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更新日:2023年7月7日

ワークショップよみきかせ「標本と絵本」活動記録

2023年5月27日(土曜日)と6月10日(土曜日)に、よみきかせ「標本と絵本」を開催しました。このイベントは、自然を題材にした絵本の読み聞かせをして、その絵本に関連した博物館活動センター所蔵の標本を紹介するイベントです!読んだ本・紹介した本はどれも当センター図書コーナーにあります。

 


カメムシの実物標本


よみきかせの様子


真剣に標本を見ています…!

1回目のよみきかせでは、アカオニグモというクモと、クモの巣にやってくる虫たちがでてくる絵本を読みました。
クモの狩りの方法を実物の巣の標本を使って説明したり、絵本にでできたオオヨモギ(エゾヨモギ)の標本や、バッタやテントウムシなどの虫の標本を見てもらったりしました!ちなみに、この絵本は札幌市南区の簾舞(みすまい)が舞台になっています。

 

読んだ絵本
遠藤知二(文)岡本よしろう(絵)「まちぼうけの生態学アカオニグモと草むらの虫たち」(2011年,福音館書店)

 


カタバミの植物標本


よみきかせの様子
絵本や写真の中からカタバミを探しています。

2回目のよみきかせでは、「カタバミ」という身近な草が主人公の絵本を読みました。

ハートの形の葉っぱがかわいいカタバミの標本と、ヤマトシジミという小さなチョウの標本を展示して見てもらいました。ヤマトシジミは、北海道にはいないチョウで、幼虫がカタバミを食べて育ちます。


葉っぱで10円玉を磨いてピカピカにしました!


左がみがいた方の10円玉です。


カタバミで作ったシジミチョウ


よみきかせの後は、みんなで外にでて、カタバミの葉っぱで10円玉みがきをしたり、葉っぱと実を使ってチョウをつくる草花遊びをしたりしました!

カタバミについては、おうちミュージアム「身近にいるのに意外と知らない植物カタバミすごいぜ!」でも紹介しています。どうして10円玉がピカピカになるのかや、タネが飛びだすしくみも載っているので、読んでみてください!

 

読んだ絵本
多田多恵子(文)広野多珂子(絵)「ハートのはっぱかたばみ」(2008年,福音館書店)

紹介した本
相澤悦子著「あたらしい草花あそび」(2018年,山と渓谷社)
23ページと57ページにカタバミのシジミチョウが載っています。

 

「標本と絵本」は2023年度から始めた展示解説員による新たな企画で、とても緊張しましたが、たくさんの方々に楽しんでいただくことができました。ありがとうございました!

次回の「標本と絵本」も企画中です。お楽しみに!

 

このページについてのお問い合わせ

 札幌市博物館活動センター

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