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更新日:2021年11月5日

地域医療支援病院

地域医療支援病院

当院は、平成25年8月29日付けて北海道知事より、「地域医療支援病院」に承認されました。

「地域医療支援病院」とは
地域の第一線で診療するかかりつけ医の先生方と役割分担し、患者さんを地域全体で治していく「地域完結型医療」を担う中核的病院です。日常的な診療は地域の診療所などのかかりつけ医が受け持ち、「地域医療支援病院」は専門外来・入院治療・救急医療等の急性期治療を担当する役割があります。そのため「地域医療支援病院」は、地域医療の中核を担う設備構造等やかかりつけ医(診療所等)を支援する能力を備え、かつ二次医療圏内の地域医療の充実に貢献する病院として知事が承認するものです。

地域医療支援病院は、以下の主な取り組み等を通して地域医療の向上に貢献する病院です。

  • 地域の診療所や病院(かかりつけ医)から紹介された患者さんを中心とした医療の提供を行っていること
  • 地域の医療機関に対し、市立札幌病院の病床や医療機器を提供し共同利用を行っていること
  • 救急医療を提供する能力を備えていること
  • 地域の医療従事者の資質の向上に貢献する研修を実施すること

地域医療支援病院の主な要件に対する当院の取り組み

○紹介患者さんを中心とした医療の提供について
 他の医療機関からの紹介率50%以上、他の医療機関への逆紹介率は70%以上の基準を満たしています。

○地域の医療機関に対する医療機器や病床の共同利用について
 他の医療機関から、MRI、CT、核医学検査(RI)、内視鏡検査など多数の検査受託を行っています。また、かかりつけ医と当院の医師が共同で入院患者さんの診療にあたる開放病床を運用しご利用いただいています。

○救急医療の提供について
 救命救急センター、周産期母子医療センター、精神医療センターを擁し、24時間体制で救急医療を提供しています。

○地域医療従事者の資質の向上に貢献する研修の実施
 各種症例検討会、講演会、研修会を多数開催し、地域医療従事者の皆様に参加を広報しております。

 地域医療機関との連携と役割分担について

かかりつけ医を持ちましょう!  2人の主治医があなたを見守ります

当院は、かかりつけ医との医療機能分担を進め、専門的治療(検査)や救急医療、入院医療を担っています。治療が一段落し、病状が安定した患者さんには、当院の連携医療機関を中心に地域の医療機関(かかりつけ医)へ、当院での治療経過を報告し引き続きの診療をお願いしております。また当院での受診が必要な場合は、かかりつけ医からの紹介状をお持ちいただき、継続診療を行っていきます。かかりつけ医をお持ちでない患者さんは、担当医師・看護師のほか地域連携センター27番「かかりつけ医相談」にお気軽にご相談ください。

【かかりつけ医をもつことのメリット】

  • 具合の悪い時には気軽に受診ができ安心です。また、一人の医師と長く付き合うことで、健康管理をしてもらえるので安心です。
  • 国の方針に基づき最近は医療機関の機能に応じた役割分担が進み、紹介状が必要な医療機関が増えています。
    かかりつけ医は、症状や状態に応じた最適な医療機関を紹介してくれます。

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