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認知症の本人には自覚がないといわれることもありますが、誰よりも本人が、「何か変だ」と不安を感じたり、認知症であることを受け入れられず、苦しみや悲しみを抱えています。
認知症の方の心のうちを正確に理解することは困難ですが、認知症は、「病気」であるということを理解し、認知症の方の気持ちに寄り添った次のような対応を心がけることが大切です。
周囲の方の温かい気持ちや対応で、安心感を持ち、症状が落ち着く場合もあります。
現在札幌市では65歳以上の10人にひとりが認知症といわれています。
今後高齢化が進み、認知症の方はさらに増加します。
札幌市では、認知症について正しい知識を持ち、認知症の方やご家族を温かい心で見守り、支える認知症サポーターを養成しています。
平成28年3月までの認知症サポーターは市内で約6万人です。
認知症になっても安心して暮らし続けることができるまちづくりにぜひあなたの力を貸してください。
認知症サポーター養成講座の申込方法については、下記をご参照ください。
認知症の方は、記憶力や判断能力が衰えるため、悪徳商法などの消費者被害にあってしまうことが少なくありません。
また、話が通じないといったコミュニケーションの問題や、幻覚や妄想、徘徊などの対応が難しい症状を示すことがあるため、高齢者虐待の被害者にもなってしまいます。
高齢者の生活や命の危機に直結する虐待は、重大な権利侵害です。
認知症の方を介護しているご家族の心身の負担を軽減するなど、高齢者虐待の防止が重要であるとともに、早期発見が欠かせません。
「何か変かもしれない」という気づきがあれば、高齢者虐待の相談窓口にお知らせください。
周囲の見守りと気づきで、認知症の方の権利をまもりましょう。
判断能力が不十分となった認知症高齢者が財産管理や身上監護における保護が必要となり、4親等内に成年後見制度の申立てをする親族がいない場合に、市長が家庭裁判所に対し成年後見開始の審判申立てを行います。
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