清田消防署PR企画~消防車紹介~(第3回救急車編)
ごあいさつ
令和4年8月末から始まったこの企画、あっという間に第3回を迎えました。
毎月ご愛読いただきありがとうございます。
今回は清田消防署本署に配置されている【救急車】をご紹介いたします。

<満を持しての登場!出動の合間になんとか撮影できました。>

<普段は見られない中身を公開していきます。>
車両について
制作
区分 |
制作所名 |
シャシ |
日産自動車 |
エンジン |
日産自動車 |
架装 |
株式会社オートワークス京都 |
諸元
型式 |
CBF-CS8E26改 |
年式 |
令和3年式 |
配置 |
令和3年2月 |
全長(ミリメートル) |
5,330 |
全高(ミリメートル) |
2,500 |
全幅(ミリメートル) |
1,880 |
車両総重量(キログラム) |
3,375 |
駆動方式 |
4WD・AT |
使用燃料 |
レギュラー |
燃料タンク容量(リットル) |
85 |
乗車定員(名) |
7 |
走行距離(キロメートル) |
80,562 |
※走行距離は令和4年9月末時点です。
清田救急隊機関員が選ぶ「この車両のここがアツい!」
活動しやすい車内の広さがアツい!
今回ご紹介する清田救急車は令和3年2月に配置されたばかりの新しい車両です。
これまで使用していた車両よりも車体はコンパクトになっていますが、それに反して車内は広く感じる作りになっています。
患者さんを観察するための資器材や酸素ボンベなどが並ぶ機能的なレイアウトで、両サイドの収納も充実しており、患者さんに圧迫感を与えない。救急隊が活動しやすい空間となっています。

<車両後部から撮影、車内の至るところに資器材が配置されています。>

<車両横のドアから撮影、心電図や血圧などの表示するモニターもあります。>

<ストレッチャーを載せる寝台は移動することが可能です。(写真は右寄せ)>

<寝台を左に寄せた様子、患者さんの両側で処置をすることも可能です。>

<寝台横のベンチシートの下にも資器材を収納>

<車両の左右には夜間でも車両周囲を照らす照明が設置されています。>

<ストレッチャーに寝た際の視点で撮影>

<右後部ドアには入り口ではなく、資器材を収納(実は右側からは乗れません。)>
ベテラン副隊長が惚れた「この装備がスゴい!」
疲れ知らずの自動心臓マッサージ器「ルーカス3」がスゴい!
このルーカス3は心肺停止状態の患者さんに対して、救急隊員に代わり適切な強度で胸骨圧迫(心臓マッサージ)を続ける機械です。
心肺停止状態の患者さんには効果的で絶え間のない胸骨圧迫が必要です。
これまでは、患者さんを担架などで搬送している間や救急車での搬送中はかなり厳しい体勢や不安定な状況で胸骨圧迫を行っていましたが、この装置を使うことで隊員の安全にも配慮しながら、これまで以上に効果的な胸骨圧迫を継続できるようになりました。
札幌市消防局では令和3年度から順次導入を進めており、令和5年度中には全救急隊へ配備される予定となっています。(清田消防署の清田、北野救急隊には令和3年に配備されました。)

<ルーカス3の専用ケースを開いた状態>

<ルーカス3を装着した状況>
今月の消防車両マメ知識
機関員とは
札幌市消防局では消防車(サイレンの付いていない車両も含む。)は機関員でなければ運転することができないと内部規定で定められています。
この機関員は単に自動車運転免許証を持っているだけではなく、以下の要件を満たした職員から指定されます。
- 一定の勤続年数
- 過去一定期間の道路交通法違反歴や交通事故の有無
- 技術確認の認定を受けていること
以上のような厳しい要件を設定しており、それに適合した者だけが消防車を運転することができるのです!
技術確認について
機関員の指定を受ける要件として設定されているもので、「筆記」(法令や車両整備、ポンプの知識)「運転技術」(実技)「ポンプ操作技術」(実技)の項目について、合計10時間の研修を受けた後、それぞれの項目について審査を受けます。
この審査に合格することで「技術確認の認定を受ける」ことができます!
次回、、、最終回です!
いよいよ最終回の予告となりました。
最終回は里塚出張所に配置されている車両から1台を紹介いたします。
今回の企画による消防車紹介記事の掲載は残り1回となりましたが、最後までぜひお付き合いください。
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