ここから本文です。

更新日:2016年4月18日

まほうのたまてばこ

  • 絵・文:紙屋 富貴子
  • あらすじ:小学生になった“ふーちゃん”は、夏休みにいなかのおばあちゃんの家の近くの森で、キツネの親子とシマリスから、過去や未来が見える「まほうのたまてばこ」をもらいます。

※札幌市が平成26年度に開催した「第1回生物多様性さっぽろ絵本コンテスト」優秀賞受賞作品

※絵本を読んだ感想をぜひお聞かせください!


まほうのたまてばこ01

ふーちゃんは、ことし小学1年生です。
いなかのおばあちゃんから、ランドセルが届きました。
ふーちゃんは、お礼の手紙をかきました。
「おばあちゃん、大好きなピンクのランドセルありがとう。おそくなってごめんね。
げんきにバスでかよってます。おともだちもできました。
早く、夏休みになるといいなー。その日がきたら、むかえにきて下さい。」

ページの先頭へ戻る

まほうのたまてばこ02

ある日、おばあちゃんから宅急便が届きました。メモが入っていました。
「この、初物のイチゴをもいでいる時、めずらしい、大きなチョウチョを、見ました。
今年も、おいしくできたので、みんなで食べて下さい!
取り急ぎ、バーバより」

ページの先頭へ戻る

まほうのたまてばこ03

学校から帰ると、おばあちゃんが、まっていてくれました。
一休みしてから、出発しました。
お母さんは、おしごとで行けません。

ページの先頭へ戻る

まほうのたまてばこ04

汽車を降りると牧場が見えます。
お母さんのふるさとです。
ふーちゃんは、うさぎを見つけると、
幼い頃、お母さんが耳元で歌ってくれた「ふるさと」の歌を思いうかべて、
ハミングしながら歩きました。
~ふるさと~
 うさぎおいし かのやま
 こぶなつりし かのかわ
 ゆめはいまも めぐりて
 わすれがたき ふるさと

ページの先頭へ戻る

まほうのたまてばこ05

坂をのぼったところが、おばあちゃんのおうちです。
坂のふもとについたとき、急にくらくなりました。
ガサ、ガサ、ガサ。おはかの方から聞こえます。
「ふーちゃん、もうすぐだよ」おばあちゃんが言いました。
(どうしよう!)
ふーちゃんの足がうごきません。
「ふーちゃん、おんぶしてあげる。」
(よかったー!)
おばあちゃんの背中は、あたたかくて、ゆりかごのようでした。

ページの先頭へ戻る

まほうのたまてばこ06

よく朝、ふーちゃんが森へ行くと、キツネの親子とシマリスがまっていました。
「夕べはガサ、ガサ、音をたてて、ビックリさせてごめんね。」
キツネの親子とシマリスがあやまりました。そしておわびにと言って、まほうの玉手箱をくれました。
「これは過去も未来も見えるんだよ。」
子ギツネがいいました。
「ほんとう?」ふーちゃんはおもわず大声で聞きました。
「ほんとうだよ。」シマリスがこたえました。
「どうしたら見えるの?」ふーちゃん。
「カギを左にまわすと過去。」母ギツネ。
「カギを右にまわすと未来さ。」父ギツネ。
「そのとき必ず心をこめて『いのちつなぐ』って、言ってからまわすんだよ。キーワードをわすれないで!」
シマリスがねんをおしました。

ページの先頭へ戻る

まほうのたまてばこ07

ふーちゃんは急いでおうちに戻ると、まほうの玉手箱をためしてみました。
(いのちつなぐ!)左にカギをまわしました。
春の思い出が見えました。

ページの先頭へ戻る

まほうのたまてばこ08

(いのちつなぐ!)左です。
夏の思い出が見えました。

ページの先頭へ戻る

まほうのたまてばこ09

(いのちつなぐ!)左です。
秋の思い出が見えました。

ページの先頭へ戻る

まほうのたまてばこ10

(いのちつなぐ!)左です。
冬の思い出が見えました。

ページの先頭へ戻る

まほうのたまてばこ11

(いのちつなぐ!)こんどは右へまわしました。
ふーちゃんの未来が見えました。

ページの先頭へ戻る

まほうのたまてばこ12

あした、お母さんがむかえにきます。夏休みが終わります。
夕方、ニワトリにエサをやりに行くと、丁度シマリスが遊びにきていました。
「シマリスさん、まほうの玉手箱のカギ、言われたとおりにしたけど、右には一度しかまわらないの。
どうしたら沢山まわりますか?」
「ふーちゃん、その訳を直接聞いてごらん!」と言って、シマリスは帰りました。
ふーちゃんは、勇気をだして聞きました。
「まほうの玉手箱さん、どうすればもっと未来が見えますか?」
「ふーちゃん、私をよく見て、思った事や感じた事を話してちょうだい!」
「横から見ると太陽に見えます。その反対側は月に見えます。
カギの上から見ると星に見えます。とてもきれいで万華鏡のようです!」
ふーちゃんがほめると、キラキラ輝いて言いました。
「ふーちゃん、このカギの奥に今は無色で無限に伸びるスペースがあるの。このスペースは、森で出会った時から、
ふーちゃんの心と結ばれていて、ふーちゃんの成長過程で変化するけど、私にもできる事とできない事があるの。
キーポイントは≪ふーちゃんがどんな未来にしたいのか≫その目標と希望に向かって生きて行くなら、
きっと未来が見えてくる!私の目標と希望は、ふーちゃんといっしょに、美しい自然と生き物の
明るい未来を守るため、世界中に平和の心を広める事!」

ふーちゃんは、まほうの玉手箱と約束しました。
≪世界中に平和の心を広める事!≫

 

ページの先頭へ戻る

このページについてのお問い合わせ

札幌市環境局環境都市推進部環境共生担当課

〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目 札幌市役所本庁舎12階

電話番号:011-211-2879

ファクス番号:011-218-5108