市立札幌病院公式ホームページ > お薬の取り扱いについて > お薬の正しい使い方
ここから本文です。
更新日:2024年8月19日
お薬は包装シートから出して、コップ一杯程度の水かぬるま湯と一緒に飲んでください。
お薬には製造段階でいろいろな工夫がされているものもあります。
そのため、特別な指示がない場合は、勝手に噛み砕いたり、カプセルをはずしたりしないで飲んでください。
特別な飲み方をする場合がありますので、説明書やお薬の袋の飲み方をよく読んでから飲んでください。
口の中に水を1~2口程度含んだ状態で、粉薬を口の中へ入れてください。
口に入れた水と粉薬を飲み込んだ後に、コップ一杯程度の水かぬるま湯を飲んでください。
飲む前は容器をかるく振って中身を均一にしてください。
1回分を付属のスポイト、あるいはカップで正確に量りとってからお飲みください。
お薬の味が濃くて飲みにくい時は、少量の水と混ぜて飲みましょう。
咽頭炎など、のどに炎症がある場合は、のどの奥まで液が行き渡るようにガラガラとうがいをして吐き出してください。
一方、口内炎など口の粘膜に炎症や傷がある場合は、歯の間まで洗い流す要領で、クチュクチュとうがいした後に吐き出してください。
※うがい薬は決められた量にうすめてからお使いください。
※うがい後にそのまま飲み込む場合もあるので、説明書やお薬の袋をよく読んでから使用してください。
手をきれいに洗い、お薬を軽く振ってから使用してください。
お薬を使用する時は、容器の先端をまつげや眼に直接触れないようにしましょう。容器の中に細菌が入る原因となります。
お薬の量は1回1滴で十分です。また、お薬を使用した後はまばたきをせず、1分程眼を閉じておきましょう。
眼からあふれたお薬は清潔なティッシュペーパーやガーゼでふき取ってください。
※2種類以上の目薬を使用する場合は点眼する間隔を5分以上あけてください。
お薬によっては10分以上の間隔をあける必要がある場合がありますので、説明書やお薬の袋をよく読んでから使用してください。
※衛生上、1度開封した目薬の長期(1ヶ月以上)にわたる使用は避けてください。
使用する際には必ず手を洗い、肛門の周囲を清潔にしてください。
お薬は、先が太くとがった方から肛門内にやや深めに挿入します。このとき、気持ちを楽にし、体の力を抜いてください。
挿入後はお薬が外に出るのを防ぐために、しばらくは動かないようにしましょう。
挿入が困難な場合はお薬の先端を少し水でぬらしたり、体温で少し温めたりしてから使用すると挿入しやすくなります。
※坐薬は気温が高くなると自然に溶けてしまうので、冷蔵庫などの涼しい場所に保管してください。
塗り薬には軟膏、クリーム、ローション、ゼリーなどがあり、患部の状態によって使い分けられます。
説明書がついているものはよく読み、お薬は指定された部位にのみ使用してください。
塗り薬を使用する場合は、清潔な手で使うことが大切です。使用前は、きれいに手を洗っておきましょう。
また、医師の指示で患部を洗うように言われたときは、教えられた方法を守って患部を洗いましょう。
貼り薬には筋肉痛や関節痛を和らげるものや、狭心症や心不全、気管支喘息などの治療で用いるものがあり、それぞれ使い方が異なってきます。
狭心症や心不全、気管支喘息などの治療に用いるお薬は、貼り替える際に少しずつずらして貼るとかぶれを防止することができます。
しっぷ薬は、患部の広さにあわせてセロファンをつけたまま適当な大きさに切って使用してください。その際は、患部を清潔にして、しわが寄らないように貼ってください。
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.