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たんぽぽっぽい植物を標本で紹介しました。写真はセイヨウタンポポ!
「本物の標本で観察してみよう」のコーナー。
「わたげをとばそう」のコーナー。チューブの中に植物の綿毛が入っています。
2023年6月17日(土曜日)から9月2日(土曜日)まで、企画展「どこがちがうの?!たんぽぽ『っぽい』植物」展を開催しました。
誰もが知っている身近な植物タンポポと、タンポポに見た目や名前が似ている植物を押し葉標本などで展示しました。見たことはあっても、違いを気にしていなかった植物に目を向けることで、研究者の視点にも触れてもらいました。
また、この企画展から直接触ったり動かしたりする体験型展示も復活しました!
違いのポイントをまとめた検索表を使いながら、実物の標本を見比べる展示や、数種類の綿毛の形や動き方を観察できる展示は、大人にも子どもにも好評でした!
タンポポについては、ミューズレター第79号にも記事が載っていますので、ぜひご覧ください!
北海道にセイヨウタンポポが持ち込まれた経緯や、話題の(!?)植物学者牧野富太郎と札幌のタンポポとの関係についても載っていますよ。
裏庭でたんぽぽっぽい植物を採集しました。
押し葉標本の作り方を説明しているところ。植物を自然な形で新聞紙に挟むのがポイント!
参加者の方が作った標本は、「たんぽぽ『っぽい』植物展」に展示しました。
6月17日、6月24日、7月1日(土曜日)には、ワークショップ「タンポポの標本を作ろう」を行いました。
ワークショップでは、参加者の方がたんぽぽ「っぽい」と思う植物を採集してもらい、新聞紙と段ボールに挟んで、乾燥機に入れるところまで行いました。1週間ほどで完成した標本は、「たんぽぽ『っぽい』植物展」に展示しました。ずらっと並んだ標本は70枚以上!圧巻です…!
作った標本は、展示が終わったあと、大切な資料として博物館活動センターの収蔵庫に保管します。もしかしたら数百年後の研究に使われるかも!
ちなみに、自宅でもできる押し葉標本の作り方は、おうちミュージアムに載っていますよ!
コスモスの花。コスモスはタンポポと同じキク科というグループです。
標本の作り方を勉強中。まずは、採集地や日付をメモします。
解剖したコスモスを台紙に並べている様子。小さなめしべやおしべも観察できました。
7月29日(土曜日)には小中学生向け講座「押し葉標本を作ろう~キク科コスモス~」を開催しました。
当センターのコスモスの花がまだ咲いていないというアクシデントもありましたが、月寒公園から分けていただきました!月寒公園の皆さま、ありがとうございます!
コスモスを解剖していくと、たくさんのパーツからできていることが分かります。舌状花(ぜつじょうか)に筒状花(つつじょうか)……。難しい言葉も出てきたけど、自分で解剖して観察してみると、分かりやすかったんじゃないかな?
最後は、ダンボールで作った簡易的な「野札(やさつ)」という道具に挟んで、作った標本を持ち帰りました。完成した標本は、ラベルと一緒に台紙に貼れたかな?これで研究者の仲間入りですね!
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