いやり」とは他者へだけでなくまずは自分自身を思いやることが大切、といったお話しを多くの書籍や実体験を交えて、ご講演をいただきました。
終了後に実施したアンケートでは、「先生の熱意に感動しました」「これからの人生を楽しく生きていくためには、これまでの自分の人生を明らかにしていくことが大事。自分のことを理解していなかったことに気づけた」「両親と残り少ない時間をたくさん話して話を聞ける余裕を持ちたい」「意思は変わることがある。その時、その時で確認することが大事」「高齢の母と同居しているが、色々なことに何故?と思っていましたが、わからなくても良いことがあるのだと心が軽くなった」といった、たくさんのご意見をいただきました。
ご参加いただいた皆さま、講師の石垣先生、ありがとうございました。
なお、当日の講演につきましては、札幌市公式YouTube(公開URL:https://youtu.be/pSlYecJfrhI)に掲載しておりますので、ぜひご視聴ください。
テーマ:「上手に医療とつながろう~乳がん治療を通して考える早期発見から治療まで~」
日時:令和4年6月25日(土曜日) 10時30分~11時30分
(オンライン開催)
講師:市立札幌病院
地域連携センター 部長 矢田 美奈子 「かかりつけ医をもちましょう」
乳腺外科 部長 大川 由美 「これからの乳がんとの付き合い方」
今回はオンライン・現地でのハイブリット開催予定でしたが、院内感染状況を鑑みて急遽オンラインのみの開催となりました。そのため、現地参加のみの希望者数名の方が残念ながら参加できませんでしたが、当日21名の方々にご参加いただきました。
地域連携センター 矢田部長からは、「かかりつけ医をもちましょう」という演題で講演がありました。「かかりつけ医」とは何か、「かかりつけ医」をもつメリットと安心、上手な病院との付き合い方について、実体験を交えてわかりやすいお話しをしていただきました。


(講演スライドより一部抜粋)
乳腺外科 大川部長からは、「これからの乳がんとの付き合い方」という演題で講演がありました。コロナ禍によるがんの早期発見への影響や、乳がんとはどのような疾患なのか、現在の乳がん治療、これからの乳がんとの付き合い方について、具体的な例を交えてわかりやすくお話しをしていただきました。

(講演スライドより一部抜粋)
終了後に実施したアンケートでは、「とてもわかりやすかった」「必要時にすぐ総合病院と連携を図り、患者を安心させてくれるかかりつけ医がたくさん増えるといいと思った」「今回の講座と同様の形で、他の部位のがんのお話しも今後ぜひ聞きたい」といったご意見をいただきました。
また、今回は急遽オンライン開催のみとなってしまいましたが、実施後のアンケートより、現地開催とオンライン開催どちらも実施して欲しいというご意見を多くいただきました。今後の開催につきましても、できる限り現地・オンライン双方での開催予定です。
なお、次回第2回市民公開講座は、11月17日(木曜日)10時30分より、「ACP(アドバンス・ケア・プランニング:人生会議」についての講演を予定しています。詳細が決定しだいお知らせいたします。
ご参加いただいた皆様、講師の矢田部長、大川部長、ありがとうございました。
テーマ:自分らしく生きるために大切な人と話し合おう~人生会議の日~
日時:令和3年11月17日(水曜日) 10時30分~11時30分
(市立札幌病院(2階講堂)、オンラインでのハイブリット開催)
講師:市立札幌病院
がん看護専門看護師 松山 茂子 「よりよく生きるための人生会議」
急性・重症患者看護専門看護師 木村 禎 「身近な人の生き方を尊重するために」
急性・重症患者看護専門看護師 小池 千佳子 「事例で考える人生会議」

当日は現地参加:16名、オンライン参加:29名、2団体の方々にご参加いただきました。
現地では60歳代以上、オンラインでは50歳代以上の方が多く参加されました。
(写真 当院会場の様子)
松山がん看護専門看護師からは、「よりよく生きるための人生会議」という演題で講演がありました。「人生会議」とは何か、今後の人生をよりよく生き抜くために身近な人やご家族と常日頃話し合っておくことの大切さについて、お話しがありました。
木村急性・重症患者看護専門看護師は、「身近な人の生き方を尊重するために」というテーマで、医療現場を想定した講演でした。患者・ご家族・医療者がそれぞれ何を話し合うことが多くあるのか、何を大切に話し合っていけばよいのか、具体的な場面での考え方が示されました。
最後は小池急性・重症患者看護専門看護師が、「事例で考える人生会議」という演題で、いつどのタイミングで、今後の人生について身近な人やご家族等と話し合っておくことが必要なのか、実際の事例を用いた具体的な内容の講演でした。


(講演スライドより一部抜粋)
終了後に実施したアンケートより、「人生を楽しく生き抜くために家族と話し合っておく重要性を事例から現実感をもって感じた」「人生最期の時に限らず、医療を受ける際は『受け身』ではダメなんだと思った」「対話の大切さを切に感じた。医療者側と患者家族が話しやすい環境にあることが大事。信頼関係が大切」「多くの方に知っていただきたいセミナーだったと思う」といったご意見をいただきました。
1時間の講演時間でしたが「短い」というご意見もありました。
コロナ禍において、令和3年度の市民公開講座の開催方法に関しては感染状況を鑑みながら実施いたしましたが、実施後のアンケートより、現地開催とオンライン開催どちらも実施して欲しいというご意見を多くいただきました。また、今後の開催時間に関しては「平日の午前中」での開催希望が最も多い結果となりました。次年度に向けて、市民の皆様が参加しやすい開催方法を検討していきたいと考えております。
令和3年度の市民公開講座は今回で終了ですが、今後も市民の皆様の関心が高い疾病やその予防法等に関する市民公開講座を開催し、市民の健康増進や疾病予防に寄与するとともに、当院をより身近に感じていただける機会としていきたいと考えております。
ご参加いただいた皆様、講師の3名の方々、ありがとうございました。
テーマ:“新型コロナウイルスワクチン″~今、知っておきたい効果や副反応について~
日時:令和3年6月23日(水曜日) 10時30分~11時30分 (ZOOMオンライン開催)
講師:市立札幌病院 リウマチ・免疫内科 部長 片岡 浩 医師

(第1回市民公開講座よりスライド抜粋)
令和3年度は市民公開講座初のZOOMオンライン開催となり、36名の方々にご参加いただきました。
当日はリウマチ・免疫内科 片岡医師より新型コロナウイルスワクチンの効果や副反応について、実際の事例やデータを示しながら解説がありました。
終了後に実施したアンケートでは、内容もわかりやすく時間も適切であったと高評価が得られました。また、今後もオンライン開催で参加したいという回答が多い結果となりました。
令和3年度は11月に2回目の開催を予定しております。内容が決定しだいお知らせいたします。
今後も、市民の関心が高い疾病やその予防法等に関する市民公開講座を開催し、市民の健康増進や疾病予防に寄与するとともに、当院をより身近に感じていただける機会としていきたいと考えております。
またこのコロナ禍において今回はオンライン開催の形としましたが、開催方法についても市民の方々がより参加しやすい方法を今後も検討していきたいと考えております。
令和元年度は、6月と8月に2回実施しておりますので、概要についてお知らせいたします。
テーマ:医療費について学ぼう~安心して治療を受けるために~
日時:令和元年8月30日(金曜日) 14時30分~15時30分
テーマ:認知症予防のポイントを学ぼう~生活の質を高め、良質な睡眠を得るために~
日時:令和元年6月30日(日曜日) 14時00分~15時00分

11月25日(日曜日)、当院講堂において「人はなぜ転ぶのか?~医師と理学療法士が教える予防のイロハ~」をテーマとして、転倒予防に関する市民公開講座を開催し、約90名の方々にご参加いただきました。
当日は、リハビリテーション科の高橋理学療法士より加齢により転びやすくなる原因やバランス機能についての解説があり、その後、神経内科部長の田島医師から、転倒のリスク因子や、歩行障害をきたす疾病についての講演がありました。最後に、真屋理学療法士による転ばない身体づくりをするための運動の紹介があり、参加された方にも実際に体験していただきました。
終了後に実施したアンケートの結果では、「動画や画像を多く使って専門的な内容を分かりやすく講演していただき大変参考になった」、「紹介のあった運動は自宅でも実践したい」など、概ね高い評価を多くいただいています。
今後も、市民の関心が高い疾患や、その予防法等に関する公開講座を開催し、市民の健康増進や疾病予防に寄与するとともに、当院をより身近に感じていただく機会としていきたいと考えております。

田島医師

高橋理学療法士

真屋理学療法士
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