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更新日:2022年8月23日

緑のカーテン

ゴーヤやアサガオなどのつる性の植物を、窓や外壁に張ったネットなどに這わせて、カーテン状に繁茂させたものを「緑のカーテン」といいます。
東日本大震災以降、全国的にエネルギー消費量の低減に向け、節電や省エネの取組が呼びかけられている中、この緑のカーテンは、夏場に家庭でも気軽にできる省エネ対策の一つです。
室内の温度上昇を抑えるのはもちろんのこと、人目の気になる場所の目隠しや、植物自体の鑑賞・収穫も行うことができるなど、一石二鳥の取組です。
ここでは、緑のカーテンの効果や適した植物、実施方法のほか、札幌市による率先導入事例をご紹介します。

カーテン

緑のカーテンの効果

項目 内容

室内温度上昇の抑制

(地独)北海道立総合研究機構による効果の調査結果

平成23年度(PDF:434KB)

平成24年度(PDF:641KB)

・窓から入り込む直射日光を遮る

・バルコニーや外壁にたまる蓄熱を低減する

・葉の蒸散作用により、その回りを涼しく保つ
立体農園 ・実のなる植物は小スペースで収穫を楽しめる
その他(癒しや目隠しなど) ・気軽に植物を育てられ、生活に潤いが生まれる

・子どものいる家庭は、食育につながる

・人目を遮る

緑のカーテンに適した植物

つる性の植物で、生育の早いものが適しています。ゴーヤやインゲン、アサガオなど、収穫できるものや花が美しいものを選ぶと、緑のカーテンを育てる過程がより楽しめます。
札幌ならではの植物としては、春先から元気なハナマメ(ベニバナインゲン)やホップがあります。

緑のカーテンの写真:花豆のカーテン

ゴーヤ

アサガオ

ヘチマ

ホップ

【ハナマメ】気温が低い春先から元気に育ちます。 【ゴーヤ】25℃以上で発芽し、元気に育ちます。 【西洋アサガオ】秋口から咲く花に人気があります。 【ヘチマ】ツルがよく伸び、暖かい地方では建物の3-4階にまで達するそうです。 【ホップ】ツルの伸びがよい多年草。一度植えると株も大きくなっていきます。

インゲン

キュウリ

ヒョウタン2

ユウガオ

ノブドウ

【インゲン】札幌の気候に適しています。「つるあり」を使いましょう。 【キュウリ】食育を兼ねてカーテンを楽しむことができます。 【ヒョウタン】収穫したヒョウタンを使って遊ぶこともできます。 【ユウガオ】夕方から咲く花、大きな実はカンピョウになります。 【野ブドウ】秋に実る七色の実はとても美しいです。(不食)

札幌市による率先導入事例

本市では、緑のカーテンを普及させるため、保育園や児童会館など公共施設における率先導入を進めています。

平成30年度の取組

平成30年度は、公共施設や私立保育園など、計63箇所で実施しました。
以下は、実施箇所一部の成長の様子です。
A:中央区役所、B:栄地区センター※いずれも西洋アサガオ

  7月撮影 8月撮影 9月撮影

A

中央区役所1

中央区役所2

中央区役所3

B

栄地区センター1

栄地区センター2

栄地区センター3

過年度の取組

過年度の実施箇所は、以下をご参照ください。

 

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