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更新日：2023年1月4日
自然と一緒に生きる
- 絵・文：柴山 優花
- あらすじ：仲良し兄弟の“そらくん”と“はなちゃん”が、生物多様性について知り、どのようにしたら自然を守れるか考えます。
※札幌市が平成26年度に開催した「第1回生物多様性さっぽろ絵本コンテスト」の審査員特別賞受賞作品。
ねえねえ はなちゃん
生物多様性って知ってる？
え？それなに？そらくん？
動物や植物、昆虫などたくさんの生き物がつながり合い、支え合って豊かな生態系が保たれていることなんだよ
私には難しくてわからないよ
じゃあわかりやすく説明するね！
たとえば牛乳
まずミミズたちが土をこやす→
土の栄養をもらって花や草たちが育つ→
育った草を牛が食べる→
牛がお乳を出す
そしてぼくたちが牛乳を飲む
こういう風にぼくたちは生き物たちのつながりから自然の恵みをうけて生きているんだ
でも、今生き物たちが危機にさらされているんだ
北海道では、土地の開発などで生き物のすむ環境が変わったり、狩猟する人が減ったりしたことによってエゾシカの数が増えたり
（木の皮が…、木が丸ハダカになっちゃうよ！！）
ヒグマが住宅街に出没したりしているんだ
（あぶない！！）
世界では温暖化の影響で氷が溶けてホッキョクグマがすみにくくなり生息数が減っていたり
（あっ！！）
ケータイ電話に使う希少な金属を掘り出すために森林がばっさいされてゴリラの数が減ってきているんだ
（ゴリラの数が！！）
（このままじゃ絶滅しちゃうよ！）
動物の乱かく
大規模な森林ばっさい
外来種を自然に逃がす
これらも生き物たちを危機においやる人間の身勝手なおこないなんだ
たとえば野生のトキ
人間の開発によって生態系が破壊されたり、
農薬によりエサの虫やタニシがいなくなって…
トキは絶滅してしまったんだ
じゃあ今ぼくらにできることはないかな？
触れあおう！！
自然の中で遊んだり
生き物を観察したり
調べよう！！
自然を大切にするアイヌ文化について調べたり
身近な野生動物について調べたり
無駄をなくそう！！
水を大切にしたり
節電を心がけたり
守ろう！！
緑をふやしたり
ゴミのポイ捨てをやめたり
あとは北海道で作った物を食べたりするのもいいんだよ！！
地産地消ね！！
ぼくたちはたくさんの生き物たちに支えられて生きているんだね！！
これからも自然を大切に生きていこうね
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