ホーム > くらし・手続き > お仕事・お住まい > お住まい・土地 > 宅地開発の許可等、採石・砂利の認可 > 札幌市大規模盛土造成地マップ
ここから本文です。
札幌市では、平成30年北海道胆振東部地震を契機に「大規模盛土造成地マップ」を改訂しました。
大規模盛土造成地が身近に存在することを知っていただくとともに、宅地に関する情報の一つとして活用してください。
盛土造成地は、谷間や山の斜面に土を盛るなどしてつくられています。このうち、過去の地震時の被害事例から、滑動崩落の発生が多かった盛土の面積や高さ、盛土をする前の地盤の傾斜をもとに、「大規模盛土造成地」が下の図のように定められています。
盛土面積が3,000m2以上
盛土をする前の地盤が20度以上の傾斜地で、盛土高さが5m以上
※地山(じやま)とは、盛土する前の自然のままの地盤。
(図の出典:国土交通省「大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン及び同解説」)
滑動崩落とは、地震時に宅地造成前の谷底付近や盛土内部を滑り面として、盛土造成地の全体または大部分が斜面下部方向に移動することです。
札幌市では、造成前と造成後の地形図などを重ね合わせることにより大規模盛土造成地を抽出し、その概ねの位置と規模を示した「大規模盛土造成地マップ」を平成29年3月に公表しました。
このたび、新たに開発行為等の造成資料を活用し、盛土の抽出精度を高め、マップを改訂しました。
このマップは、今後、地盤調査などで盛土の安定性を確認していく範囲を示したものであり、この範囲が地震時に必ずしも危険ということを表すものではありません。
大規模盛土造成地の概要は以下のリーフレットを、対象となる大規模盛土造成地は各区のマップをご覧ください。
また、市役所2階の宅地課窓口および各区役所、まちづくりセンター(北区、東区、白石区を除く)で配布しています。
阪神・淡路大震災(平成7年)、新潟県中越地震(平成16年)などでは、大規模に盛土造成された宅地で地滑り(滑動崩落)が発生し、多数の被害が発生しました。このような地震の被害を未然に防止・軽減するため、国は平成18年に宅地造成等規制法を一部改正するとともに、地方公共団体が行う「変動予測調査」や、地方公共団体と宅地所有者等が共同で取り組む「滑動崩落防止工事」の費用を補助する宅地耐震化推進事業を創設しました。
市内のすべての大規模盛土造成地に対して、国のガイドラインを参考に、地震時の盛土全体の安定性について確認します。
盛土全体の安定性を確認するため、順次地盤調査などを行っていきます(令和2~4年度予定)。
調査の方法や結果については、調査対象地区にお住まいの方へお知らせします。
調査により対策が必要な箇所があった場合は、具体的な方法について検討を行っていきます。
ご自身の財産である宅地の被害を未然に防止するためには、日ごろからの備えが大切です。
建物や擁壁(ようへき)などに損傷が見られる場合は、地震時に宅地被害が拡大しないよう、専門家に相談のうえ、必要な対策を検討することをおすすめします。
ご不明な点がございましたら、下記の問い合わせ先にご相談ください。
ほかにも、国土交通省がインターネットで公開している情報がありますので必要に応じてご覧ください。
【国土交通省】大規模盛土造成地の滑動崩落対策について(外部リンク)
Q:マップに示された大規模盛土造成地は危険ということですか?
A:このマップは、大規模盛土造成地の概ねの位置と規模を示したものであり、マップに示されている範囲が、地震時に必ずしも危険ということではありません。
地震時における盛土全体の安定性は、今後地盤調査などを行い確認していきます。
Q:大規模盛土造成地に自宅が入っているのですが、どうすればいいですか?
A:このマップは、地震に対する危険度を示したものではありませんが、日ごろから地盤や擁壁の状態に注意を払うなど、防災意識の向上に役立てていただきたいと思います。
Q:大規模盛土造成地に含まれている土地を取り引きする際に、何か特別な手続きが必要ですか?
A:大規模盛土造成地に含まれているからといって、特別な手続き等の必要はなく、建築物の建築に際しても、特別な規制はありません。
このページについてのお問い合わせ | ||
札幌市都市局市街地整備部宅地課
〒060-8611札幌市中央区北1条西2丁目札幌市役所本庁舎2階 電話番号:011-211-2512 ファクス番号:011-218-5177 |
Copyright © City of Sapporo All rights Reserved.