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天然記念物とは、学術上貴重でわが国の自然を記念するものとして指定された動物、植物、地質・鉱物、そしてそれらに富む天然保護区域です。
札幌市内には、国指定天然記念物である「藻岩原始林」と「円山原始林」があり、自然歩道でのハイキングなど、市民の皆様に親しまれています。
また、札幌市内では天然記念物である「クマゲラ」などの発見報告があります。
円山山頂から見る札幌市街
天然記念物を適切に保存するため、危険回避等の限定的なやむを得ない場合を除き、天然記念物区域内で工事や樹木の伐採、動・植物の採集、自然歩道以外への立ち入りなど天然記念物の現状を変更したり、保存に影響を及ぼす行為を行う場合は、事前に文化財保護法に基づく許可を得る必要があります。また、これらの行為に際しては、天然記念物に十分に配慮した計画や手法等が求められます。
天然記念物「藻岩原始林」及び「円山原始林」区域図(PDF:467KB)
このほかにも、藻岩・円山原始林は全域が森林法に基づく保安林に指定されており、伐採や土地の形質を変更する作業等を行う場合は、作業許可が必要となりますので、ご注意ください。
天然記念物区域内で以下のような行為を行う場合は、許可申請手続きが必要となります。
<例>
※行為の目的等によっては許可できない場合もありますので、あらかじめご了承ください。
※許可を得ずにこれらの行為を行った場合、文化財保護法違反となり、罰則が科せられる場合がありますので、絶対に無許可で行わないでください。
※近年、藻岩・円山原始林において、自然歩道以外の原始林内への立ち入りが散見されます。許可を得ずに行う自然歩道以外への立ち入りは、文化財保護法に違反する行為ですので、絶対に行わないでください。
※これらはあくまで一例です。現状を物理的に変更する行為や保存に影響を及ぼす行為に当てはまるか不明瞭な場合も市民文化局文化部文化財課までご相談ください。
下記リンクより様式をダウンロードして、現状変更許可申請書を市民文化局文化部文化財課に提出してください。
なお、内容や目的等によっては許可できない場合もありますので、申請書を提出する前にご相談ください。
現状変更許可申請書様式ダウンロード
円山原始林(ワード:33KB) 藻岩原始林(ワード:33KB)
申請書の内容を文化庁にて審査し、判断されます。なお、行為の目的等によっては、文化庁ではなく札幌市が審査し、判断する場合があります。
手続きには、文化庁が審査する場合では2~3ヶ月、札幌市で審査する場合は1ヶ月程度必要となりますので、余裕を持って申請書をご提出くださいますようお願いいたします。
文化庁又は札幌市での審査後、 申請者に結果が通知されます。
現状変更の許可申請手続きの完了後、藻岩・円山原始林を所有・管理している林野庁北海道森林管理局石狩森林管理署に対し、事前に入林の手続きが必要となりますので、下記の連絡先にお問い合わせください。
林野庁北海道森林管理局石狩森林管理署
〒064-8537 北海道札幌市中央区宮の森3条7丁目70番
電話番号 011-622-5111
上記の現状変更と入林の手続きが完了しましたら、許可された期間内で着手してください。
なお、許可された内容を変更する必要が生じた場合は、変更手続きが必要になりますので、速やかに市民文化局文化部文化財課にご連絡ください。
許可された現状変更等の行為が完了したら、下記リンクより様式をダウンロードして、速やかに完了届を提出してください。
なお、完了届には、現状変更等の行為の実施前の状況、実施中の様子、実施後の結果を示す写真など実施前後の変化がわかる資料を添付してください。
完了届様式ダウンロード
円山原始林(ワード:56KB) 藻岩原始林(ワード:56KB)
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