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更新日:2025年11月10日

X線検査を受けられる患者様へ

デジタルX線撮影とは

 X線撮影とは、体を透過したX線を受けて画像化しています。
古くから写真のフィルムと同様の技術でX線写真を作成していました。
デジタル技術の普及によりCR(Computed Radiography)という技術が確立され、フィルムの代わりにIP(Imaging Plate)を使用し、画質や濃度の安定化、また撮影部位に適した画像処理が可能となりました。
さらに、最近ではDR(Digital Radiography)という技術が開発され、IPの代わりにFPD(Flat Panel Detector)をつかうことで体を透過したX線を直接画像化することが出来るようになりました。
今までの画像処理技術に加え、画像を高速に表示すること(約2秒)が出来るようになりました。
また、X線を受ける素子の性能も向上したため、従来のCRによる撮影条件よりも少ないX線量で同等の画像を撮影することが可能になりました。

被ばく低減への取り組み

 当院では、平成26年よりDR化を進めており、現在ではほとんどのシステムが移行しております。
X線変換効率が高いヨウ化セシウム(CsI)素子を持つFPDを導入したことにより、従来の撮影条件を見直し、患者さんの被ばくの低減に努めています。
例として、当院の従来の撮影条件と比較すると、腹部の単純撮影や妊婦に対する一部の撮影項目において約30~40%程被ばくが低減しました。
今後も、患者さんが安心して検査が受けられるよう、撮影条件の最適化を進めていきます。

検査の流れ

 画像センターの受付業務は8時45分から開始いたします。
8時45分より前にお越しの方はシャッター内のトレイにファイルを入れてお待ちください。
各診療科からの撮影依頼は電子カルテシステムで、放射線部へ自動送信されます。
一般撮影を受けられる方は1階画像センターへお越しください。
受付後は、案内された部屋の前でお待ちください。撮影する部屋からお呼びします。
撮影した画像は自動で画像参照システムへ送信されるので、写真を持ち運んでいただくことはありません。
撮影は基本的に受付順で行っておりますが、患者さんの容態や撮影部位によって撮影室へご案内する順番が前後する場合がありますので、ご了承ください。

安全に検査を受けていただくために

 撮影範囲内にX線を吸収するもの(金属やプラスチックなど)があると診断の妨げとなることがあります。X線を吸収する物の例として入れ歯・ウィッグ(かつら)・ピアスやネックレスなどの貴金属類・ボタン・留め具・ワイヤー・湿布薬などがあります。これらのものは、撮影の際に外していただくことがあります。
また、厚手の服(セーターなど)やTシャツの柄なども写ってしまう場合があり、当日の服装によっては撮影衣に着替えていただくことがあります。
妊婦もしくは妊娠している可能性のある方は、撮影の前に画像センター受付または放射線技師に申し出てください。

Q&A

Q. X線が怖いです。被ばくはどのくらいですか?

A. 1回の撮影で受ける被ばく線量は自然放射線レベルであり、東京~ニューヨーク間の飛行機内で受ける自然放射線量より少ないと言われています。
ちなみに、胸部撮影では、東京~札幌間と言われています。

※自然放射線レベル
  普段私たちが生活している中で地面や空やコンクリートから受けるレベルの放射線

Q. 生理との関係が気になります。いつ検査を受ければよいのですか?

A. 生理中に検査を受けていただいて基本問題はありません。安心して検査をお受けください。

マンモグラフィ検査においては、乳房の圧迫時に痛みを伴うことがありますので不安があれば遠慮せずにお申し出ください。

Q. 授乳中ですが、母乳への影響はありませんか?

A. 母乳に影響することはありません。検査後も普段通りに、母乳を与えていただいて大丈夫です。安心して検査を受けてください。

Q. マンモグラフィ検査で乳房を圧迫される痛みが不安です。

A. 痛みの感じ方は人それぞれですが、画像を鮮明にするために必要な工程です。圧迫することで放射線の被ばく量が減ったり、病変を見つけやすくする効果もあります。生理のある方は、生理が始まって2~3日後から1週間くらいの、乳房が柔らかい時期に検査を受けると圧迫による痛みが和らぎます。

 

このページについてのお問い合わせ

市立札幌病院 

〒060-8604 札幌市中央区北11条西13丁目1-1

電話番号:011-726-2211

ファクス番号:011-726-7912